妊娠21週に入るとお腹は顕著に大きくなり、胸もふっくらしてきます。お腹が大きくなるにつれて、これまで以上にマイナートラブルが出やすくなることも。様々な変化に戸惑い、不安を覚えている人もいるかもしれませんね。
今回は妊娠21週の妊婦さんと赤ちゃんの状態、注意したいことなどについてまとめました。
妊娠21週目の妊婦さんの状態は？
妊娠21週の子宮底長は15～21cmほどで、お腹が前にせり出してきます（※1）。大きくなったお腹を支えようとして、背中や腰に負担がかかりやすくなってきます。
また、体の重心が変わってバランスが取りづらく、お腹で足元が見えにくくなるため、転倒しやすくなる時期です。
ヒールのある靴は履かない、階段では手すりを使うなどして、転ばないように気をつけてくださいね。
妊娠21週目の赤ちゃんの状態は？エコー写真はどう見える？
妊娠21週目の赤ちゃんの重さは約380gくらい、身長は約25〜30cmくらいです（※1, 2）。頭の大きさをあらわす「児頭大横径（BPD）」は5cmほどになりました（※1）。
ただし、この時期は赤ちゃんの成長が著しく、個人差が大きいので、比べすぎないようにしてくださいね。
体はまだほっそりとしていますが、皮下脂肪はつきはじめており、これからプクプクとした姿の赤ちゃんに変化していきます。髪の毛や産毛が見られ始めていますよ。
赤ちゃんは子宮のなかでぐるっと一回転するなど、ダイナミックに動いています。
この時期は逆子になっている子も多いですが、妊娠後期を迎える頃には元通りになっていることがほとんどなので、まだあまり心配する必要はありませんよ。
妊娠21週目に注意しておきたいことは？
妊娠中は赤ちゃんのために血液量が増えていますが、全体的に薄まっているので、貧血症状を起こしやすくなります（※1）。
急に動き出したときに立ちくらみやめまいが起きるときは、早めにかかりつけの医師に相談しましょう。
貧血予防のためにも、日頃から鉄分の多い食材を取り入れてくださいね。
立ち上がったり、起き上がったりするときは、ゆっくりとした動作を心がけるようにしましょう。
妊娠21週目にやっておくといいことは？
妊娠21週目には以下のようなことをやっておくのがおすすめです。
運動の習慣をつける
妊娠中期で体調が安定していれば、マタニティヨガやマタニティスイミングなどを始めるのがおすすめです。
どちらも妊娠中の体に負担が少なく、腰痛などをやわらげる効果が期待できます。妊娠中のストレス解消や過度な体重増加の防止にもつながりますよ。
この時期から運動を始めるのは、 出産をスムーズにするためにも重要です。出産は長期戦になることが多く、体力をとても消耗します。今のうちから意識的に体力づくりを始めましょう。
産後の準備を始める
妊娠21週頃は赤ちゃんの性別がわかり、新生児用のグッズを揃えようと考えている人も多いでしょう。
スタイやガーゼ、お風呂グッズなど、用意したほうがいいものもたくさんありますが、今の時期は特に「大きなもの」の購入を検討してもいいかもしれません。
ベビーベッドやベビーカー、チャイルドシートなどは高い買い物ですし、十分に吟味する必要があります。決めるのには意外と時間がかかることも多いので、早めに調べ始めましょう。
妊娠後期に入ると動くのが大変になり、買い物に出かけるのも一苦労です。妊娠中期のうちは体調も落ち着いていることが多いので、どれがいいのかを検討してみてくださいね。
赤ちゃんとコミュニケーションをとろう
妊娠21週にもなると、胎動を感じている人も多いのではないでしょうか。胎動は安静にしているときほど感じやすいので、まだあまり感じられないという人は、できるだけリラックスして過ごす時間を作るといいですよ。
胎動を感じたらお腹をなでながら積極的に声をかけて、コミュニケーションを取ってみてくださいね。
