妊娠22週のお腹の大きさや体重は?胎動はどう感じる?

監修専門家 看護師、助産師 河井 恵美
河井 恵美 看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わっていました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。青年海外協力... 監修記事一覧へ

妊娠22週あたりから、おへその下がぽっこりと前にせり出して、日常のちょっとした動作にも気をつかうようになりますよね。なかには、動作がゆっくりになったことで、言葉遣いまで穏やかになったという妊婦さんもいるかもしれません。今回は妊娠22週の妊婦さんと赤ちゃんの状態、お腹の大きさや体重の変化、生活上の注意点などをご説明します。

妊娠22週のお腹の大きさは?体重増加の目安は?

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妊娠22週は、子宮底長が20cm前後になっているのが目安です(※1)。お腹が前に出ることで足元が見えにくくなり、靴紐を結ぶ、しゃがむといった日常の動作が難しくなってきます。玄関に椅子を置いておくと、靴を履くときに座れて楽ですよ。

引き続き体重が増えやすい時期なので、体重管理はしっかり行いましょう。毎日体重計に乗る習慣をつけておくと安心です。

この時期は、体重が1週間に約300~500gずつ増加します(※1)。グラム単位で測定できる、デジタル表示の体重計で細かくチェックしておきたいですね。

1日単位で増加量を厳しく制限するのは大変なので、増えすぎた日があれば他の日で運動量を増やしたり、食べる量を抑えたりして、1週間の中で帳尻を合わせるように調節しましょう。

妊娠22週は、1日何度も胎動を感じる?

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妊娠22週頃には、基本的に毎日胎動を感じるようになります。定期的にリラックスする時間を設けて、胎動に意識を向けてみましょう。

時間によっては胎動がまったく感じられず、不安になる人もいるかもしれませんが、たまたま赤ちゃんが眠っているときに重なっただけかもしれません。胎動がなかなか感じられないときは、時間をおいてから、また胎動を意識してください。

しかし、24時間のうちに1度も胎動を感じられなかったときは、赤ちゃんにトラブルが起きている可能性もあります。不安があれば、かかりつけの産婦人科医に相談してくださいね。

妊娠22週は静脈瘤に注意

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お腹が大きくなってくると、今まではマイナートラブルが少なかった人にも、いろいろな症状が現れてきます。そのひとつとして、妊娠中期以降、足に「静脈瘤」が出てくる人もいます。

静脈瘤とは、下半身の血流が滞ることで、血管がコブのようにボコボコ膨らんだ状態のことをいいます。子宮が大きくなると周辺の血管を圧迫してしまうので、血液が流れにくくなり、静脈瘤が起こりやすくなるのです。

静脈瘤自体は危険なものではありませんし、産後には元通りになりますが、まれに血栓などを発症してしまうこともあります。意識的に血行を改善し、予防に努めましょう。

血行の改善には、着圧ソックスをはいたり、マタニティヨガやマタニティスイミングなど、軽い運動で汗を流したりするのがおすすめです。運動は出産に向けた体力づくりにもつながるので、体調が良いときは積極的に取り組んでくださいね。

静脈瘤ができてしまったときや、足に気になる症状があるときは、医師に相談するようにしましょう。

妊娠22週の胎児の大きさは?

22週 エコー写真

妊娠22週の赤ちゃんの体重は400~500gほどです(※2)。赤ちゃんの成長速度は加速し、ここから4週間で体重は今の2倍近くまで増えます。これは体が大きくなるだけではなく、臓器が成長して重くなったり、体の周りに脂肪がついたりすることが要因です。

ただし、胎児の成長スピードには個人差があります。体重はあくまでも目安と考えましょう。

またこの時期は、聴覚や嗅覚、味覚などの五感が発達し、光や音に反応するようになります。ママの声や心音も聞こえているので、積極的に声をかけてあげてくださいね。

妊娠22週のお腹の張りや痛みは切迫早産かも?

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妊娠22~37週未満で赤ちゃんが生まれてしまうと、「流産」ではなく「早産」と呼ばれます。妊娠22週以降は、「早産」や早産になりかけた状態の「切迫早産」に気をつけなければなりません。

早産は流産と違い、生まれたあとに外の世界で生きていける可能性があります。しかし、生まれるのが早ければ早いほど、胎児は体の器官が未熟な状態なので、重篤な障害が起こるリスクが高まります。

早産は誰にでも起こりうるものですが、切迫早産の状態で早めに対処を行えば、胎児がきちんと成長するまでお産を先に伸ばすことができる可能性があります。お腹の張りや痛みは切迫早産の兆候かもしれないので、何か異変を感じたときはすぐにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

妊娠22週からは妊娠線ケアを本格的に

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妊娠22週頃から、妊娠線ができやすくなります。お腹が急に大きくなり、さらに肌も乾燥しやすくなっているからです。

妊娠線は一度できてしまうと完全に消えることはないといわれているので、妊娠中にどれだけケアをできるかが大切です。お腹周りがかゆくなったら皮膚が乾燥している証拠なので、保湿を心がけましょう。

保湿すれば100%妊娠線を防げるわけではありませんが、予防にはなります。

保湿を行うときは、クリームやオイルを使うのがおすすめです。お腹をなでるように、優しくマッサージしていきましょう。妊娠線はお腹だけにできるとは限らないので、お腹をマッサージした上で、全身へと広げていってください。

お腹のなかの赤ちゃんに話しかけながらゆったりとマッサージタイムを楽しむのも、妊娠期ならではの過ごし方ですね。

妊娠22週には立ち会い出産を検討したほうがいい?

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妊娠22週頃からは、出産当日の「立ち会い」についても話しあっておきましょう。旦那さんが出産に立ち会うと産後の子育てにも良い影響を与えるといわれていますが、きちんと覚悟して臨まないと、お互いにとって後悔が残ってしまうかもしれません。

立ち会い出産は、夫婦で意見を一致させることが大切です。無理に行う必要もないので、自分たちにとってどちらがいいかをしっかりと話し合い、決断しましょう。

立ち会うのであれば、どのタイミングで連絡をするのか、立ち会いの場では何をして欲しいかなど、決めておくこともたくさんあります。早めに計画を立てておきたいですね。

妊娠22週は夫婦一緒に赤ちゃんについて考えてみよう

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妊娠22週にもなると、自分の体がどんどん変化していくのに不安を感じている妊婦さんもいるかもしれません。不安な気持ちになったときは、お腹にそっと手をあてて、赤ちゃんとコミュニケーションを取ってみましょう。一生懸命成長している赤ちゃんに励ましてもらえますよ。

また、赤ちゃんと四六時中一緒にいるママと違って、旦那さんは親になる自覚を持ちにくいもの。特にこの頃はまだ、温度差を感じて悲しくなってしまうこともあるのではないでしょうか。

そんなときは、夫婦で一緒に胎動を感じられる時間を作って、赤ちゃんのことを話し合ってみてはいかがでしょう。少しずつ、心の準備ができると良いですね。

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