この記事では、離乳食後期におすすめの海藻を使ったレシピを紹介します。ミネラルや食物繊維がたっぷり含まれた海藻の離乳食は、副菜やおやつにもおすすめですよ。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食完了期で食べられる海藻は?
海藻類には食物繊維が多く含まれています。消化に時間がかかるため、やわらかくなるまで加熱し、様子をみながら少量ずつ与えるようにしましょう。
離乳食完了期に食べられる主な海藻類は、以下の通りです。
海藻ミックスは、噛み切りにくく、消化・吸収に時間がかかる海藻が含まれています。使う場合は、少量をやわらかくなるまで戻して細かくきざみましょう。
乾燥ひじきを使うときは、たっぷりの水につけて20分ほど置いて戻し、やわらかくゆでて細かくきざんでください。
上記の食材は、はアレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料等28品目」に含まれませんが、まれにアレルギーを起こすことがあります。与えるときは少量からはじめてください。
離乳食完了期におすすめの海藻レシピ!
わかめとしらすのあんかけ
材料(1食分)
- 1しらすは茶こしに入れ、お湯をかけて塩抜きをする。
- 2もやしはひげ根を取り、やわらかくゆでて、5mmの長さに切る。
- 3水で戻したわかめをやわらかくゆで、みじん切りにする。
- 41、2、3を混ぜ合わせる。
- 54に醤油と水溶き片栗粉を加え、電子レンジで30秒ほど加熱する。
のりとチーズの卵焼き
- 1卵を割りほぐし、だし汁と混ぜ合わせる。
- 2熱したフライパンに薄く油をひき1を流し込む。
- 32の卵液の上に、のり、溶けるチーズをのせ、くるくると焼きながら巻く。
- 4冷めたら切り分ける。
- 卵が半熟にならないようにしっかり加熱しましょう。
牛そぼろのおにぎり
- 1フライパンに薄く油をひき、牛ひき肉を炒める。
- 21に醤油を加え、味をととのえる。
- 3半分にカットしたのりの上に軟飯の半量をのせ、その上に2、さらに残りの軟飯をのせる。
- 43にのりをかぶせ、5分ほどおいてなじませる。
- 54を食べやすい大きさにカットする。
ひじき入りハンバーグ
材料(2食分)
- 1乾燥ひじきを水に戻して、みじん切りにする。
- 2玉ねぎをみじん切りにする。
- 3とうもろこしはゆでて粒に分けておく。
- 4ボウルに1、2、3とすべての材料を入れ、肉に粘り気が出るまで手でこねる。
- 54を適当な大きさに成形する。
- 6フライパンに薄く油をひき、5を入れてフタをして、中火で約1分半ずつ両面を焼く。
牛乳寒天いちごソース
材料(1食分)
- 1小鍋に水を入れ沸騰させる。
- 21に粉寒天を入れ、完全に溶けるまでゴムベラなどで混ぜ合わせながら加熱する。
- 32に牛乳を加え、さらに加熱する。
- 43の粗熱が取れたら、容器やバットに入れて、冷やし固める。
- 54が固まったら食べやすい大きさにカットして、上からいちご(きざんだいちごをつぶして裏ごしする)をかける。
トマト寒天ゼリー
材料(1食分)
- 1トマトは湯むきして種を取り除き、細かくカットする。
- 2鍋にりんごジュースと寒天を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、寒天が溶け透き通るまで木べらで混ぜる。
- 31を2に入れて混ぜる。
- 43を型に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす(※)。
- 甘味をつけたい場合は、3で砂糖を少量追加しましょう。
海藻類で栄養たっぷりの離乳食を!
海藻類のてんぐさが原料である粉寒天は、溶かして冷やすだけでゼリーを作れるので、ぜひおやつにも活用してくださいね。ただし、消化に負担をかけやすい食材なので、食べさせ過ぎには気をつけましょう。バランスよく献立に取り入れてください。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。