5歳児の身長や体重は?特徴や発達の目安は?

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 監修記事一覧へ

子供が5歳になると、着替えやトイレ、食事など日常生活のほとんどのことを自分でできるようになります。自立していく我が子を見て、頼もしくもあり、ちょっと寂しい気持ちがするかもしれませんね。その反面、小学校への入学が近くなるのを感じると、子供の発達が気になるというママも多いようです。今回は5歳児の身長や体重など、発達の目安や特徴をご紹介します。

5歳児の発達の目安や特徴は?

子供 走る 公園 友達

5歳児になると、身の回りのことがほぼ一人でできるようになります。大人の箸も使いだし、食事の食べこぼしも減っていきますよ。協調性も身につき、ママやパパ以外に、友達同士の世界を楽しむことが増えてきます。

この時期は、子供の自信や自己肯定感につながるきっかけが多くなる時期です。精神的にも大きく成長する5歳児には、次のような特徴が見られます。

自分のことができるようになる

生活習慣が身につきはじめ、着替えや歯磨きを一人でできるようになります。服をたたむ、おもちゃを片付けるなど、色々なことができますが、まだ完璧に行うのは難しいもの。

促してあげたり、最後にチェックしてあげたりしてサポートしながら、できたことを認めることが大切です。

運動能力が上がる

自転車に乗る、跳び箱をする、うんていにぶら下がる、ケンケンをするなど、より難しい体の動きができるようになります。体力や筋力に加え、バランス感覚が備わってきます。

まだフラフラしますが、片足でしばらく静止することもできるように。行動パターンが幅広くなると怪我も増えるので、「●●なときは気をつけるんだよ」と気づかせてあげましょう。

協調性・社会性が身につく

これまで以上に相手の表情や仕草から感情を読み取れるようになります。ルールに従って遊ぶなど、感情のコントロールも上手にできるように。

また、ママやパパ、幼稚園や保育園の集団生活以外に、友達同士の世界が確立してきます。子供同士で助け合って課題に取り組むことが増え、達成感を覚えることも多くなってきます。

空間や時間軸を認識する

前後・左右や真ん中がわかるようになり、自分を中心とした三次元をとらえ始めます。「前には●●ちゃんがいて、後ろには●●くんがいたよ」と具体的にわかるようになるのが特徴です。

さらに、過去・現在・未来を認識しはじめ、将来なりたいものをはじめ、どうしたらそうなるのかを考えられるようにもなってきますよ。

文字や数字への興味が急成長

知能面でも大きく発達する時期です。ひらがなを読めるようになり、なかには書くことができる子も。数字を数えることが上手になり、100くらいまで数えられる子もいます。簡単な足し算をする子もいますよ。

ただし、文字や数字の発達は個人差が非常に大きくなる分野です。小学校でしっかり学習指導がされるので、それまで慌てずに、子供の興味に合わせて成長を見守ってあげてください。

思いやりの心が育つ

友達と一緒に遊んだり課題に取り組んだりすることで、友達の必要性や大切さを実感します。それと同時に、自分よりも小さな子供やお年寄りなどに対する思いやりの心も持てるようになります。

この時期は特に、異なる年齢の子供や地域の人との交流の機会を作ってあげましょう。

5歳児の身長・体重の平均は?

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5歳になると、男の子も女の子もグッと体が大きくなります。食べものの好き嫌いがはっきりしてくるので、食べるものが偏って体重が増えすぎてしまわないよう注意しましょう。

ここでは、5歳児の身長と体重について、平成22年の厚生労働省の調査結果をもとに、男女別のパーセンタイル値を半年ずつに分けてご紹介します(※1)。

5歳0〜6ヶ月未満の平均身長・体重

□ 男の子:身長100.5~116.5cm/体重14.37~23.15Kg
□ 女の子:身長99.1~114.8cm/体重14.01~22.69Kg

5歳6〜12ヶ月未満の平均身長・体重

□ 男の子:身長103.3~119.9cm/体重15.03~24.33Kg
□ 女の子:身長101.6~118.2cm/体重14.81~24.22Kg

5歳児の言葉の発達は?文字・数字の教え方は?

絵本

5歳児になると、語彙数が平均で1000語を超え、言葉によるコミュニケーションの幅が広がります。表現の仕方も増え、思っていることや考えたことを言葉にできるように。同時に、聞くことも上手にできるようになりますよ。

また、文字・数字を覚え始める時期ですが、なかなか進まないことで悩むママやパパが多くいます。以下のコツを参考に、焦らず少しずつ興味を高めてあげましょう。

文字を教えるコツ

ひらがなを教えるときは、「くるまの”く”だね!」など、子供の興味があるもので示してあげるのが効果的です。徐々に「ありさんの”あ”はどこ?」と、クイズ形式で取り組むのも良いですね。この時期から、ひらがなを一緒に書いて教えることも効果的です。

お気に入りの絵本を何度も何度も繰り返し読み聞かせると、次第に内容を暗記して、「ここにはこんなことが書いてあるんだな」と興味を持つ子が多いようです。

数字を教えるコツ

お風呂に浸かるときに、「20数えたらお風呂から出ていいよ」と、ゲーム感覚で取り入れるのがおすすめです。少しずつ50、100と増やしてあげましょう。

また、簡単な動作と数字を組み合わせるのも一つの方法です。子供と一緒に走りながら、またお風呂に入りながら「イチ、ニ、サン、ヨン…」と繰り返すだけでも、数字への興味を育てるきっかけになります。

5歳児はたくさん褒めて自己肯定感を高めよう

親子 男の子 ママ 笑顔

5歳児になったからといって、なんでもできるわけではなく、着替えや歯磨きなど、上手にできないこともたくさんあります。

また、保育園や幼稚園など、集団生活を通して成功や失敗を日々感じています。それがストレスにもなる時期でもあるので、家に帰ってきたらできなかったことを叱るよりも、まずは行動したことを褒めてあげ、どうしたら良いか一緒に考えてあげてください。

5歳になると、自立心がつくことで「第二反抗期」に突入する子もいます。子供の発達をはじめ、第二反抗期の対処方で悩むことがあれば、自治体の保健センターやかかりつけの小児科医に相談しましょう。

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