たんぽぽ茶の効果は?母乳に良いの?授乳中の飲み方は?

監修専門家 管理栄養士 渡辺 亜里夏
渡辺 亜里夏 神奈川県立保健福祉大学卒業後、予防医学に興味を持ちドラッグストアへ就職。その後独立し、現在はフリーランスの管理栄養士として特定保健指導、ダイエット指導、コラムの執筆、企業様での研修などを中心に活動。い... 監修記事一覧へ

「なるべく母乳で育てたい」と思っていても、母乳育児には母乳不足や乳腺炎など、トラブルがつきものですよね。そんな母乳のトラブルが起きたときに一度試してみたいのが、「たんぽぽ茶」。妊娠中に飲んでいたというママもいるのではないでしょうか。今回は、たんぽぽ茶について、母乳への効果やママにおすすめの飲み方をご紹介します。

たんぽぽ茶とは?母乳にいい飲み物なの?

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「たんぽぽ茶」とは、たんぽぽの根を乾燥させて焙煎したお茶のことです。根だけでなく、茎や葉を使ったものもあります。

たんぽぽ茶は、コーヒーのような風味がするため「たんぽぽコーヒー」と呼ばれることもあります。しかし、コーヒーとは違ってカフェインは含んでいません。そのため、妊婦さんや授乳中のママ、カフェインが苦手な人でも安心して飲むことができます。

一般的に、たんぽぽ茶とたんぽぽコーヒーは同じものとされていますが、使っている部位や加工方法が異なることもあります。

最近では、ティーバッグタイプのたんぽぽ茶も市販されていて、手軽に飲むことができるのも魅力です。血のめぐりが良くなることで母乳にも良い影響があるといわれ、授乳中のママたちに人気のあるお茶です。

たんぽぽ茶の効果・効能は?

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たんぽぽ茶は、様々な栄養素を含んでいます。下記に、たんぽぽ茶に含まれる主な成分による効果・効能をご紹介します(※1)。

ビタミンB2

● 皮膚や髪、爪を健康に保つ
● 脂質や糖質の代謝を高める

ビタミンC

● メラニン色素の生成を防ぐ
● 免疫力を高める
● 動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を予防する

カルシウム

● 骨や歯を丈夫にする
● 筋肉の働きを改善する
● 精神を安定させる

鉄分

● 血を補う
● 体の機能を高める

レシチン

● 動脈硬化を予防する
● 記憶力、集中力を高める

コリン

● 悪玉コレステロールを抑制する
● 高血圧を予防・改善する

ルテイン

● 粘膜中央部にある黄斑を正常に保つ
● 抗酸化作用

以上が、たんぽぽ茶に含まれている主な栄養素ですが、花びら・葉・根の部分で含まれている栄養素が若干違います。たとえば、コリンは根の部分、ルテインは花びらや葉の部分に含まれています。

どの部分が使われているかによって、栄養素も異なるので、効果・効能が気になる場合は、購入前にきちんと確認すると良いでしょう。

たんぽぽ茶に含まれるレシチンやコリンは、動脈硬化を予防したり悪玉コレステロールを抑制したりする働きがあるため、血液の流れを改善する効果が期待できます。母乳は血液からできているため、血の巡りを良くすることで、母乳の分泌に影響が出るといわれています(※2)。

ただし、飲み物と母乳の質・量との関係性については、医学的にはっきりとした調査報告がされていません。

一方で、母乳外来や医師監修の書籍では、母乳の質や量、乳腺炎予防について、飲み物に関するアドバイスをしていることもあります(※3)。経験則として、飲み物と母乳の分泌には関係性があるのではないかと考えられているのが現状です。

たんぽぽ茶は1日にどのくらい飲んでもいいの?

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たんぽぽ茶は薬ではないため、1日何回と回数を決めて飲む必要はありません。リラックスタイムに飲むといいでしょう。

母乳の出を良くするために飲む場合は、血液の巡りを改善することが目的です。一気に大量に飲むよりも、1日1〜3杯程度を、毎日続けて飲むと効果が期待できます。

たんぽぽ茶には利尿作用があるため、一度に多く飲むとトイレが近くなります。外出前や就寝前は飲み過ぎに気をつけてくださいね。また、血圧を下げる効果もあるので、低血圧の人は注意しましょう。

たんぽぽ茶のおすすめの飲み方は?

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たんぽぽ茶は、好みやその日の体調にあわせて、いろいろな飲み方を楽しむことができます。

薄めて飲む

たんぽぽ茶は、ものによっては多少苦味を感じるものもあります。苦味が苦手な人は、水やお湯の割合を多くして、薄めのお茶として飲んでみましょう。

ミルクを入れて飲む

ホットで飲む場合は、ミルクや豆乳を入れるとまろやかになり、飲みやすくなりますよ。

甘味を加えて飲む

ミルクのほか、はちみつや黒糖を加えると、甘くまろやかなミルクティーのような味わいになります。赤ちゃんを寝かしつけたあとの、ご褒美タイムにもぴったりですね。

冷やして飲む

苦味が気にならない人であれば、濃い目に淹れて冷蔵庫で冷やし、氷とともにアイスで飲むのもおすすめです。たんぽぽ茶の香ばしさが引き立って、夏などの暑い時期には特に美味しく感じるでしょう。

たんぽぽ茶は授乳中のママにおすすめ

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たんぽぽ茶には母乳育児中のママに嬉しい成分がたくさん含まれています。血液の流れを良くしてくれるので、体の冷えに悩む女性にもおすすめですよ。冷えが気になるときは、ホットで飲むようにしましょう。

たんぽぽ茶をはじめとしたハーブブティーは、速攻性のある西洋薬とは異なり、長く飲んでこそ効果が表れるもの。その日の気分で飲み方を変えながら、長く続けていけるといいですね。

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