赤ちゃんが離乳食を食べるようになると、成長に喜びを感じますよね。しかし、離乳食作りは手間も時間もかかるもの。赤ちゃんのお世話をしながらゆっくり作る余裕はないので、多めに作って冷凍保存しているママも多いのではないでしょうか。今回は、離乳食によく登場する食材の豆腐をはじめ、りんご、じゃがいも、トマト、納豆の冷凍保存について、方法や期間、コツをご紹介します。
離乳食の豆腐は冷凍できるの?

柔らかくて植物性のたんぱく質が豊富な豆腐は、離乳食でも早いうちから活躍する食材です。本来、豆腐は冷凍にはあまり向きませんが、冷凍できないわけではありません。豆腐を冷凍すると水分が抜けて高野豆腐に近くなります。
ただし離乳食の場合は、豆腐をつぶしたり細かく切ったりして火を通すため、冷凍したからといって、食感や味はそれほど大きく変わりませんよ。
豆腐を冷凍するときは、木綿豆腐より絹豆腐の方が解凍時になめらかになりやすく、舌触りが良いのでおすすめです。
離乳食の豆腐を冷凍する方法は?

離乳食の豆腐を冷凍するときは、下茹でをしてから、赤ちゃんの月齢に合わせて、すりつぶしたり、刻んだりします。
すりつぶしの場合は製氷皿や冷凍保存袋に、形が残っている場合は保存袋か密閉できる容器に入れて、冷凍しましょう。
離乳食の豆腐の冷凍期間は?

離乳食の豆腐を上記の方法で冷凍した場合、保存期間の目安は、約2週間です。冷凍した日をメモしておくと安心ですね。
離乳食のりんごを冷凍する方法や期間は?

初めて食べる果物として離乳食に取り入れやすいりんご。離乳食初期から中期は加熱し、赤ちゃんの歯がある程度生えるまでは、すりおろして与えましょう。
りんごの冷凍方法
すりおろしたものは製氷皿に、小さく切って煮たものは冷凍保存袋や保存容器に入れて、冷凍します。
りんごの冷凍期間
約2週間で使い切るようにしましょう。
りんごを冷凍保存するコツ
冷凍庫に入れていても、扉の開け閉めが多いと温度が上がって傷む原因となります。冷凍庫内の温度にも気をつけましょう。
離乳食のじゃがいもの冷凍方法や期間は?

色々な食材と組み合わせができ、和食にも洋食にも大活躍するじゃがいも。カットした状態では冷凍に向きませんが、茹でてマッシュしてから冷凍すると、美味しさが損なわれることなく食べられますよ。
じゃがいもの冷凍方法
柔らかく茹でたじゃがいもをつぶしてなめらかにし、製氷皿や保存容器に1食分ずつ分けて冷凍します。
じゃがいもの冷凍期間
2週間ほどで使い切るようにしましょう。
じゃがいもを冷凍保存するコツ
形が残ったまま冷凍するとボソボソになってしまうので、しっかりとつぶしてから冷凍しましょう。
離乳食のトマトを冷凍する方法や期間は?

トマトは、スープやパスタ、チキンライスなど、赤ちゃんに人気の離乳食メニューに旨味と彩りをプラスしてくれます。
トマトの冷凍方法
湯むきをして種を除きます。ピューレ状にしたり、細かく刻んだりしてから、製氷皿や冷凍保存袋、保存ケースなどに入れて冷凍します。
トマトの冷凍期間
約2週間で使い切るようにしましょう。
トマトを冷凍保存するコツ
ミニトマトであればそのまま冷凍するのもいいでしょう。冷凍させてから水につけておくと皮がむけやすくなりますよ。
離乳食の納豆を冷凍する方法や期間は?

納豆は、栄養価が高く、赤ちゃんに人気の食材です。冷凍保存して無駄なく使いましょう。
納豆の冷凍方法
茶こしやザルに納豆を入れ、熱湯を回しかけ、粘りを取ります。すりつぶす、刻むなど月齢に合わせた形態にして、1回分ずつ小分けにして冷凍しましょう。
納豆の冷凍期間
約2週間で使い切るようにしましょう。
納豆を冷凍保存するコツ
離乳食には、ひき割り納豆がおすすめです。パックごとにそのまま冷凍することも可能ですが、冷凍焼けしてしまうことも。離乳食期は下ごしらえにして、できるだけ小分けにして冷凍してください。
豆腐をはじめ離乳食に便利な食材は冷凍保存を活用しよう
どの食材も冷凍保存するときは、できるだけ空気を抜いて冷凍しましょう。小分けにしたり、保存袋に入れた後に薄く平らにしたりすることで、短時間で急冷凍でき、栄養素が壊れにくくなりますよ。
冷凍庫は低温なので雑菌の繁殖を抑えることはできますが、菌が全くいないというわけではありません。今回ご紹介した冷凍可能期間は、あくまでも一般的なものです。赤ちゃんは大人より抵抗力が弱いため、冷凍した食材は、できるだけ早いうちに使用するようにしましょう。
食材ごとの冷凍保存方法を覚えて、美味しい離乳食を作ってあげられるといいですね。