赤ちゃんには美味しい離乳食を食べさせてあげたいけれど、育児に家事に忙しい毎日のなかで、毎食ずつ作るのは大変なこと。そこでおすすめしたいのが、離乳食の冷凍保存です。おかゆやうどん、ハンバーグといった離乳食の定番メニューも、冷凍保存することができますよ。今回は、離乳食の冷凍保存の方法、保存期間、冷凍するときのコツや注意点についてまとめました。
離乳食は冷凍保存が向いているの?
離乳食は水分が多く傷みやすいため、常温や冷蔵での保存は向きません。保存するときは、必ず冷凍しましょう。
基本的には、十分に火を通して調理したものを冷凍保存します。おかゆや出汁といった離乳食の定番メニューも、一度にたくさん作って冷凍保存しておくと、食事の度に作る必要がなくなり便利ですよ。
離乳食を冷凍保存するメリットは?
離乳食を冷凍保存するメリットは、まとめて作って、一定期間保存ができることです。
野菜を細かく刻んだり、ペースト状にしたりと、離乳食作りは手間がかかるもの。特に、離乳食初期の時期は、1回に食べられる量も少ないので、作りおきしておくと準備が楽になります。
冷凍保存した離乳食は、電子レンジで解凍したり、鍋やフライパンで温めたりするだけなので、短時間で用意することができます。時間がないときや、赤ちゃんがお腹を空かしてぐずっているときにも助かりますね。
一度にまとめて作れば、野菜を少しだけ使って残りを腐らせてしまう、というようなことも減るので、節約にもつながります。
離乳食を冷凍保存する方法は?
離乳食を冷凍保存するときの方法は、以下の通りです。それぞれのステップでポイントやコツがあるので、参考にしてみてくださいね。
1. 粗熱を取る
調理が終わったら、しっかりと粗熱を取って冷まします。
2. 1食分ずつ小分けにして保存する
十分に冷めたら、製氷皿やフリージング保存袋をうまく利用して、1食分ずつ分けて保存しましょう。
蓋付き製氷皿や小分け用パックは、おかゆや出汁、野菜スープといった水分が多いものを冷凍するのに便利ですよ。ペースト状のものは、保存袋に入れて、袋の上から菜箸などで筋をつけて冷凍すると、パキパキと割って使うことができます。
3. しっかり密閉する
食品が傷んだり風味が落ちたりしないように、蓋をしてしっかり密閉します。
4. 日付と食材名を記す
日付を記入して消費期限を管理します。すりつぶして冷凍すると、何の食材がわかりにくくなることもあるので、食材名も記入しておきましょう。
離乳食を冷凍保存できる期間はいつまで?
離乳食を冷凍保存したからといって、いつまでも食べられるわけではありません。
食材によって違いはありますが、基本的に冷凍した離乳食は、1〜2週間以内に使い切るようにしましょう。
冷凍保存した離乳食を解凍する際のコツは?
冷凍保存した離乳食を解凍するときは、下記のポイントに気をつけましょう。
室温での解凍は避ける
雑菌の繁殖を防ぐために室温での解凍は避けてください。電子レンジを使って短時間で解凍するか、凍ったまま鍋やフライパンに入れて調理しましょう。
必ず加熱する
解凍した離乳食は、必ず加熱してから食べさせましょう。電子レンジで温めるときは、10秒単位で少しずつ加熱して、温めすぎに注意してください。
再冷凍は禁止
一度解凍したものを再び冷凍するのはやめましょう。雑菌が発生して食中毒を引き起こす恐れもあります。
離乳食メニュー別の冷凍保存方法!おかゆやうどんは?
ここでは、離乳食によく登場するメニュー、おかゆ、うどん、ハンバーグの冷凍保存の方法をご紹介します。
おかゆの冷凍保存の方法
おかゆは、水分が多く、常温や冷蔵では保存できないため、たくさん作ったときは冷凍保存しておきましょう。
炊いたおかゆを冷まして粗熱が取れたら、綺麗なスプーンで製氷皿に入れて蓋をして、冷凍庫に移します。凍ったら、製氷皿から取り出してフリーザーパックに入れ替えて、しっかり密閉して、冷凍します。
使うときは、赤ちゃんが食べる量にあわせて1個、2個…と、適量を解凍しましょう。解凍時に水分が飛ぶことを考えて、少しゆるめに作っておくといいですよ。
うどんの冷凍保存の方法
茹でたうどんを離乳食期に合った大きさに刻み、製氷皿に入れて冷凍しましょう。おかゆと同じように、キューブ状に固まったらフリーザーパックに移して冷凍庫で保存します。
ハンバーグの冷凍保存の方法
離乳食のハンバーグは、小さめに作ることがポイントです。しっかりと焼いてから粗熱を取り、1個ずつラップで包んで、フリーザーパックに入れて冷凍します。
ハンバーグには、肉だけでなくひじきや野菜を入れてバリエーションをつけることができるので、一度にいくつかの種類を作って冷凍しておいても便利ですね。
離乳食の冷凍保存を上手に活用しよう
離乳食を冷凍保存する方法を覚えると、離乳食作りがぐっと楽になります。赤ちゃんが寝ている間やパパが休みの日の時間を使い、まとめて調理して冷凍しておくと、毎日の育児に少しゆとりができます。
離乳食の冷凍保存を上手に活用しながら、赤ちゃんと一緒に離乳食期を楽しく過ごしていけるといいですね。