赤ちゃん・新生児の寝ぐずりはいつまで?ひどいときの対処法は?

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 監修記事一覧へ

赤ちゃんの寝ぐずりがひどいと、ママもヘトヘトになってしまいますよね。イライラして「眠たければ寝ればいいのに…」と思ってしまうのは、ほとんどのママが通ってきた道。そもそもなぜ赤ちゃんは寝ぐずりをするのでしょうか?今回は赤ちゃんの寝ぐずりはいつまで続くのか、原因やひどいときの対処法についてご紹介します。

赤ちゃんの寝ぐずりとはどんな状態?新生児もするの?

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そもそも寝ぐずりとは、赤ちゃんや新生児が夜やお昼寝時に、ぐずぐずと泣いてなかなか寝てくれない状態のことをいいます。

お腹はいっぱいのはずだし、おむつは濡れていないし、体調も寝室の環境も問題ないのに、泣き続けるだけで寝ついてくれず、どうしたら良いのかわからず困惑するママは多くいます。

赤ちゃんの寝ぐずりの原因は?

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寝ぐずりについてはまだ解明されていない部分が多いものの、主に以下の原因が考えられます。

赤ちゃんの生活・睡眠リズムが整っていない

昼夜が逆転していて寝られないことが新生児期にはよくあります。人間の体内時計は25時間といわれていますが、赤ちゃんはまだ大人のように24時間の周期に合わせることができません。

少しずつ生じたズレによって昼夜が逆転し、夜に寝られなくなることも。生活リズムが整いだす生後4~5ヶ月頃にはおさまってきます(※1)。

赤ちゃんが日中興奮しすぎた

昼間に大きな刺激を受けたり、環境が大きく変わったりすると、興奮して夜に寝つけないことがあります。

夜泣きと似ていますが、夜泣きは赤ちゃんが睡眠中に突然泣き出すことで、寝ぐずりは寝つくことができない状態でのことです。

赤ちゃんがまだ寝たくない

ある程度体力がついて自我が出てきたら、まだ眠くないにもかかわらず寝かしつけられていることに不満を感じるようになります。しかし、まだ自分の気持ちを言葉で表せないので、寝ぐずりという形でママに不満を訴えようとします。

特に理由がない

厚生労働省によると、生後1~2ヶ月頃は何をしても泣き止まないこともあり、1日に5時間以上泣き続けることも珍しくないといわれています。これは成長過程でよくみられ、生後5ヶ月頃までに少しずつおさまってきます(※2)。

赤ちゃん・新生児の寝ぐずりはいつまで続くの?

カレンダー 日付 期間

赤ちゃんの寝ぐずりは、原因によって始まる時期や続く期間が異なります。新生児から寝ぐずりが始まる赤ちゃんもいます。

一般的には、昼と夜の感覚が身に付き、生活リズムが整いだす生後4~5ヶ月頃を目安におさまってくることがほとんどですが、2歳を過ぎてもおさまらない子もいます。

また寝ぐずりの仕方にも個人差があり、寝入るときにぐずる子から、目覚めたときにぐずる子まで様々ですよ。

赤ちゃん・新生児の寝ぐずりがひどいときは「安心感」が大切

? 疑問

赤ちゃんの寝ぐずりがひどいときは、原因がわからなくても、少しでも和らぐよう対処してあげたいもの。

赤ちゃんが寝ぐずりをするときには、安心感を与えてあげることが大切です。

ブランケットなどで身体をくるむ

新生児などの低月齢の赤ちゃんの場合、ブランケットやおくるみで身体をくるむと心地よいママのおなかの中を思い出して安心できます。

寝かしつけ専用のおくるみなどもあるので試してみましょう。このとき、ブランケットが顔にかかると窒息の危険性があるため、目を離さないようにしましょう。

抱っこ紐・おんぶ紐を活用する

ママの体温を感じながら、ほどよい振動も加わり、赤ちゃんはお腹の中にいたときのようにとても気持ち良く感じるようです。両手があくので家事もしやすいですが、ママの体が辛いのがデメリット。腰が痛いなど、辛いときにはパパにお願いしましょう。

可能なときは、抱っこ紐やおんぶ紐を使わずに抱っこしてあげることも効果的です。

添い寝・添い乳

ずっと抱っこし続けるのは大変ですし、布団に下ろすと泣いてしまう子も多いですよね。ママの体力を考えると、最初から抱き上げずに添い寝・添い乳するほうが断然楽です。ママも疲れているなら、赤ちゃんと一緒に寝てしまいましょう。

赤ちゃん・新生児の寝ぐずりは生活リズムを整えることも大切

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赤ちゃんの寝ぐずりの原因は、「本人が眠くないから」という可能性も十分にあります。赤ちゃんがどんなに眠りたくなかったとしても、押し寄せる眠気には勝てないはず。

眠ってほしいときに眠ってくれるよう、以下のような方法で赤ちゃんが眠くなりやすいリズムを整えることも大切です。

生活リズムを整え、昼間たっぷり遊ばせる

夜は8~9時には寝て、朝は7~8時までに起き、生活リズムを整えていきましょう。朝日をしっかり浴びることも大切です。お昼寝をするときは、午後3~5時には切り上げるようにすると、少しずつ生活リズムが整ってきます(※1)。

赤ちゃんは成長とともに体力がついてくるので、日中はたっぷり外で遊ばせましょう。まだ歩けない赤ちゃんでも、ベビーカーや抱っこ紐でお外を散歩するだけでも良い気分転換になりますよ。

入眠儀式をする

スキンシップをとる、「おやすみ」と声を掛けて部屋を真っ暗にするなど、親子での入眠儀式を作りましょう。寝ぐずりがひどい子でも、気長に続けることで少しずつ効果が現れてくるはず。

少し成長してきたら、絵本を読んであげるのも良いですね。ママの優しい声を聞かせて安心させてあげましょう。

赤ちゃんの寝ぐずりは一時的なものと思って向き合おう

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赤ちゃん・新生児が寝ぐずりをしても、「一時的なもの」と割り切って、今はその都度しっかりと向き合ってあげましょう。

寝ぐずりをしているときは、赤ちゃんも不安を感じているものです。この時期は、「不安なときにママが側にいてくれる」という信頼関係を築くことが大切ですよ。

毎回ママがあやすのは身体的にも精神的にも疲れてしまうので、家族にサポートをしてもらいましょう。パパに家事をしてもらって、ママが赤ちゃんに専念できる体制を作るのもいいですね。

ママがどうしようもなくイライラしてしまったときは、赤ちゃんをパパや一時保育に預けてリフレッシュするのも一つの方法です。ママ自身が心身ともに健やかでいるのも大切なことなので、無理をせず、自分らしい子育てができるといいですね。

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