新生児・赤ちゃんをおしゃぶりで寝かしつける方法は?寝たらはずす?

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

おしゃぶりをくわえた赤ちゃんの姿は、赤ちゃんらしくてなんとも可愛いですよね。寝かしつけたり泣き止ませたりするときに便利なおしゃぶりですが、一度与えてしまうと卒業させるのが大変という声や、噛み合わせが悪くなるという意見も聞かれます。そこで今回は、おしゃぶりを使って寝かしつけをしていいのか、おしゃぶりで寝かしつけるときの方法や注意点、おしゃぶりはいつまで使ってもいいのかなどをご紹介します。

そもそも、おしゃぶりは必要なの?

赤ちゃん おしゃぶり

赤ちゃんには、唇に触れたものを無意識にくわえて吸い付こうとする「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」が備わっています。「吸啜反射」は、原始反射の一つで、おっぱいを吸ったり、哺乳瓶からミルクを吸ったり、栄養を摂取したりするために重要な役割をします。

この反射を利用したのが、おしゃぶりです。赤ちゃんがぐずったり泣いたりしたときにおしゃぶりを与えると、ちゅうちゅう吸いついておとなしくなります。

おしゃぶりは、絶対に必要なものではありません。おしゃぶりなしで育つ赤ちゃんもいますよ。

また、後述のように、簡単におとなしくなってくれるからといって四六時中おしゃぶりを吸わせていると、後々おしゃぶりを卒業させるのが難しくなります。おしゃぶりはメリット・デメリットを把握して、上手に使うことが大切です。

おしゃぶりで寝かしつけをしてもいいの?新生児は?

赤ちゃん おしゃぶり 寝かしつけ

赤ちゃんにおっぱいやミルクを飲ませると、そのまま寝てしまうことがよくありますよね。寝かしつけの儀式として授乳をするママも多いのではないでしょうか。

おっぱいやミルクを飲むと、お腹がいっぱいになったり疲れたりして寝ることもありますが、単純におっぱいや哺乳瓶の乳首を吸ったことで安心して寝ている場合もあります。

同じように、おしゃぶりを吸うと安心感を得られるので、寝かしつけがうまくいかないときにおしゃぶりを与えると、眠りにつく赤ちゃんもいます。いろいろな方法を試して、それでも寝つかない場合は、おしゃぶりを使ってみるのも一つの方法です。

もちろん赤ちゃんによっては、おしゃぶりを好まず、くわえさせても寝ないことがあります。

なお、おしゃぶりは、メーカーや商品によって対象月齢が異なりますが、新生児から使えるものもたくさんあります。対象月齢と使い方を守れば、新生児からでも使えますよ。

おしゃぶりで上手に寝かしつける方法は?

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おしゃぶりを使って寝かしつけるときは、まず、おしゃぶりの先で赤ちゃんの唇をトントンと少し刺激して、自然に吸いつくのを待ちます。赤ちゃんがおしゃぶりを吸ったら、眠りやすいように抱っこして揺らしたり、一緒に添い寝をしたりして寝かしつけます。

赤ちゃんが寝たなと思ったら、おしゃぶりをそっと引っ張ってみましょう。赤ちゃんは眠ると、くわえる力が弱まるので、おしゃぶりを簡単に外すことができます。軽く引っ張っても抜けないときは、完全に寝たわけではないので、少し様子をみてから再度チャレンジしてくださいね。

おしゃぶりでの寝かしつけはいつまで?

おしゃぶり 赤ちゃん 要求

日本小児歯科学会によると、2歳半を過ぎてもおしゃぶりを使っていると、乳歯の噛み合わせに悪い影響が出るといわれています(※1)。寝かしつけや泣き止ませといった目的に関係なく、おしゃぶりは2歳半頃までに止めるようにしたいですね。

1歳を過ぎても、おしゃぶりを使って寝かしつけることが頻繁にある場合は、2歳頃までを目処に徐々におしゃぶりを使う機会を減らしていきましょう。2歳近くになると大人の言っていることがある程度は理解できるようになるので、「もうお兄ちゃん・お姉ちゃんになったから、おしゃぶりバイバイね」と言い聞かせることも効果的ですよ。

おしゃぶりで寝かしつけるときの注意点は?

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おしゃぶりを使って寝かしつけるときは、下記のポイントに注意してください。

頼りすぎない

毎晩の寝かしつけのたびに与える、家の中でも外でも泣き出したら与える、といったようにいつでもどこでも使っていると、おしゃぶりなしでは寝なくなってしまうことがあります。

特に新生児のうちから寝かしつけにおしゃぶりを使ってしまうと、習慣化する可能性が高く、より一層おしゃぶりを卒業しにくくなるかもしれません。

おしゃぶりの卒業で苦労しないためにも、頼りすぎないことが大切です。外出先でどうしてもぐずって寝ない、夜泣きをして全く寝る気配がないといったように、ママが困ったときの最終手段として使うようにしましょう。

日頃からおしゃぶり以外での寝かしつけ方法も取り入れて、おしゃぶりだけに頼らないようにしたいですね。

寝たらすぐに外す

おしゃぶりを長時間ずっと吸い続けていると、噛み合わせに悪い影響が出ると考えられています。また、赤ちゃんの口の中にものが入った状態で寝かせると、窒息事故などが怒る恐れもあります。

赤ちゃんが寝たら、おしゃぶりは早めにはずすようにしましょう。

清潔に保つ

おしゃぶりは、赤ちゃんの口の中に直接入るものなので、哺乳瓶の乳首と同じように使った後は必ず消毒をしましょう。消毒の方法や保管の仕方をよく確認しておくこともポイントです。

おしゃぶりで寝かしつけるときはメリットとデメリットを把握しよう

添い寝 赤ちゃん ママ トントン 寝かしつけ

おしゃぶりは、無理に使う必要はありませんが、上手に利用すれば育児の強い味方となるアイテムです。メーカーや商品によって機能や特長が異なり、寝かしつけのために開発されたおしゃぶりや、歯並びへの影響を考慮したおしゃぶりもあります。よく検討して、赤ちゃんにぴったりのおしゃぶりを選びましょう。

おしゃぶりは、長時間・長期間使い続けなければ、噛み合わせへの悪い影響が出るリスクは下がるので、寝かしつけに悩んでいるママは一度試してみてはいかがでしょうか。

おしゃぶりのメリットとデメリットをしっかり理解したうえで上手に活用して、楽しく子育てができるといいですね。

※参考文献を表示する

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