「首がすわる」という言葉を聞いても、具体的に赤ちゃんがどういう状態になるのか分からないですよね。どれくらいの時期にどんな風になれば首がすわるのか、知っておきたい人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんの首すわりについて、時期や判断するための方法、注意点をご紹介します。
赤ちゃんの首すわりの時期はいつ?早いとどれくらい?
赤ちゃんは生まれてからしばらくの間は首の筋肉が発達していないため、自分の頭の重さを首で支えることができず、不安定な状態です。
その後徐々に筋肉が発達し、一般的に生後3〜4ヶ月頃から首がすわるようになり、生後5ヶ月になると90%以上の赤ちゃんが首すわりが完了します(※1)。
ninaru babyユーザーへのアンケートでも、生後3〜4ヶ月頃に首すわりが完了した赤ちゃんが多く、生後5ヶ月頃までに95%が完了していました(※)。
グラフからもわかるように、生後2ヶ月未満で首すわりが完了する赤ちゃんもいますが、生後半年を過ぎてから完了する赤ちゃんもいて、個人差があります。赤ちゃんなりの成長を見守ってあげてくださいね。
赤ちゃんの首すわりを判断する方法は?
赤ちゃんをうつぶせにして「頭を持ち上げる時間が長くなった」と判断できたら、首に筋肉がしっかりついてきているため、首すわりを確認できる時期といえます。
首がグラグラしている時期に確認するのは危険なので、必ず赤ちゃんが自分の力で頭を持ち上げられる時期を待ってから確認しましょう。
厚生労働省では、以下のような確認方法が推奨されています(※1)。
あおむけの状態から両腕を持って引き起こす
首すわりを確認するために健診でも行われる「引き起こし反応」という方法です。赤ちゃんをあおむけに寝かせ、両手を持って優しく引っ張ってみましょう。体が首と一緒に持ち上がれば、首がすわっている証拠です。
赤ちゃんの腕が抜けないようしっかり持ってあげる必要があり、同時に力を入れすぎたり、勢いよく引っ張ったりしないように気をつけましょう。
赤ちゃんの首すわりの時期が遅いときは?練習が必要なの?
赤ちゃんの首すわりの時期には個人差があるため焦る必要はありませんが、なかなか首すわりの兆候がみられない場合は、遊びの中で首すわりのきっかけを作ってあげるのもおすすめです。
練習方法としては、まず赤ちゃんをうつぶせに寝かせて声をかけながら、音が鳴るものなどお気に入りのおもちゃを赤ちゃんの頭の斜め上に持っていきます。
赤ちゃんが「首を上げたい」と興味を持つように意識しましょう。
最初はうつぶせ自体を嫌がる赤ちゃんもいますが、根気強く続けていくことで、赤ちゃんもうつぶせに慣れ、少しずつ上体を起こせるようになりますよ。
ただし、うつぶせにするときは赤ちゃんが機嫌のいいタイミングを選びましょう。嫌がる様子があればすぐに中断してくださいね。
赤ちゃんが首すわりする頃の注意点は?
首すわりは急に完了するわけではなく、筋肉の発達とともに徐々に完了していくものなので、首すわり前の時期の抱っこでは注意が必要です。
抱っこをするときは、必ず首筋に手を添えて、常に首を支えるようにしましょう。少しずつ首がすわってきても、完全に首すわりをするまでは、慎重に抱っこをしてください。
首すわり前から使うことができる抱っこ紐は、基本的に首元にクッションがあるので首は支えられますが、できるだけ赤ちゃんの首筋に手を添えておくようにしましょう。
首すわりは赤ちゃんの成長の第一歩
首すわりは、赤ちゃんの成長ステップの大きな1歩といえます。この時期の発達スピードには個人差があるので焦る必要はありませんが、なかなか首がすわらなくて不安なときは、小児科医に相談しましょう。
生後3〜4ヶ月健診では首がすわっているかどうかの確認があり、練習方法を指導してくれることもあります。ゆったりとした気持ちで赤ちゃんの成長を見守っていけるといいですね。
首すわりをしないときに、赤ちゃんの頭のかたちがゆがまないかな…?と不安になる人もいるかもしれません。
そんなときは小児科専門医による「赤ちゃんの頭のかたち講座」がおすすめです。
受診が必要になる目安や日常でできる赤ちゃんの頭のケア方法を教えてもらえますよ。
スマホで簡単申し込み&カメラ・マイクオフで参加できるので、ぜひお気軽に参加してみてくださいね。
※アンケート概要
実施期間:2024年1月17日~3月11日
調査対象:「ninaru baby」ユーザー
有効回答数:116