赤ちゃんが泣き止まない理由は?泣き続けるときの対処法は?

記事監修 助産師 佐藤 裕子
日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 続きを読む

赤ちゃんのお世話を始めたばかりの時期は、赤ちゃんが泣く理由がわからず、不安で慌ててしまったり、イライラしてしまったりすることもありますよね。しかし、赤ちゃんは何か理由があって泣くことがほとんどです。今回は、赤ちゃんが泣く理由や、泣き止まない原因と対処法についてまとめました。

赤ちゃんが泣きやまないのには、理由がある

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赤ちゃんは「泣くのが仕事」といわれるほど、1日のうちに何度も泣くことがありますが、これはママやパパに伝えたいことがあるという意思表示をしているからです。特に、お腹が空いているとき、おむつが濡れて不快なときに泣くことがほとんど。

赤ちゃんは要求に対して実は泣き方をわずかに変えています。毎日お世話をしていると、その違いがわかるようになりますよ。泣くタイミングや状況をみて、「授乳の時間かな?」「抱っこして欲しいのかな」と、対応してあげるようにしましょう。

しかし、いつもより激しく泣く、弱々しく泣いているといった変化があれば、体調が悪いのかもしれません。普段の泣き方や泣く理由をあらかじめ認識しておくと、慌てずに対処することができます。

赤ちゃんが泣き止まない原因と対処法は?

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赤ちゃんの泣き方が違うといっても、慣れないうちは何を要求しているのか見当がつかないこともありますよね。赤ちゃんは泣き止まないときは、以下の状況を参考に原因を判断し、対処してあげましょう。

お腹が空いている

新生児期の赤ちゃんの授乳は3時間おきが基本ですが、中には2時間以内に授乳する場合があります。一回に飲む量が少なければ、次の授乳時間までの間にお腹をすかせてしまうこともあります。

対処法

お腹いっぱいになったように見えても、赤ちゃんは空腹を感じていることがあります。授乳から少ししか経っていないのにぐずるときや、泣き止まないときは、まずおっぱいをあげたり、ミルクを足したりして哺乳量を調整してあげましょう。

赤ちゃんが一度の授乳でしっかり飲めない時期は、途中でげっぷをさせてあげると、また飲んでくれることがあります。また、片方のおっぱいで満足そうでも、げっぷをして左右飲ませるようにするといいですよ。

眠いのに眠れない・寝る姿勢が悪い

生活リズムが整っていない時期は、眠いのに眠れないことが不快で泣き続けることがあります。寝るときの姿勢が悪くて泣くことも珍しくありません。

日中、初めての場所に行ったり、知らない人にたくさん会ったり、刺激が強い体験をすると、興奮を引きずって夜に眠れなくなることも。

対処法

夜は就寝1時間前にはテレビや音楽を消して、リラックスできる状態にしましょう。お昼寝のときも含め、苦しそうな姿勢で寝てないか、厚着をさせ過ぎてないかをチェックすることも大切です。

夜中に泣き止まない赤ちゃんに対しては、入眠儀式として背中トントンをする、子守唄を歌う、マッサージをするなどしてみましょう。習慣づけることで、眠りにつきやすくなりますよ。

おむつが汚れて不快・おしりがかゆい

おしっこやうんちでおむつが汚れると、不快で泣くことがあります。「1回おしっこしたくらいならまだ大丈夫」と思いがちですが、赤ちゃんによってはわずかな汚れで不快に感じることも。

また、おむつが合わず蒸れてかぶれてしまうと、かゆみや痛みを訴えているかもしれません。冬場の寒い日は、冷えたおしりふきシートにびっくりして泣くこともあります。

対処法

授乳やミルクのたびにおむつが汚れていないかを確認しましょう。少しでも汚れていれば、おむつを取り替えてください。肌トラブルがおきているときは、皮膚科で保護クリームを処方してもらうのがおすすめですよ。

おしりふきシートが冷たくて泣くときは、シートをぬるま湯に浸したり、市販の保温器具を使ったりして温めてから使いましょう。

体調が悪い

熱がある、体が痛い、鼻が詰まって苦しいなど、風邪や病気で体が不調なときに、違和感を感じて泣き出すことがあります。生後3ヶ月をピークに、ママからの免疫で赤ちゃんは風邪を引きにくいのですが、体調不良になる子もいますよ。

対処法

いつもと泣き方が違うときは、体や表情をよく観察しましょう。おでこや首筋が熱くないか、下痢をしていないか、お腹が張っていないかを中心にみてあげてください。

普段と全く違う、激しい泣き方や呼吸が浅く弱々しい泣き方をしていればすぐに受診しましょう。意識がはっきりしていれば慌てず様子を見て、落ち着いてから受診するようにしてください。

 不安・寂しい

ママがそばにいなくて不安・寂しいなど、精神的な理由から泣くこともあります。人見知りがはじまると、周りに知らない人がいたり、ママ以外の人に抱っこされたりして激しく泣くことも。

対処法

ママが抱っこして安心させてあげましょう。どうしても手が離せないときは、お気に入りのおもちゃで興味を引いたり、「ママはここにいるよ」と優しく声をかけたりしてあげるといいですね。できるだけ家事は後回しにして、抱っこを優先してあげてください。

赤ちゃんが泣きやまないときに放置するとどうなるの?

赤ちゃん 背中 

赤ちゃんが泣いていても放置し続けてしまうと、赤ちゃんがママにかまってもらうことを諦めてしまい、いわゆる「サイレントベビー」になる可能性が高まります。

一見、泣かずに楽になったように思いますが、成長していくなかで、発語が遅い、将来コミュニケーション能力が低くなるといった影響があることも。赤ちゃんが泣き続けるときは、しっかり抱っこしてあげましょう。泣いていたら反応することで「困ったらママがすぐにきてくれる」という安心感を赤ちゃんに与え、信頼関係を築くことが大切です。

ただし、サイレントベビーはあくまでも長時間・長期間に放置されることが原因です。どうしても手が離せず一時的に放置しても、すぐにサイレントベビーになるわけではないので心配しすぎないでくださいね。

抱き癖を心配するママもいますが、最近は「泣いたらすぐに抱いてあげる」という考え方が一般的になり、産院や育児相談でも同じように指導されることがほとんどですよ。

赤ちゃんが泣き止まないときは焦らず冷静になろう

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赤ちゃんが泣き止まずにイライラしてしまったときは、いったん冷静になることが大切です。おむつや空腹、体調のチェックをしても問題がなく、理由がわからないときは、数分でも赤ちゃんの前から離れてみましょう。

赤ちゃんの周囲に危険なものがないかしっかり確認して、別室で一呼吸置いてみてください。お茶を飲みながら、なぜ泣いてるのかを冷静にひとつずつ考えてみるといいですね。

泣き止まないからといってイライラすると、赤ちゃんはその雰囲気を感じ取って余計に泣いてしまいます。理由がわからなくても、一旦ママが落ち着いてから向き合うことで、急に泣き止んでくれることもありますよ。焦らず冷静に、赤ちゃんと向き合ってくださいね。

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