授乳中に赤ちゃんが暴れる、泣く原因は?新生児にもよくある?

監修専門家 看護師、助産師 丸山 菜穂子
丸山 菜穂子 看護師・助産師免許取得後、小児科病棟・外来、産婦人科病棟・外来にて勤務してきました。臨床現場で感じた疑問や問題に取り組みたいという思いから、大学院での学びを決意し進学。現在、大学院にて助産学を専攻し研... 監修記事一覧へ

授乳タイムは「ママと赤ちゃんにとって幸せな時間」といいたいところですが、授乳中に赤ちゃんが暴れたり、泣いてエビ反りになったりして授乳どころではなくなってしまうこともあります。授乳中に赤ちゃんが暴れたり泣いたりして、悩んでいるママもいるのではないでしょうか。なぜ赤ちゃんは、うれしいはずの授乳中に暴れたり泣いたりするのか、新生児期や月齢に関係するものなのか、その原因や対処法をご紹介します。

新生児の赤ちゃんでも授乳中に泣いて暴れる?

赤ちゃん 泣く

新生児期の赤ちゃんは、外の世界に出てきたばかりです。外の世界は、あたたかく心地良かった羊水の中とは環境が大きく違うため、外の環境に慣れるのには時間がかかります。

そんななかで、赤ちゃんが安心できる時間の一つが授乳タイム。ママに抱っこされておっぱいを飲むひとときは、赤ちゃんにとっては至福の時間なのです。

しかし、安心して過ごせるはずの授乳タイムでも、暴れたり泣いたりする赤ちゃんは意外と多いようです。

赤ちゃんが授乳中に暴れる・泣く原因は?

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それではなぜ、赤ちゃんは授乳中という至福の時間に暴れたり泣いたりしてしまうのでしょうか?その原因はいくつか考えられます。

授乳よりも気になることがある

空腹を上回る不快症状がある場合、おっぱいそっちのけで赤ちゃんがSOSを出すことがあります。

おむつが濡れている、汗をかいて気持ちが悪い、眠たくてしかたないといった状況にあると、赤ちゃんは大好きなおっぱいが目の前にあるのに、満足に飲めないために暴れたり泣いたりします。

赤ちゃんが便秘になっている

授乳が嫌というよりも、お腹に違和感を抱いて暴れたり泣いたりしている可能性があります。うんちが硬い、腹部が膨張している、哺乳量が少ない・吐く、あるいはうんちの量が少ないといった場合は便秘に苦しんでいる可能性があります。

母乳があまり出ない・出過ぎている

産後すぐは、母乳の出る量と赤ちゃんの欲しがる量という、需要と供給のバランスが確立していない時期です。

そのため、「母乳の出が少ないのかもしれない」とか、逆に「多すぎるのかもしれない」と悩むこともあるかもしれません。実際に母乳は十分に足りていても、よく泣くから足りないのではと感じることも多くあります。

母乳の味がいつもと違う

ママの体調がよくなかったり食生活が乱れたりしていると、おっぱいの味が変化するともいわれています。おっぱいの味がいつもと違うと、赤ちゃんは暴れたり泣いたりしてしまうことがあります。

赤ちゃんの体調が悪い

便秘などもその一つですが、熱があったりして赤ちゃん自身の体調が悪いと、授乳中に暴れたり泣いたりしてぐずることが多くなります。

赤ちゃんが授乳中に暴れる・泣く…対処法は?

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授乳中に暴れる・泣く原因は、これまで紹介したこと以外にも様々です。

原因を探ってもよくわからないこともあったり、ただお母さんに甘えたくて暴れたり泣いたりしているときも多いかもしれません。

以下では、赤ちゃんが授乳中に暴れたり泣いたりするときの対処法をご紹介します。赤ちゃんの個性に向き合って、いろいろ試してみましょう。

赤ちゃんに必要な哺乳量は、時期によっても異なるので乳児健診などで赤ちゃんの成長を確認しながら、母乳育児について助産師や産婦人科医に相談してください。

おむつ替え・着替えをする

まずは授乳前に赤ちゃんの状態をチェックします。おむつが濡れていれば交換して、汗をかいていれば着替えさせます。

寝かせてあげる

おっぱいをあげなくても満足しているようなら、3時間おきという授乳のタイミングに固執する必要はありません。眠そうなときは一度寝かせてあげて、起きてからおっぱいをあげるようにしましょう。

抱っこの方法を変える

赤ちゃんが安心できる体勢にしてあげることも大切です。抱っこの方法を変えると落ち着いてくれることもありますよ。

便秘の改善

もし便秘の可能性があれば、うんちを出しやすくしてあげましょう。綿棒の先にオリーブオイルなどをつけ、肛門付近をくるくると軽くマッサージをするとうんちが出やすくなることがあります。

体温のチェック

体を触ったり、体温計を使ったりして熱がないかを確認することも必要です。

おっぱいの状態を確認

おっぱいの状態も確認してみましょう。おっぱいの出が足りていなかったり、逆に勢いよく出すぎたりしていて、赤ちゃんが飲みにくいと感じている可能性もあります。

自分でおっぱいを搾ってみて、出が悪いようなら、温かい水分をしっかり摂り、体を冷やさないようにしましょう。肩甲骨をほぐすストレッチを取り入れたりして、血液の循環を良くするように心がけてください。

おっぱいの出が良すぎる場合には、飲ませる前に軽く搾乳をして勢いをやわらげてあげましょう。

赤ちゃんに必要な哺乳量は、時期によっても異なります。母乳の量が適切か気になる場合は、乳児健診などで助産師や産婦人科医に相談してください。

ママ自身に熱があったり、おっぱいの一部が硬い、痛い、腫れているなどの異常があれば、乳腺炎や乳口炎になりかけている可能性もあります。そのような場合は、産院や助産院の母乳外来や母乳相談に行ってみましょう。

これらを試しても授乳の度に赤ちゃんが暴れたり泣いたりし続けるなど、いつもと様子が違うと感じたら、なにか体調面に不調があるのかもしれません。念のため小児科で診てもらうと良いでしょう。

赤ちゃんが暴れたり泣いたりしない授乳環境を作ろう

授乳 赤ちゃん

赤ちゃんに落ち着いて授乳の時間を過ごしてもらうには、授乳中の環境を整えることも大切です。

たとえば赤ちゃんの興味を引くおもちゃが近くにあったり、授乳中にママがスマートフォンを見ていたりすると、赤ちゃんも注意散漫になってしまいます。

いつも同じ場所で同じ授乳クッションを使うなど安心できる環境を整えると、赤ちゃんも「今からおっぱいだな」とわかって、落ち着いておっぱいを飲んでくれるようになりますよ。

それでも赤ちゃんがおっぱいを嫌がり、暴れたり泣いたりして体重が減少してしまうようなら、病気のサインかもしれません。その場合は、早めにかかりつけの小児科へ相談してくださいね。

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