混合育児のやり方!ミルクの足し方や授乳方法、母乳の割合は?

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

母乳育児中に、ミルクを足した方がいいのか悩んでいるママも多いのではないでしょうか。母乳だけで赤ちゃんの体重が順調に増えていれば心配いりませんが、そうでなければミルクを足すようにお医者さんから指導されることもありますよね。今回は、母乳とミルクをあげる「混合育児」の場合、ミルクの足し方など割合をどうしたらいいか、どのように授乳をすればいいか、など混合育児のやり方をご紹介します。

混合育児とは?

ミルク

赤ちゃんが生きるための栄養は母乳やミルクですが、その育児方法には、母乳だけをあげる「完全母乳育児(完母)」、ミルクだけをあげる「ミルク育児」、そして、母乳とミルクの両方をあげるのが「混合育児」です。

今回のテーマの「混合育児」では、母乳とミルクを両方あげることになるので、家庭によってその割合ややり方は様々です。母乳が出やすい・出にくいなど、ママの体調や体質もありますし、家庭でライフスタイルも違うので、ママ自身が「母乳メインでミルクを足す」にすべきなのか「ミルクメインで母乳を足す」にすべきなのか、判断する必要があります。

混合育児での母乳の割合は?ミルクの足し方は?

授乳

家庭によって、混合育児の「母乳:ミルク」の割合は異なるものですが、ここでは大きく分けて母乳をメインにする場合、ミルクをメインにする場合の例を挙げました。何体何といった割合に正解はなく、ママの状況や赤ちゃんの成長度合いによって、その割合やミルクの足し方は変化するものです。日々様子をみながら、調節するようにしましょう。

母乳をメインでミルクを足す場合

授乳直後に赤ちゃんがすぐ口をパクパクさせている、授乳して30分以内で泣いているといったときは、母乳が足りていないサインです。授乳間隔が2〜3時間くらい空くよう、ミルクを足していきましょう。

ただし、ミルクを足しすぎて授乳間隔が3時間以上空いてしまうときは注意が必要です。母乳を出すためには、赤ちゃんにたくさんおっぱいを吸ってもらう必要があり、母乳をあげないとどんどん出なくなります。

母乳をメインで考えているママや、最終的に「完全母乳育児」を目指しているママは、赤ちゃんが欲しがるだけ母乳をあげて、ミルクは足りない分だけ足すイメージで考えるといいですよ。

母乳量が増えないと悩んでいるのであれば、以下の関連記事を参考にしながら、食生活の改善や生活習慣の見直しも検討してみてください。

ミルクをメインで母乳を足す場合

哺乳瓶に慣れてしまえば、ミルクの割合を増やすことは比較的簡単です。哺乳瓶で自由に遊ばせたり、ゴム乳首を口にくわえさせてあげたりすることで、徐々に慣れていきます。

哺乳瓶のゴム乳首は柔らかいので、ママのおっぱいを吸うよりも少ない力で飲むことができます。ミルクをなかなか飲まないときは、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて、ゴム乳首から飲む練習をしてみましょう。

母乳は出ているのに、保育園入園などの理由でミルクをメインに切り替える場合は、おっぱいのケアも怠らないようにしてくださいね。そのままにしておくと赤ちゃんが飲まなくなった母乳は、おっぱいの中で溜まり続けます。

そうすると乳腺が詰まり、乳腺炎を起こしてしまう危険性がありますよ。搾乳するなどし、母乳の生成をコントロールしていきましょう。

混合育児のやり方。授乳方法のコツは?

ミルク

それでは、混合育児のやり方はどのような手順で行えばいいのでしょうか。ここでは、また代表例を大きく2つに分けて、うまくいく混合育児の授乳方法のコツをお伝えします。

母乳をメインにミルクを足す場合

授乳タイムでは先に母乳をあげるようにしましょう。おなかが空いていれば、赤ちゃんは一生懸命おっぱいを吸うので、それが刺激になり、母乳量が増えていきます。欲しがるだけあげて、足りないようならミルクを足します。

また、実際にはママが思っているよりも、たくさん母乳が出ていることもあります。授乳の後に赤ちゃんが吐くことがあれば、ミルクが多すぎることも考えられるので、その場合は様子を見ながらミルクの量を減らしていきましょう。

ミルクをメインに母乳を足す場合

赤ちゃんはミルクを飲む方が楽で、すぐに満腹になります。そのため、ミルクを与えてから母乳を吸わせようとしてもなかなか飲んではくれません。

ミルクをメインに母乳を足す場合は、「母乳をあげたのちにミルクを与える回」と、「ミルクだけを与える回」を分けることがポイントです。日中は母乳を先に、夜間はミルクのみにすると、ママの負担も少なくすみますよ。

ただ、ミルクだと体重が増えすぎてしまうこともあります。こまめに体重を計るなどして、注意しておきましょう。

母乳とミルクの混合育児は、ママと赤ちゃんのペースで

赤ちゃん ママ 抱っこ

完全母乳育児中で、ミルクを足すかどうか迷っている人は、助産師さんやお医者さんに相談してみましょう。

母乳メインの混合育児を希望しているママ、もしくは完全母乳育児を目指しているママは、赤ちゃんの機嫌がよく、体重が増えているなら、無理にミルクを足す必要はありません。とにかくどんどんおっぱいを飲ませて、母乳の出る量を増やすようにします。

初めての育児で、しかも新生児期や低月齢の時期は、授乳に関して大いに悩むことが多いもの。ママや赤ちゃん、家庭によって状況が異なるので、その都度様子を見ながら判断してくださいね。最初のうちは大変ですが、そのうちママと赤ちゃんに一番合ったペースが見つかり、あっという間に授乳にも慣れてしまうはずですよ。

また、授乳時間や頻度などを育児日記帳などに記録しておくと、リズムを把握しやすくなります。赤ちゃんのペースに合わせつつ、お互いにとって良い授乳リズムができると良いですね。

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