基礎体温とは?高温期は何度?妊娠や生理のタイミングがわかるの?

赤ちゃんが欲しいと思ったら、まず基礎体温をつけましょう。これは、妊活の「基本のき」です。基礎体温を測り続けることで、生理周期を把握し、排卵のタイミングを予測できるようになるからです。今回は、高温期の基礎体温は何度からか、高温期と妊娠との関係、高温期のまま生理が来ることがあるのかなどをご説明します。

基礎体温とは?高温期と低温期があるの?

【740px】基礎体温表

基礎体温とは、寝起き直後で体が一番安静な状態にあるときの体温のことを指します。少し体を起こしただけでも体温は上昇してしまうので、朝、目を覚ましたタイミングで、体を動かさず寝たままの状態で測る必要があります。

一つの生理周期の中で、月経から排卵前までは基礎体温が低い「低温期」、排卵後から次回月経の直前までは「高温期」というように、二相に分かれるのが理想的です。

基礎体温のグラフの理想形は?

血液検査 採血 女性 医師

実は、「高温期が何度か」ということよりも、「低温期と高温期の二相に分かれているかどうか」が重要です。二相に分かれていれば、きちんと排卵が行われていると考えられますし、排卵のタイミングを予測しやすくなるからです。

ただし、低温期が続いて高温期が訪れないまま生理が来た場合は、排卵が起こっていない「無排卵周期症(無排卵月経)」の可能性があるので、早めに婦人科で検査を受けるようにしてください(※1)。

また、「高温期の期間がどれくらいあるか」も重要です。本来は14日間ほどありますが、10日以内と短い場合には、「黄体機能不全」という病気が疑われるので注意が必要です(※1)。

基礎体温で排卵日がわかる?

基礎体温表(低温期・高温期のみ)

妊娠を希望している夫婦にとって大切なのは、妊娠する可能性が高い「排卵日」を把握することです。基礎体温を計測していると、どこかのタイミングで基礎体温が少し上がり高温期を迎えます。排卵したあとに分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンには、基礎体温を上昇させる作用があるからです。

つまり、低温期から高温期に切り替わるタイミングが排卵日付近と推測することができます。ただし、最も基礎体温が低い日(最低体温日)が排卵日とは限らないので、「低温期のなかでグッと基礎体温が下がったら、前後3日間のどこかで排卵が起こる」と考えましょう(※1)。

ただし、基礎体温は体調によっても変化するので、低温期と高温期の間にはっきりとした切り替えがなく、いつの間にか排卵が起きていることも珍しくありません。基礎体温は、あくまでも排卵のタイミングを知るための一つの方法と捉えてください。

高温期の基礎体温は何度から?何日続くの?

女性 基礎体温

高温期における体温の目安は、元々の基礎体温が高い人もいれば低い人もいるので、一概には言えません。

3周期(3ヶ月)くらい基礎体温をつけて、低温期の平均から約0.3~0.6度高い時期を高温期と考えましょう(※1,2)。婦人科の医師も、患者の基礎体温表の全体像を見て、低温期と高温期を見分けています。

なお、先ほども触れたとおり、高温期は約14日間(2週間)とされ、少なくとも10日以上続いていれば正常です(※2)。

基礎体温の低温期は何度から?何日続くの?

基礎体温 表 グラフ

低温期の体温も同様に、基礎体温自体に個人差があることから、だいたい何度という目安はありません。高温期の基礎体温から0.3~0.6度くらい下がっている時期を、低温期と考えましょう(※1,2)。

低温期の期間は、その人の生理周期によって異なります。正常な生理周期は25~38日の間で、そのうち高温期は約14日間なので、残りの低温期はおよそ11~24日間という計算になります。

基礎体温で妊娠がわかる?高温期が何日続いたら妊娠?

基礎体温表 高温期が長い 妊娠している

基礎体温の変化で、妊娠しているかどうかがおおよそわかります。妊娠している場合、高温期が維持されたまま生理予定日を過ぎます。目安として、高温期が17日以上続くときは妊娠している可能性が高いといえます(※2)。

生理予定日から1週間以上経っても生理が来ず、高温期が続いている場合は、妊娠検査薬で調べてみましょう。陽性反応が出たら、きちんと婦人科で検査を受けてくださいね。

高温期でも生理が来ることはある?

生理 出血 ナプキン

妊娠が成立しなかった場合、プロゲステロンの分泌量が減るため、基礎体温が下がります。高温期が終わると、次の生理が近づいている証です。

通常、基礎体温が高いまま生理が来ることはありません。もし、「まだ高温期なのに出血がある」という場合は、主に以下の理由が考えられます。

妊娠の着床出血

生理の血だと思っていたものは、実は妊娠が成立したときの「着床出血」だった可能性もあります。

月経予定日と同じくらいの時期に起きるため、違いを見極めるのは難しいですが、生理の出血量よりも少量の出血が数日続いただけであれば、着床出血の可能性があります。

ホルモン療法の影響

不妊治療や月経異常の治療などでデュファストンやルトラールなどのプロゲスチン製剤を服用、または注射投与している場合、体温が下がらないまま生理が来ることもあります。

プロゲスチン製剤は、プロゲステロンを人工的に合成して作られた薬なので、基礎体温を上昇させる作用があります。服用を止めると生理が来ますが、いつもの生理周期からは少し外れることもあるので、医師に詳しく確認しておきましょう。

婦人科系の病気や感染症による不正出血

子宮内膜症や子宮筋腫、子宮頸がん、子宮体がんなどの婦人科系の病気や、性器クラミジア感染症などの症状として、不正出血が見られることもあります。

あきらかに生理ではないときに出血があったり、おりものの異常などに気づいたりしたときは、病気の可能性も疑って、一度婦人科を受診しておくと安心です。

基礎体温を測るコツは?

基礎体温 体温計

基礎体温は、少しの動きでも体温は上昇してしまいます。そのため、次のような点に注意して測ってください。

1. 枕元のすぐ手が届くところに基礎体温計を置いておく
2. 朝、目が覚めたら起き上がる前にすぐに測る
3. 舌の裏側中央にある、すじの根元に体温計を当てる
4. 安静な状態で測る
5. 飲酒した翌日や睡眠不足の日は参考値とする

基礎体温を測って高温期と低温期を把握しよう

女性 体温 体温計 ベッド

女性の体はとてもデリケートなので、いつも基礎体温グラフが高温期と低温期の二相にはっきり分かれるわけではありません。まずは基礎体温を何周期分かつけて、生理が来た時期と照らし合わせて確認してみましょう。

基礎体温の記録は、慣れないうちは大変かもしれませんが、妊娠だけでなく普段の体調管理にもなるのでおすすめです。また、基礎体温を測ることに加えて排卵検査薬を利用すれば、より排卵日が予想しやすくなるので、妊活中の女性は利用してみてください。

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