妊娠14週!エコーで性別がわかる?お腹の大きさは?

監修専門家 看護師、助産師 河井 恵美
河井 恵美 看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わっていました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。青年海外協力... 監修記事一覧へ

妊娠14週は、多くの妊婦さんにとってつわりが落ち着く時期です。ここから1ヶ月は赤ちゃんが急成長し、体の形も生まれるときの姿に近づいていきます。それにともなって、日に日にお腹のふくらみが目立つようになり、妊婦さんらしい体型になっていきますよ。今回は妊娠14週の妊婦さんの体と赤ちゃんの状態、エコーで性別がわかるのか、胎動は感じられるのかなど、気になる点をご説明します。

妊娠14週のお腹の大きさは?子宮底長って?

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妊娠14週は、お腹もだいぶ大きくなっている頃です。この時期からは、妊婦健診時に「子宮底長」を測定する産院が増えてきます。

子宮底長とは子宮のふくらみを表す数値のことで、胎児の発育状態や羊水の量が適切かどうかを判断するひとつの指標になります。あお向けに寝た状態で「恥骨結合上縁(恥骨の上の端)から子宮の一番上までの長さ」を測定します。

妊娠14週頃の子宮底長は、12cm前後が目安です(※1)。子宮底長が長いと羊水過多症や巨大児、前置胎盤などの疑いがあり、短い場合は羊水過少症や未熟児、発育遅滞の可能性を指摘されることがあります。

ただし、子宮底長はメジャーで計測するので多少の誤差が生じやすく、それだけでは正確な診断ができません。異常がありそうなときは、超音波検査でも確認した上で判断します。

また子宮底長は妊娠16週頃まで省略できる検査なので、妊娠14週では測定しない産院もあります。

妊娠14週の出血や腹痛は流産の兆候?

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流産のうち、6~9%ほどが妊娠13~16週の間に起こります(※2)。妊娠12週までと比べるとかなり確率は下がりましたが、全くなくなるわけではありません。妊娠14週でも、出血や腹痛が現れた場合は流産の可能性が考えられます。

妊娠14週に起こる流産は「後期流産」といい、母体側の原因で起こることがほどんどです。気をつけていれば防げることもあるので、この時期も無理をせず、規則正しい生活を心がけましょう。気になることがあれば、医師に早めに相談しておくと安心です。

妊娠14週に起きやすいマイナートラブルは?

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妊娠14週は体調が安定してきますが、妊娠に伴う体の変化によって、様々なマイナートラブルが起こる時期でもあります。以下のような症状は妊娠中の生理的な現象で、根本的な解決は難しいものですが、つらいときは症状をやわらげるような対処をしていきましょう。

おりものが増える

赤ちゃんが通る道を整える準備が始まると、おりものの量が増えます。快適に過ごすために、通気性や吸水性の高い下着を着けるようにしましょう。

また、下着が汚れないよう、パンティライナーを使うのもおすすめです。ただし、長時間おりものが付着した状態だと細菌が繁殖してしまったり、かぶれてしまったりすることもあるので、こまめに交換してくださいね。

おりものの量が増えるだけなら問題はありませんが、膿やカッテージチーズのような状態になっている、色が黄色や緑色、においが強い、痒みがあるといった場合は、感染症の疑いがあります。一度、産婦人科に相談しましょう。

体がむくみやすくなる

体内の血液量が増えると、体重が増加し、体がむくみやすくなります。特に、足の甲や足首につらい症状を感じる妊婦さんが多く、一般的に妊娠中期頃から症状が顕著になることが多いですが、この時期から気をつけておきましょう。

長時間の立ちっぱなしを避ける、体調の良い日は適度に運動をする、足を高い位置に置くなどの対策をとって、血液の循環を良くするように心がけてください。体内に水分がたまるのを防ぐために、塩分を控えて水分をたっぷり摂ることも大切です。

また、結婚指輪をつけたままにしておくと、むくんだときに食い込み、指をうっ血させてしまうおそれがあります。むくみがちな人は、この時期から外して保管しておくと安心ですよ。

むくみ改善のためにマタニティマッサージを受けようと考える人もいるかもしれませんが、この時期は体調が不安定なため、サロンや治療院によっては利用できないこともあります。事前に医師に相談してから、施術先に確認するようにしましょう。

妊娠14週の胎児の大きさは?エコーで性別がわかる?

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妊娠14週の胎児は急速に成長するため、大きさには個人差がありますが、15週の終わり頃には身長約16cm、体重約100gになります(※1)。平均より小さめでも、健診時に異常がなければ気にしないでくださいね。

妊娠14~15週までには、「胎便」と呼ばれる、赤ちゃんのうんちが形成され始めます。胎便は通常、生まれてから排泄されるもので、お腹のなかにいる間に排泄されることはありません。

またこの頃には、男の子と女の子で外陰部の違いが出てきます。運がよければエコー検査で性別がわかることもありますが、はっきりとわかるのは妊娠17〜18週以降です。妊娠14週ではまだ判断しづらいことが多いので、はっきりと確認されるまで楽しみに待っていましょう。

妊娠14週で胎動が起こる可能性は?

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妊娠14週になると、赤ちゃんが手足を活発に動かしている様子がエコーで見られる可能性があります。

しかし赤ちゃんはまだ小さいので、手足を激しく動かしても子宮壁に触れることはめったにありません。まれに触れたとしても、それほど強い衝撃ではないので、胎動として実感できるまでには至りません。

胎動が感じられるようになるのは、一般的に妊娠18~22週頃です(※1)。赤ちゃんはすくすくと成長しているので、まだ胎動が感じられなくても心配しないでくださいね。

妊娠14週以降は徐々に体を動かそう

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妊娠14週は、赤ちゃんの成長に合わせてママの体重が増えやすくなる時期です。つわりが落ち着いて食欲も増してくるので、食べる量が増える人もいるかもしれませんが、体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのトラブルにつながります。

妊娠14週はまだ胎児が母体からの栄養をあまり必要としていない時期なので、食事は、妊娠前に摂取していたカロリーの+50キロカロリーほどを目処に摂るようにしましょう(※1)。

体重の増加やマイナートラブル防止のためにも、体調が落ち着いているときは、軽く体を動かすのもいいでしょう。

妊娠16週に入ればマタニティヨガやマタニティスイミング、ウォーキングなどもできるようになるので、その準備運動を始めておきたいですね。家でできる軽いストレッチなどから始めてみるのがおすすめです。

ただし、運動中に立ちくらみや頭痛、下腹部の痛み・張りなどを感じたら、無理をせずすぐに体を休めましょう。

妊娠14週に入ったら、安定期まであと少し

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妊娠16週以降の安定期までは、あと少しです。体調が落ち着いたら、何かやりたいことはありますか?好きな運動を無理のない範囲で行うのもいいですし、旦那さんと2人で出かけて、赤ちゃんグッズを揃えるのもいいですね。

やりたいことを今のうちに考えておくと、妊娠のマイナートラブルも前向きに乗り越えられます。つらいときは、もうすぐ楽になるということを意識的に思い出してくださいね。

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