芸能人が実践している産後ダイエットの方法がSNSで紹介されたりテレビ番組で取り上げられたりして、話題になることがありますよね。参考にしてみたい!というママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、芸能人たちが実践している産後ダイエットの方法や、実際に行うときの注意点などをご紹介します。
産後に体重や体型が戻りにくいのはどうして?
妊娠中に変化した体重や体型は、産後少しずつ妊娠前の状態に戻っていきます。しかし、なかなか完全には戻らなかったり、かえって太りやすくなったりすることもあります。
個人差はありますが、主な原因として以下のようなことが考えられます。
運動不足
出産後は体の回復が最優先になります。特に産後1ヶ月は基本的に外出ができないため、体を動かす機会がほとんどありません。
産後1ヶ月が過ぎて出かけられるようになっても、赤ちゃんの月齢が低いうちは行動範囲が限られるので、妊娠前に比べると運動量が減る傾向にあります。
その結果、筋肉が落ちて代謝が減ったり、消費カロリー自体が減ったりして、体重や体型が戻りにくくなることがあります。
食欲増加
母乳育児の場合、産後しばらくは数時間おきに授乳をするため、体力を消耗します。食べても食べてもお腹が空くような感覚になり、食べ過ぎてしまうことも。
また、休む間もなく赤ちゃんのお世話に追われ、疲れやストレスから、つい甘いものや脂っこいものに手が伸びてしまう人も多いようです。
母乳育児中は通常時より350kcal多く摂ることが推奨されています(※1)。しかし、必要なカロリー以上に食べすぎてしまうと、体重が増える原因となります。
芸能人が実践した産後ダイエット方法は?
ここでは、芸能人が実践したといわれている代表的な産後ダイエットの方法をご紹介します。
運動不足や食欲増加によって体重や体型がなかなか戻らない場合に効果を期待できるものもあるかもしれないので、体調や赤ちゃんのお世話を優先しながら試してみるのもいいですね。
グラヴィティヨガ
出典: gravity-yoga.jp藤本美樹さん、スザンヌさんが実践していたことで知られるようにもなったグラヴィティヨガ。
グラヴィティとは「重力」のことで、地球の重力や自分の体重を利用して、体を整えていく方法です。
本来はボルスターという補助用具を使いますが、丸めたタオルやクッションで代用することもできます。体を無理に伸ばすのではなく、重力に身を任せるようなポーズをするのが特徴ですよ。
酵素ドリンク・スムージー
小倉優子さんや市井紗耶香さんが産後に取り入れたというダイエット方法の一つで、消化を助けたり新陳代謝を活発にしたりする働きがある酵素をたっぷり含むドリンクやスムージーを飲みます。
本格的な方法では、酵素ドリンクのみで1日の栄養を摂ったり、酵素スムージーを1回分の食事として置き換えたりすることもあります。しかし、産後は赤ちゃんのお世話や夜間の授乳などで体力が必要なので、あくまでも食事の補助として飲むといいでしょう。便秘やむくみで悩んでいる場合にもおすすめですよ。
ストレッチ・有酸素運動
ストレッチや有酸素運動は、多くの芸能人が他のダイエット方法とあわせて行っているようです。
道端カレンさんが実践していたという、骨盤底筋(内蔵を下から支えるハンモックのような筋肉)を鍛えるストレッチは、産後におすすめです。
梨花さんをはじめ、多くの著名人が実践していた「樫木式カーヴィートレーニング」も有酸素運動の一つで、踊りながら体を大きく動かして理想のボディラインを目指すダンスエクササイズです。
レコーディングダイエット
辻希美さんが実践していたレコーディングダイエットも、産後に取り入れる女性は多いようです。1日に食べたものやその日の体重を記録して、カロリーや食事のバランスを意識するダイエット法です。
無理な食事制限ではなく、少しカロリーを摂り過ぎてしまった日の翌日は1食置き換える、栄養バランスの整った食事を作る、買う食材を工夫するといったことができるので、家族の健康のためにも良い方法かもしれませんね。
ストレッチ・有酸素運動
ストレッチや有酸素運動は、多くの芸能人がヨガやスムージーなどのダイエットと一緒に行っています。
道端カレンさんが実践していたという、骨盤底筋(内蔵を下から支えるハンモックのような筋肉)を鍛えるストレッチも、産後の女性におすすめ。骨盤の歪みによって生じやすい尿漏れなども改善するとされています。
梨花さんをはじめ、多くの著名人が実践していたという「樫木式カーヴィートレーニング」も有酸素運動の一つですよ。
レコーディングダイエット
辻希美さんが実践していたというレコーディングダイエットも、産後に取り入れる女性は多いようです。1日に食べたものを書き出して、カロリーや食事のバランスを意識するというダイエット法です。
無理な食事制限ではなく、少しカロリーを摂り過ぎてしまった場合は1食置き換える、慣れてきたらバランスよく食事を作る、買うものに気をつける・工夫するといったことができるので、家族の健康のためにも良い方法かもしれませんね。
芸能人の産後ダイエットを行うときの注意点は?
芸能人が実践した産後ダイエットを行うときは、以下の点に注意してください。
産後1ヶ月を過ぎてから始める
産後しばらくは体を回復させることが最も大切です。少なくとも産後1ヶ月間はダイエットのことは気にせず、赤ちゃんのお世話や身のまわりのことだけに集中しましょう。
1ヶ月健診のときに医師にダイエットをしても問題ないか確認して、許可が出たら少しずつ始めてみるといいですね。
体に負担をかけすぎない
芸能人が実践している産後ダイエットは、動画などでは簡単そうに見えても、実際はハードな内容であることも少なくありません。また、芸能人はプロの専属トレーナーを付けていたり、特別なマシンや器具を使用したりしていることもあります。
自分自身で行うときは無理をせず、体に負担をかけすぎないようにしましょう。
過度な食事制限をしない
カロリーを極端に減らしたり、特定の食べ物や飲み物だけを摂ったりするダイエット方法は、産後にはおすすめできません。
必要なエネルギー量や栄養が不足すると、免疫力が落ちたり疲れやすくなったりするリスクが高まり、赤ちゃんのお世話や日常生活に支障が出てしまうことも。
カロリーの過剰摂取や甘いもの・脂っこいものの食べ過ぎには気をつけつつ、栄養バランスのよい食事を摂るようにしてくださいね。
芸能人のダイエットは参考程度に!
芸能人が実践したとされるダイエット方法はいろいろあります。前述の通り、ハードな内容のものもあるため、安易に真似をするのではなく、まずは少し試してみて、自分の体調や体力にあっているか確かめましょう。
産後の体に負担をかけずに行えるダイエット法を探して、無理のない範囲で続けていけるといいですね。