朝起きると、赤ちゃんが布団から飛び出していたり、回転していたりすることがありますよね。あまりにも寝相が悪いと、こんなに動き回って大丈夫なのかと心配になるママ・パパは多いのではないでしょうか。そこで今回は、赤ちゃんの寝相が悪い原因と、赤ちゃんの寝相が悪い場合の注意点についてご紹介します。
赤ちゃんの寝相が悪い原因は?
赤ちゃんの寝相が悪い原因は、主に以下の4つがあげられます。
レム睡眠の時間が長い
人間は寝ている間、深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を繰り返しています。夢を見たり、寝返りをうったりするのは、レム睡眠の時間帯です。
大人の場合は、このレム睡眠が90分に1回のサイクルで訪れます。それに対して赤ちゃんは40〜60分に1回です(※1)。
サイクルが短いぶん、レム睡眠が何度も繰り返されるので、眠りが浅くなりよく動きます。そのため赤ちゃんは大人よりも寝相が悪くなると考えられます。
寝る場所が暑い
寝ているときに赤ちゃんが暑いと感じると、大人と同じように布団を蹴ったり、涼しさを求めて動き回ったりします。赤ちゃんは大人より新陳代謝が良く体温が高いため、ママやパパにとっては快適でも、赤ちゃんには暑すぎる場合がありますよ。
寝返りの練習をしている
赤ちゃんは、骨や筋肉、神経が発達する生後5ヶ月頃になると、思うように体が動かせるようになり、寝返りができるようになります。
この頃に赤ちゃんの寝相が悪いときは、寝返りの練習をしている場合もあります。体が成長すると自然と寝返りができるようになり、寝相の悪さもおさまってくるはずなので、心配しすぎず見守ってあげましょう。
体調がよくない
大人も体調が悪いとき、なかなか寝られなくてゴロゴロ動くことがありますよね。それは赤ちゃんも同じです。
少し体調が優れない場合、普段より寝相が悪いだけでなく夜泣きがひどいこともあるので、赤ちゃんの寝ている様子をチェックしてあげましょう。
赤ちゃんの寝相が悪いときの注意点は?
赤ちゃんの寝相が悪い場合、以下の3つに注意しましょう。
落下に気をつける
赤ちゃんが寝ている間に元気に動き回ると、ベッドから落ちてしまう危険性があります。
そのためベビーベッドは柵付きのものを選ぶのがおすすめですが、柵付きのベッドだと、頭や手足をぶつけてしまうことも。衝撃を和らげるベビーベッドガードや、高さのないベビー布団を使うのがおすすめです。
寝冷えに気をつける
赤ちゃんの寝相が悪いと、布団をはいで寝ている間にお腹が冷えてしまう心配があります。
布団がなくてもお腹が冷えないよう、上下がつながっている服や、腹巻を着せてあげましょう。寒い時期はスリーパーなど、保温性の高いものを着せるといいですね。
窒息に気をつける
寝相が悪いと、赤ちゃんが布団の周りにあるものに埋まって、窒息してしまう危険性があります。赤ちゃんがどのように動くか分からないので、布団の周りには、柔らかいクッションやぬいぐるみを置かないように気をつけましょう。
赤ちゃんの寝相が悪い場合の対策は?
赤ちゃんの寝相が悪いのは珍しいことではないので、あまり心配する必要はありません。対策も、特に必要ないケースが多いですよ。
しかし、寝相が悪いうえに汗をたくさんかいている場合は、前述のように暑さが原因の可能性もあります。部屋を少し涼しくしたり、服装を薄手にしたりして様子をみてあげましょう。
赤ちゃんの寝相で性格が分かるって本当?
寝相から性格が分かると聞いたことはありますか?アメリカでは、寝相に性格や深層心理が現れるとして、下記のように分類されることがあるようです。寝相から赤ちゃんの性格の傾向が分かるかもしれませんね。
大の字
赤ちゃんは仰向けで寝ることが多いですが、なかでも大の字に寝る赤ちゃんは精神的に安定していると考えられます。自信があって、オープンな性格とされていますよ。
横向き
赤ちゃんの寝相が横向きで膝を曲げている場合は、精神的にバランスが取れていて、安定した性格と考えられています。
うつ伏せ
うつ伏せ寝をする赤ちゃんは、自分が中心となりたいタイプ。また、常に周囲に気を配れる性格の赤ちゃんも、うつ伏せで寝るとされています。
赤ちゃんの寝相が悪いのは成長の証
赤ちゃんが寝ている間にたくさん動いていると、びっくりしてしまいますよね。しかし赤ちゃんの寝相が悪いのは、元気に動き回れるほど成長してきている証拠です。
あまりに寝相が悪い場合、赤ちゃんにとって暑すぎたり、体調が悪かったりすることもあるので、普段から赤ちゃんの寝相をチェックして、必要に応じて対策をしてあげたいですね。