フォローアップミルクは必要?いつからいつまで?飲ませ方は?

記事監修 助産師 佐藤 裕子
日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 続きを読む

子育てをしていると、赤ちゃんの離乳食前後に「フォローアップミルク」という言葉を聞くママは多いのではないでしょうか?ミルク育児に限らず、母乳育児のママも気になっている人は多いようです。しかし、実際にいつから、どういうときに使うのかまで詳しく知っている人はあまりいないようです。そこで今回は、フォローアップミルクは必要なのか、必要な場合はいつからいつまでなのか、飲ませ方なども含めまとめました。

フォローアップミルクとは?

粉ミルク

フォローアップミルクとは、離乳食が3回になる段階で、離乳食などの食事では摂りきれない栄養を補う目的で飲ませる粉ミルクです。新生児期とは違い、コップやマグで飲ませることが多いようです。

各メーカーから様々な種類が販売されていて、どれも共通しているのは、乳幼児期に不足しがちな栄養を中心としていること。その中でも、脳の働きを助けるDHAに特化したもの、鉄分を中心としたもの、カルシウムやビタミンをバランスよく配合したもの、歯や骨の発達に特化したものなど、少しずつ差があり、甘みがあるものや、さっぱりとした飲み口など、味も異なります。

フォローアップミルクは必要なの?母乳の場合は?

why 疑問 なぜ

フォローアップミルクは、栄養を補うのが目的なので、すべての赤ちゃんに必要というわけではありません。母乳育児とミルク育児、どちらの場合でも、離乳食をしっかり食べてくれるようになっていればフォローアップミルクは飲ませる必要はないかもしれませんね。

しかし、離乳食と平行して母乳やミルクをあまり飲めていない場合や、離乳食の進みがゆっくりな場合は、栄養が補いきれていないこともあります。

以下の項目に当てはまる場合は、フォローアップミルクの利用を検討してみてくださいね。

フォローアップミルクを検討する目安

● 母乳育児中だが、母乳の量が減少してきて栄養不足が気になる
● 母乳育児をしてきて、離乳食が3回になってから母乳が出にくくなった
● 卒乳に向けてミルク以外のものを飲ませたいが1歳未満で牛乳を飲ませるのに抵抗がある
● 離乳食の好き嫌いが激しく、栄養が不足・偏りがち

フォローアップミルクはいつからいつまで?1歳以降も必要?

赤ちゃん コップ マグ 飲む 食事

フォローアップミルクは、主に離乳食が3回になる生後9ヶ月を過ぎたあたりが使い始める基準になります。前述の「フォローアップミルクを検討する目安」に該当していれば、この時期を目安に赤ちゃんの様子をみながら少しずつ飲ませてみると良いかもしれませんね。

しかし、生後9ヶ月はあくまで目安であり、重要なのは離乳食の進み具合です。離乳食が3回食になった状態がベースであることを忘れないでおきましょう。

フォローアップミルクは、主に3歳くらいまでの飲用が各メーカーから推奨されています。しかし、1歳を過ぎてアレルギーがなければ、牛乳が飲めるようになるので、フォローアップミルクは必要なくなることがほとんどです。

3歳までの間でいつ頃飲ませるかは子供の栄養にもよりますが、普通の食事ができるようになるタイミングで、牛乳に移行させるママが多いようです。

フォローアップミルクの飲ませ方は?量はどれくらい?

スケール 計量 量 どのくらい カップ コップ 皿

フォローアップミルクの飲ませ方は、乳児用のミルクと同じように哺乳瓶で与えてもいいですが、コップの練習も兼ねてコップやストローのついたマグで飲ませるのがおすすめです。

フォローアップミルクの缶や箱に書かれている分量を目安に、おやつの時間や離乳食後に与えるようにしましょう。与えすぎも栄養過剰になってしまうので、離乳食や食事の量、バランスなども考えましょう。

量を決めるときは、体重には注意が必要です。赤ちゃんの体重には個人差があるので、一概に「生後10ヶ月だから量は●●」などと決めず、成長曲線と比べながら、適量を与えてあげてください。

基準は、生後9~12ヶ月頃で1日約450〜600ml(3回食後150〜200mlずつ)、それ以降はおやつのタイミングなどに1日400ml(午前午後で200mlずつ)で、赤ちゃんの成長をみて調整するのがおすすめです。

フォローアップミルクは食事の補助として考えよう

ハイローチェア 赤ちゃん9か月 いす 食事

フォローアップミルクは、あくまでも栄養を「補助」するものとして考えましょう。母乳や離乳食で十分に成長できていて、健康にも問題なければ飲ませる必要はありません。赤ちゃんに合わせて臨機応変に対応してあげてください。

近年は「使わない方が良い」という説もありますが、これは栄養がしっかり摂れている場合に、必要以上に使用する必要はないという意味も含まれています。

栄養面が不足しているかどうかわからないときは、乳児健診時や育児相談などで聞いてみるのも良いですね。赤ちゃんの体に合わせて、ママがしっかり理解したうえで判断してあげましょう。

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