断乳・卒乳後の寝かしつけ方法!夜泣きをしたときの対策は?

監修専門家 看護師、保健師、助産師 窪田 杏奈
窪田 杏奈 看護師、保健師、助産師の資格取得後、総合周産期母子医療センターに勤め、その後フリースタイル分娩に興味を持ち成城マタニティクリニックに転職。現在は、分娩介助や妊産婦ケアをしつつ、助産師の研究をすべく大学... 監修記事一覧へ

赤ちゃんが生まれてからずっと授乳を続けてきたママの身体的負担は、断乳・卒乳することで格段に少なくなります。しかしそれと同時に、今まで添い乳で寝かしつけてきたママにとって、断乳・卒乳後の寝かしつけは大きな悩みの種になりがちです。断乳・卒乳後に、うまく寝かしつけるコツはあるのでしょうか?断乳・卒乳後の赤ちゃんが夜泣きをするときの対策とあわせてご紹介します。

断乳・卒乳後の寝かしつけ&夜泣き問題ってなに?

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今まで赤ちゃんの寝かしつけと夜泣きはすべて添い乳でやり過ごしてきた、というママたちに待ちかまえているのが「断乳・卒乳後の寝かしつけ&夜泣き問題」です。

入眠ツールである「おっぱい」がなくなってしまい、ママは寝かしつけ方がわからないし、赤ちゃんも寝方がわからない、と親子で困惑する日々がやってきます。

毎夜寝てくれなくて、赤ちゃんは泣き疲れ、親子でクタクタになって結局授乳を再開してしまうという声も聞きます。この峠を越えられるかどうかで、断乳・卒乳が完了したといえるかどうかが決まる、といっても過言ではありません。

断乳・卒乳後に赤ちゃんを寝かしつけるにはどうする?

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それでは、おっぱいなしで赤ちゃんを寝かしつけるにはどうすればいいのでしょうか?

それには、まず入眠前のリズムを整えることが大切です。おっぱいなしで入眠前のリズムを整えるには、時間はかかりますが、根気よく続けていきましょう。ここでは、そのリズム作りの方法をご紹介します。

1. 日中の活動を見直す

まずは、日中の活動を見直すことからスタートします。昼間の運動量を今まで以上に増やし、お散歩や公園、室内でも体を使った遊びをたっぷり取り入れましょう。

さらに、お昼寝の時間はこれまでより短めにするとよいです。夕方などの遅い時間にお昼寝をさせないようにして、夜ぐっすり眠れる体制を整えます。

2. 部屋を暗くして環境を整える

夕方以降は、刺激の強い遊びやテレビ・DVDなどはできるだけ避けてゆったり過ごします。

寝室の照明を暗くしてカーテンを引き、いつ眠ってもいいようにします。このとき隣室から話し声やテレビの音が聞こえると興奮してしまうので、パパや家族にも協力してもらいましょう。パパに帰宅のタイミングを相談してみるのもいいですね。

3. 静かに赤ちゃんの様子を見守る

すぐに寝つけず、暗い部屋の中で歩き回ったり遊びだしたりする赤ちゃんもいるかもしれません。この場合は、ある程度満足すると大人しくしてくれることも多いので、あまりママが神経質にならないほうがよいでしょう。ここは根気よく静かに見守ってあげてくださいね。

赤ちゃんが興奮しないよう、寝室におもちゃや危ないものを置かないことも大切です。

ママがそばにいるだけで興奮してしまうという場合は、パパ、おじいちゃん・おばあちゃんなど家族の協力も得ながら、寝る前にリラックスできる環境づくりに努めましょう。

断乳・卒乳後の赤ちゃんを寝かしつける具体的な方法は?

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多くの赤ちゃんは生活リズムを整えたところで、勝手に寝てくれるわけではありません。生活リズムを整えると同時に、おっぱいの替わりとなる寝かしつけ方法が必要になってきます。

そこで、ここではおっぱいの替わりになる入眠儀式を紹介するので、いろいろ試して、赤ちゃんに合うものを探してみましょう。毎日決まった入眠儀式を行うことで、さらに寝つきがスムーズになりますよ。

抱っこでゆらゆら

パパやママに気力と体力があれば、抱っこをしてゆらゆらとあやしてあげましょう。適度な揺れと、体から伝わる温かさで睡眠に誘います。

お腹トントン

赤ちゃんはみんな抱っこが大好きですが、抱っこをしたまま寝かしつけるには限界がありますよね。そこでおすすめなのが、赤ちゃんを寝かせてお腹を軽くトントンしてあげることです。

しばらくすると、トントンが生み出す一定のリズムと呼吸が合ってきて、赤ちゃんはどんどん眠くなってきます。

子守り歌を歌う

上のお腹トントンと併せると効果的なのが、子守歌です。ママやパパの優しい声と落ち着いたメロディーは赤ちゃんを安心させるものですよ。

絵本を読む

昔から定番の寝かしつけ方法ですね。赤ちゃんが興奮してしまう内容ではなく、すぐ読めるやさしい内容の本がおすすめです。「1日3冊まで」と毎日決まった冊数を読んであげるのもいいですね。

眉間くるくる

絵本と同じく、昔から行われている寝かしつけ方法の一つです。眉間から額の真ん中あたりを、指2本を使って軽い力でくるくるとなでてみましょう。

水分補給をする

なかなか寝つかない、もしくは夜中に起きて泣き出したときは、おっぱいの代わりにストローマグなどでお茶を飲ませてみましょう。水分補給としてだけでなく、唇に何かが触れていることで安心感が得られるので、ある程度飲むとすんなり寝てくれることもありますよ。

おやすみツアーをする

寝る前に家中のぬいぐるみや家具に「おやすみ」というツアーを行います。「うさぎちゃん、おやすみなさい」「つくえさん、おやすみなさい」と一緒に家の中を周りましょう。こうすることで、赤ちゃんが「今から寝る時間なんだ」と認識しやすくなります。

赤ちゃんに部屋の照明を消させる

赤ちゃんが自分で部屋の照明を消すことで、上のおやすみツアーと同じ効果が期待できます。ただ、リモコンで遊んでしまう場合、この方法は向かないかもしれません。

先にママ・パパが寝たふりをする

寝室に行ったら、先にママが寝たふりをしてしまいましょう。赤ちゃんがなかなか寝なかったり遊びだしたりしても、起きずにひたすら寝たふりを続けます。すると、赤ちゃんも諦めていつの間にか寝てしまいます。

パパがお仕事から帰ってきているなら、家中の照明を消して一緒に寝たふりしてもらうとより効果的です。

眠くなる音楽をかける

赤ちゃんの眠りを誘うオルゴール音や効果音を流すと赤ちゃんの気持ちも落ち着き、「この曲が流れたので寝る時間だ」と意識しやすくなります。

断乳・卒乳後の赤ちゃんが夜泣きをしたときの対策は?

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寝かしつけに成功しても、今までの習慣から、おっぱいを求めて泣きながら起きてしまうことがしばらく続くと覚悟しておいた方が良いでしょう。

夜中におっぱいを求めて泣く赤ちゃんを見ていると可哀想な気分になりますよね。ママも寝られなくてしんどくて、断乳・卒乳を諦めてしまいそうになる瞬間がきっと何度も訪れます。

しかし、いったん卒乳・断乳すると決めたら、どれだけ夜泣きをされてもおっぱいを与えないようにしましょう。ママが根負けしておっぱいをあげてしまうと、赤ちゃんは「大泣きすればおっぱいをもらえる」と学習してしまいます。

勝手にママの服をめくっておっぱいを吸われてしまうときは、絆創膏を貼るなどして対策しましょう。そのときは、「おっぱいもねんねしたよ」「おっぱいはバイバイだよ」と説明してあげてくださいね。

また、部屋を明るくしたり、テレビやスマホ画面などを見せたりするのもNGです。モニターの光で刺激してしまうと昼夜の区別がつかなくなり、ますます夜泣きが悪化することがあります。

断乳・卒乳後の寝かしつけ&夜泣きの峠を乗り越えよう!

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おっぱいなしでの寝かしつけは大変ですが、入眠前のリズムと寝かしつけ方法が確立してしまえば、徐々に寝てくれるようになりますよ。

しばらくはなかなか寝ついてくれず、夜泣きも激しいかもしれません。このときばかりは、ママもパパも睡眠不足がピークに達してへとへとになるでしょう。しかし、ここを乗り越えれば、明るい未来が待っていますよ!

赤ちゃんが寝てくれたあとに、パパ・ママ業をお休みしてゆったりとした時間が過ごせる日を想像しながら、この峠を乗り越えてくださいね。

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