マグセントとは?切迫早産への効果や副作用、胎児への影響は?

切迫流産や切迫早産になった場合、子宮収縮を抑えて流産や早産に移行するのを抑える子宮収縮抑制薬があります。様々な種類がありますが、なかには切迫早産のみに使われる薬もあり、その1つが「マグセント」です。ウテメリンでも効果が見られない場合に使われるため高い効果がありますが、同時に副作用が現れやすいことでも知られています。今回は、マグセントの効果や副作用、胎児への影響についてご紹介します。

切迫早産の治療薬、マグセントとは?

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マグセントとは、子宮収縮を抑えて切迫早産を治すための薬です。妊娠22週~36週6日の切迫早産に使われますが、他の子宮収縮抑制剤に比べて強い作用をもっているため、基本的にはウテメリン(リトドリンなど)を投与しても子宮収縮が抑制できないときにマグセントが利用されます。また、ウテメリンの副作用が強く、継続して使用できない場合の代替薬として利用されることもあります。

マグセントの効果は?

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マグセントの主成分は硫酸マグネシウムです。実はマグネシウムは筋肉を緩める作用を持っている成分なので、マグセントを体内に投与すると全身の筋肉が緩みます。全身に作用してしまうのですが、子宮の筋肉も一緒に緩めてくれるので切迫早産にも効果があるのです。

マグセントの用法・用量は?

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マグセントは、切迫早産の症状が重い場合に使われるので即効性のある点滴での投与が基本です。一般的な使い方としては、40mlを20分以上かけて点滴で投与したあと、毎時10mlずつ継続的に投与します。もし子宮収縮活動が抑制されない場合には、毎時5mlずつ増やして最大20mlまで調節しながら様子を見ます(※1)。

マグセントの副作用は?血管痛がある?

マグセントは高い効果を発揮しますが、副作用も現れやすいといわれます。国内の臨床試験によると、マグセント使用者の約7割でなんらかの副作用が現れています(※1)。頻繁に見られる症状は、筋肉痛や倦怠感、熱感など軽いものがほとんどです。発症率は高くありませんが、重大な副作用としてマグネシウム中毒や心(肺)停止、呼吸不全、横紋筋融解症などもあるので注意が必要です。副作用の1つで血管に痛みを感じる血管痛が現れることもあります。

もし痛みを我慢できない場合や体になんらかの違和感がある場合は、すぐに担当医師に相談してください。点滴を打つ場所を変えてもらうなど、対処を検討してもらいましょう。

マグセントは胎児に影響がある?

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マグセントは、胎児への影響があるという報告もされています。主に胎動の低下や、新生児の心不全、高カリウム血症、低カルシウム血症などのリスクが高まるといわれます(※1)。ただ、こうした胎児に現れる症状は産後の治療で治る場合がほとんどで、切迫流産・早産のリスクのほうが重いといえます。

マグセントは切迫早産に効果がある治療薬

マグセントは、切迫早産を抑えるのには効果がありますが、使用中は副作用に悩まされるかもしれません。きちんと治療をして切迫早産を乗り越えて元気な赤ちゃんを出産できるように、赤ちゃんと一緒に頑張って、切迫早産を乗り越えてくださいね。

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