里帰り出産とは?いつまでに帰ればいいの?病院予約の時期は?

妊娠が確定すると、まだ実感が湧かないなかで「分娩の予約をしてね」と言われて困惑するママは少なくありません。特にタイミングや時期に迷うのが里帰り出産ではないでしょうか。そこで今回は、里帰り出産について、病院予約はいつ頃なのか、妊娠何週目を目安に帰省するのか、時期や段取りをご紹介します。

里帰り出産とは?

出産準備

里帰り出産とは、妊婦さんが、今住んでいるところを離れて実家に帰り、実家の近くの病院などで出産することをいいます。

出産経験のある母親が側にいることで、陣痛時に病院に行く目安がわかる、緊急時にサポートしてくれる、病院まで一緒に来てくれる人がいるなどのメリットがあります。

また、出産直後は約2時間半おきに授乳やミルク、おむつ替えがあり、あっという間に1日が過ぎていきます。そこに家事が加わると、ママは負担が大きくなってしまいますよね。

里帰り出産をすると、家事は親に頼ることができるため、ママは子育てに集中することができます。特に初産で育児に慣れてないというママは、焦らず自分のペースで育児ができますよ。

里帰り出産の病院予約の時期はいつ頃?

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里帰り出産の予約ができる時期は、病院によって大きく違います。人気のある病院では、胎嚢や心拍の確認ができ、妊娠が確定する4〜5週目の時点から仮予約を受け付けてくれるところもある一方、母子手帳をもらってからじゃないと予約ができないところもあります。

分娩の予約をする際は、一度健診に行かなくてはいけないという条件があることが多く、その場合は、初診に行くまでの週数が病院によって決められています。

多くの場合は、妊娠12~20週までに「初診」を終わらせなければ受け入れてくれないので、希望の病院は早めに決めて、友人に話を聞いたり、直接病院に電話して問い合わせたりと、情報収集しておきましょう。

分娩を希望する病院が決まったら、今通っている病院に報告をして、紹介状を書いてもらう必要があります。紹介状、母子手帳、健康保険証、実家の場所によっては妊婦健診助成券も忘れずに持って行きましょう。

里帰り出産の場合、いつからいつまでに実家に帰ればいい?

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実家に帰る時期は、妊娠30~34週が目安になります。後半の妊婦健診が分娩先の病院に移ることもあるので、そのタイミングで一時帰省をしましょう。

仕事などでギリギリまで里帰りしないママもいますが、赤ちゃんは予定日ぴったりに生まれるわけではありません。ギリギリまで里帰りをしないでいると、予定より早く破水したときに、これまで妊婦健診を受けていなかった病院でお産をしなければいけないリスクが高まります。

とはいえ、あまり早すぎてもパートナーを一人にする期間が長くなったり、上の子が幼稚園や保育園に通っている場合は長く休ませることになったり、家族の負担になることもあります。自分の体調や環境のことを考えて、できる範囲で早めに帰省しましょう。

里帰り出産の段取りは?

チェックリスト

ここでは、里帰り出産全体の段取りを流れでご紹介します。スケジュールを立てるうえで参考にしてみてくださいね。

家族との話し合い(なるべく早め)

パートナーと話し合い、夫婦が納得した上で里帰り出産を決めましょう。受け入れてもらう実家にも、里帰りをしたいという気持ちやいつごろ里帰りをするかという予定をきちんと話しておきましょう。

里帰り先の病院の下調べ、分娩予約(〜13週)

自分のバースプランに合うかや、実家から病院までの距離はどれくらいかを調べておきましょう。最近では産婦人科医の不足により「里帰り出産NG」の病院もあるので、事前に電話やホームページで確認しておくことをおすすめします。

病院が決まったら早めに里帰り出産を伝え、分娩予約をとっておきましょう。つわりが始まると余裕がなくなる人もいるため、ここまでは妊娠がわかってからすぐに進めておいたほうがいいでしょう。

今通っている病院に紹介状を書いてもらう(〜20週)

今通っている病院にも、早めに里帰り出産を伝えておきましょう。里帰り先の病院に渡す「紹介状」を書いてもらう必要があるからです。体調が悪い場合には、里帰り自体にドクターストップがかかってしまうこともあります。妊婦健診時に、医師に相談してくださいね。

里帰り先の病院で初診を受ける(〜20週)

予約の電話をする際に、里帰り出産の希望を伝え、初診の予約を取りましょう。妊娠20週までに初診を受けないと、受け入れてくれない病院もあるので、なるべく早く受けておくことをおすすめします。

初診後、通っている病院で貰った紹介状を転院する病院に提出し、分娩の予約をしましょう。分娩の予約は電話でできるところもありますが、まずは、里帰りをする条件を先に確認することが重要です。

里帰りして転院する(〜34週)

出産のための里帰りは、遅くとも34週までには行ったほうがいいですが、体調を崩してしまう可能性もあるため、余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。普段通っている産婦人科などで相談して決めるのもいいでしょう。

里帰り出産後は早くパパとの生活に戻ろう

里帰り出産をした場合、出産後の検診でママと赤ちゃんに問題がなければ、できるだけ早めに自宅へ戻り、パパと赤ちゃんが一緒に生活する時間を作れるといいですね。

男性は、ただでさえ初めは「パパ」という実感を持ちにくいもの。一緒におむつ替えや夜の授乳に慣れることで、家族である実感が湧いてくるかもしれませんよ。

出産後は、赤ちゃんとママの1ヶ月検診を済ませた後を目安に、パパが待つ自宅へ戻る準備を始めましょう。その後、自宅での生活が大変であれば、今度は実母に来てもらったり、産褥ヘルパーさんを頼んだり、うまく周囲のサポートを受けられるようにしてくださいね。

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