出産を終えて育児にも少しずつ慣れてほっとしたものの、体重や体型が気になるママは多いのではないでしょうか。無理なく痩せられる方法があれば知っておきたいですよね。
そこで今回は、産後太りになる原因をはじめ、ケアする方法やコツ、注意点についてご紹介します。
産後太りの原因とは?
産後は、出産したからといってすぐに妊娠前の体重や体型に戻るわけではありません。産後すぐは赤ちゃんや羊水などの重さをマイナスしたとしても数kgしか変わらないことがほとんどです。
妊娠中に赤ちゃんを守るために蓄積した皮下脂肪が残ってしまい、産後太りの原因となることが多くあります。また、妊娠・出産で筋肉が減って基礎代謝が落ちることも原因のひとつといわれています。
さらに、産後に育児が忙しくて食事がおろそかになってしまい、時間を気にせず間食してしまったり、お手軽なジャンクフードなどを食べ過ぎたりするのも、産後太りの要因として考えられます。
産後太りに効果的なダイエット方法とは?
以下の方法をいろいろ試してみて、できる範囲で健康的に体重を落とす方法を取り入れていきましょう。なかなかすぐに効果は出ないので、無理なくコツコツ続けていくことが大切ですよ。
食事の内容を見直す
食事の量を制限するのではなく、栄養バランスの見直しに重点を置きましょう。
白米を玄米に代える、洋食から和食中心の食事にするなど、量は同じでも糖分や脂肪分、塩分が少ない食事に変更するだけで、体重が落ちやすくなりますよ。
不足しがちなたんぱく質やビタミン、ミネラルを含んだ野菜を意識して摂るようにしましょう。
適度に運動をする
産褥体操
産後すぐからできる産褥体操は、産後の肥立ちをよくするだけでなく、筋肉を引き締める効果も期待できるのでおすすめです。
寝ながら出来るものも多いので、体調と相談しながら継続してくださいね。
骨盤底筋体操
骨盤底筋体操は、「肛門と腟を動かす(肛門をきゅっと締める)・緩める」という動きを繰り返し行うだけなので、産褥期からでも行なえます。
産後の尿もれ予防などにも効果があるので、毎日意識してできると良いですね。
産後太りでダイエットをするときの注意点は?
産後太りで出産後すぐにダイエットをしたいと思う人もいるかもしれませんが、産褥期(産後6~8週)は体型・体重は気にせず、体の回復に努めましょう。
この時期は、昼夜問わずの赤ちゃんのお世話で、とても疲れやすい状態です。産後1ヶ月を過ぎても悪露が続くことはあるので、激しい運動や食事制限ではなく、産褥体操をする程度にとどめてくださいね。
運動を取り入れていくのは、ママの1ヶ月健診で順調に体が回復していると判断され医師から許可が出てからにしましょう。
産後太りのダイエットは無理なく健康的な方法で行おう
産後は体に負担が掛かりやすいので、体調と相談しながら食事を見直したり、軽い運動をしたりしましょう。
焦らず、無理のない方法で健康的にダイエットをしていけるといいですね。