産後のお腹ぽっこりを解消する4つの方法!へこまないのはなぜ?

監修専門家 鍼灸按摩マッサージ指圧師、NKT、PRI、EBFA 島田 健
島田 健 累計約3万件の施術経験。東京医療専門学校本科にて鍼灸按摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。在学中より様々な著名人やアスリートの通う治療院に勤め、その後コンディショニング施設にて治療面とトレーニング面か... 監修記事一覧へ

赤ちゃんが産まれてやっとお腹がすっきり元通りになると思ったら、妊娠中とさほど変わらず、お腹がぽっこりしたままで驚いたママも多いでしょう。産後もお腹がぽっこりしてへこまないのはなぜなのでしょうか。今回は、その原因と4つの解消法をご説明します。

産後のお腹は、なぜぽっこりしているの?

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赤ちゃんが産まれてもお腹がぽっこりしたままなのは、単に脂肪がついているからではありません。それには、いくつかの原因が考えられます。

子宮の収縮には時間がかかるため

子宮は筋肉でできているため、妊娠中は赤ちゃんの成長と共に子宮がどんどん大きくなります。もともと鶏卵程度の大きさだった子宮は、臨月時点で約5倍の大きさになり、おへその上あたりまで拡張します。子宮の重量は約1kgにまで増えますが、これは妊娠していないときの約15倍です(※1)。

子宮は、妊娠期間中に約10ヶ月かけて大きくなっているので、出産したからといってすぐには元に戻りません。産後約1ヶ月かけて、産後に分泌されるオキシトシンというホルモンの作用によって子宮はゆっくり収縮し、妊娠前の大きさに戻っていきます。

妊娠中に関節や靭帯が緩んだため

出産するときに骨盤と産道を広げるため、妊娠中はリラキシンというホルモンが大量に分泌されます。リラキシンには、関節や靭帯を緩める働きがあるとされ、これによって腹圧が下がり、胎児の成長と共にお腹が大きくなっていくと考えられます。

この腹筋の緩みをそのままにしておくと、お腹の脂肪がたるみ、産後でもお腹がぽっこりしてしまう原因となるだけでなく、ひざや腰の痛みにつながってしまいます。

筋肉量の減少によって内臓が下がるため

妊娠中は、リラキシンの働きによって関節や靭帯が緩んでくるため、緩んだ骨盤を筋肉だけで支えなければなりません。しかし、お腹が大きくなるにつれて、妊娠前のように体を動かすことができないことから、筋肉のバランスが崩れたり、量が少なくなったりと偏ってしまいます。

筋肉が弱くなったり骨盤が開いたりした状態だと、骨盤のなかに収まっている子宮や腸などの内臓が下がり気味になります。また反り腰の姿勢を長く続けることで腹筋(特にインナーマッスル)が伸ばされ、筋力が落ちるため、産後もお腹がぽっこりしたままになってしまうのです。

このように、産後にお腹がぽっこりする原因は様々ですが、理由がわかれば解消法もはっきりしますよね。これらの原因を踏まえて、ここからはお腹ぽっこりの解消法をご紹介します。

産後のお腹ぽっこり解消法1. 骨盤ベルトで骨盤を締める

骨盤

産後の骨盤は開いた状態にあるので、そのまま何もケアしないでいると骨盤が歪んだままくっついてしまうことがあり、お腹に余計な脂肪がついたり、腰痛や冷えなどの症状が出やすくなってしまうことがあります。

産後直後から骨盤ベルトを使用して、骨盤を締めると同時に正しい位置にキープしましょう。産後半年は骨盤ベルトをつけるのがおすすめです。

産後のお腹ぽっこり解消法2. 筋肉を鍛えるエクササイズをする

お腹ぽっこり解消法

骨盤を正しい位置に戻すために骨盤ベルトをつけるとともに、落ちた筋肉を戻して内臓下垂を改善することも大切です。

産後すぐは悪露が出るなど体の調子が整っていないので、無理なエクササイズは避けて休養を優先し、産後2ヶ月頃から体調を見ながら腹筋エクササイズを始めましょう。

仰向けに寝て両ひざを立て、両手をお腹に当てておへそを見る感じで上体をゆっくり起こし、その状態を5秒間キープするというエクササイズがおすすめです。このとき、しっかりと息を吐きながら行い、吐ききるまでやってくださいね。

また、赤ちゃんの抱っこなどで腰が痛くなったときは、骨盤ベルトを巻いてウォーキングをしたり、骨盤周りを動かすストレッチをしたりして、下半身の筋肉をほぐしてください。

産後のお腹ぽっこり解消法3. ガードルを使用する

女性

産後は骨盤が緩んでいることもあり、妊娠中についた脂肪で体全体がだらりとした印象になりやすいものです。産後用のガードルで体を引き締めると妊娠前の体型に戻しやすくなります。

ただし、締め過ぎはNG。ウエストだけ締めるものも、産後の緩んだ骨盤に負担がかかり子宮脱などの原因になるのでやめましょう。産褥期間がすぎた産後2ヶ月頃から着用するのがおすすめです。

産後のお腹ぽっこり解消法4. 栄養バランスの取れた食事を摂る

野菜

産後は、子宮による胃の圧迫が解消されることで、食欲が出やすくなります。また母乳育児をしている場合は、ますます食欲が増します。

しかしその食欲のままに食べたいものを食べていると一気に太ってしまい、下半身に脂肪がついてぽっこりお腹が解消されにくくなります。特に授乳中の場合は、脂質や糖質を摂りすぎると乳腺が詰まることもあるので気をつけましょう。

産後の半年間が、お腹のぽっこりを引き締めるチャンス

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産後のお腹のぽっこりは、産後半年間の過ごし方によって解消されるかどうかが決まる、といっても過言ではありません。栄養バランスの取れた食事や簡単なエクササイズ、骨盤ベルトの着用など、どれも日々の積み重ねが大切です。

家事や育児で忙しい毎日だと思いますが、体調を見ながらできる範囲でコツコツ取り組みましょう。いつまでも素敵なママでいるためにも、産後のお腹ぽっこりを解消するようにしたいですね。

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