つわりに点滴は効果的?妊娠初期にも打てる?妊娠悪阻にも効くの?

「つわりは病気ではない」といわれますが、症状がひどいと「妊娠悪阻」になってお腹の赤ちゃんやママの体を危険にさらすこともあります。「つわりがつらくても我慢しなきゃ」「病院を受診しても仕方ないし」と思うかもしれませんが、病院では点滴を使ってつわりの症状をやわらげてもらえることもあります。今回は、つわりに使われる点滴の効果や成分、受診の目安、妊娠悪阻への効果についてご紹介します。

妊婦のつわりはなぜ起きるの?

つわり つらい

そもそもつわりは、妊娠初期に特有の生理現象の一つです。胃のムカムカや吐き気などが主な症状ですが、人によっては眠気がひどくなる、よだれが止まらなくなるなどの症状が現れることも。ほとんどの妊婦さんが何かしらのつわり症状に悩まされています。

しかし、実はその原因ははっきりわかっていません。妊娠初期の4〜7週目頃に始まって胎盤が完成する妊娠12〜16週頃まで続くことから、妊娠初期の急激なホルモンバランスの変化が関係していると考えられています。

つわりの点滴にはどんな効果があるの?

点滴

つわりの症状があまりにつらいときは病院で点滴を受けると、症状がやわらぐことがあります。実は、この点滴にはつわりの症状を緩和する作用がある「ビタミンB6」が含まれています。原因が不明確なつわりになぜ効果を発揮するのかはよくわかっていませんが、ビタミンB6がつわりの症状を軽減することは医学的にも認められています。

ただし、点滴で必ずつわりが緩和されるわけではありません。また、あまり点滴を使用しない方針の病院もあるので、過度な期待はしないことも大切です。

つわり用の点滴の成分が赤ちゃんに悪影響を与える可能性は?

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つわりで投与される点滴が赤ちゃんに悪影響を与えるのでは?と不安に思うかもしれません。しかし、点滴に含まれるのは薬ではないので心配しないでください。吐き気のせいで十分に補給できない栄養や水分を補うために食塩水とブドウ糖が使われ、それ以外にはつわりを軽減するビタミンB6、ウェルニッケ脳症という合併症を予防するためのビタミンB1が含まれているだけです。

ただし、つわりの症状があまりにひどいと、点滴に吐き止めの薬を入れることもあります。これは妊婦さんにも使えるものではありますが、不安があれば事前に医師に確認してください。

つわりで点滴を打つタイミングは?病院を受診する目安は?

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つわりがひどいだけで病院を受診することに躊躇する人もいると思います。日常生活に支障が出るようなら迷わず受診することをおすすめします。また我慢している人でも、少なくても以下のような症状が見られたら、早めに病院を受診してください。

● 一日中吐いて、水分がほとんど取れていない
● トイレに行く回数が明らかに減った
● 1週間で体重が3kg以上減った

これらの症状はかなり重度のつわりです。1日の嘔吐の回数やトイレの回数、体重の推移などを記録しておくと診断もスムーズなので、つわりがひどい人はメモをとっておくと役立ちますよ。

妊娠悪阻にも点滴は効くの?

記号 ぎもん はてな クエスチョン

つわりがかなり重いと「妊娠悪阻」と診断されて適切な治療・管理が必要になります。ママや赤ちゃんの命にかかわる病気でもあるので、早めの対処を心がけてください。

妊娠悪阻の場合でも点滴は効果があると考えられていますが、症状がひどくなると点滴だけでは対処できなくなるので注意しましょう。つわりは徐々に悪くなって妊娠悪阻を引き起こすので、水分を取るだけで吐いてしまうような場合は、早めに病院を受診してくださいね。

つわりは我慢せず、点滴に頼ることも大切

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つわりの症状は、人によって本当に様々です。病気ではないので、いつかは終わると思って病院へ行かない人もたくさんいます。しかしひどい症状の場合、我慢するのは、自分にとっても赤ちゃんにとってもよくありません。病院で点滴を受けるのもつわり対策の一つと考えて、早めに受診するよう心がけてくださいね。

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