妊娠初期に葉酸が必要な理由は?摂取量はどれくらい?

妊娠15週目までの妊娠初期は、赤ちゃんのカラダが作られる重要な時期です。この時期に必要な栄養素の一つに葉酸がありますが、葉酸がいつから必要なのかや葉酸が必要な理由を正確に知っている妊婦さんは少ないのではないでしょうか。この記事では、妊娠初期に葉酸が必要になる時期や理由、基準値の葉酸を摂らなかった場合に発症リスクが高まる神経管閉鎖障害についてご紹介します。

妊娠初期に葉酸が必要な理由は?

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妊娠初期は赤ちゃんの細胞増殖が活発に行われる時期ですが、葉酸は細胞増殖に必要なDNAを合成する材料になります。そのため、この時期に充分な量の葉酸を摂取することで、赤ちゃんが神経管閉鎖障害を発症するリスクを低下できるのです。

神経管は脳や脊髄の基となる重要な部分で、受胎後約1ヶ月で閉鎖するといわれています(※1)。神経管が正常に閉鎖されず、神経管閉鎖障害になると、無脳症や二分脊椎症(にぶんせきついしょう)、髄膜瘤(ずいまくりゅう)といった症状を引き起こします。

日本で神経管閉鎖障害になる胎児は二分脊椎症になることが最も多いといわれています。二分脊椎は、発症した部分から下の運動機能や知覚が麻痺し、内臓の動きにも悪影響を及ぼす症状です。厚生労働省によると、1万人に5人の赤ちゃんは二分脊椎を発症しているのです(※2)。

妊娠初期の葉酸はいつから必要?

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神経管閉鎖障害を防ぐには、受胎後約1ヶ月までの葉酸摂取がポイントになります。ただ、妊娠4~6週目なので、妊娠に気づかず「もしかして妊娠しているかも」という状態の妊婦さんも多いのが現状です。つまり葉酸は「妊娠を計画したらすぐ」「妊活中から」基準値を摂取するべき栄養素なのです。

関連記事にまとめた通り、葉酸は妊娠初期以降も摂取が推奨されている栄養素です。妊娠を計画してから授乳が終了するまで摂り続けてくださいね。

妊娠初期の葉酸摂取はサプリがおすすめ

サプリ 妊活

葉酸は食べ物にも含まれている栄養素ですが、以下の3つの理由から葉酸サプリからの摂取がおすすめです。

合成葉酸はサプリからしか摂れない

葉酸には合成葉酸(モノグルタミン酸型)と天然葉酸(ポリグルタミン酸型)の2種類があります。合成・天然と聞くと、天然の方が効果がありそうに感じる人も多いかもしれませんが、厚生労働省は、妊娠中は合成葉酸の摂取を推奨しています。世界中で行われている研究や調査では「妊娠中の合成葉酸の摂取が胎児の神経管障害のリスクを低減する」ということがわかっています(※2)。葉酸に種類があることを知らなかったり、天然の方が良いと勘違いしている人もいます。

葉酸は食事から摂りづらい

食事から摂取できる天然葉酸には「調理の過程で葉酸の栄養素を失いやすい」「体内に吸収しづらい」というデメリットもあります。葉酸をたくさん含む野菜として有名なほうれん草であれば、毎日5〜6束を食べないと1日の推奨量は摂取できません。体調や食事の好みが変わる妊娠初期に食事から適正量の葉酸を摂るのは難しいのです。

妊娠初期は貧血になりやすい

妊娠初期は赤ちゃんに栄養を与えたり、血液の質が変化したりするので貧血になりやすい時期です。妊娠初期に推奨されている1日の鉄分摂取量は10mgほどといわれています。葉酸サプリには鉄分を含んでいるものも多いので、葉酸サプリを摂取すると鉄分不足の解消にも役立ちます。

自分に合った葉酸サプリを

「妊娠をしたら葉酸を摂ったほうがいい」と知っている人は増えていますが、「妊娠初期にこそ摂るべき」「サプリから合成葉酸を摂るべき」というところまではまだ知らない人も多いかもしれません。

葉酸サプリにも様々な種類があるので、合わせて関連記事も参考にしてください。

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