この記事では、はんぺんを離乳食で与えられる時期、アレルギーの有無、調理時に気をつけることをはじめ、時期別のレシピをご紹介します。
3大アレルゲン（卵・小麦・乳製品）には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食のはんぺんはいつからOK?
はんぺんは、白身魚のすり身の加工品です。塩分が多く、弾力があり噛み切れないため、離乳食後期までは与えないようにしましょう。
積極的に食事に取り入れる必要はありませんが、1歳以降を目安に、湯通しをして塩抜きし、薄く切って食べやすくしてから与えてあげてください。
また、商品によっては添加物が多く含まれている場合もあります。購入する際には、原材料をしっかりと確認しておきましょう。
はんぺんはアレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料等28品目」に含まれませんが、まれにアレルギーを起こすことがあります。与えるときは少量からはじめましょう。
はんぺんの離乳食完了期レシピ
はんぺんの味噌汁
- 1はんぺんを5mm角に切る。
- 2わかめは水に戻し、みじん切りにする。
- 3小鍋にだし汁を入れ、あたたまったら、1、2を入れてひと煮立ちさせる。
- 43に味噌を溶く。
はんぺんとひじきの煮物
- 1はんぺんは5mm角に切る。
- 2乾燥ひじきは水で戻し、さっとゆでてみじん切りにする。
- 3大豆はみじん切りにする。
- 4小鍋に1、2、3とだし汁、醤油を入れて煮こむ。
はんぺんチーズ
材料（1食分）
- 1はんぺんを1cm角に切る。
- 21をアルミホイルにのせて、粉チーズを上からかける。
- 32をアルミホイルでくるみ、オーブントースターで1～2分程度加熱する。
はんぺんバーグ
材料（1食分）
- 1玉ねぎはみじん切りにして、ラップをかけて電子レンジで約30秒加熱する。
- 21とすべての材料をビニール袋に入れ、よくもむ。
- 32を一口大に丸める。
- 4温めたフライパンに薄く油をひき、3の両面に焼色がつくように焼く。
ビニール袋で材料を混ぜ合わせて焼くだけの「はんぺんバーグ」は、大人にもおすすめの一品。玉ねぎがなければ、入れなくてもOKです。
はんぺんの煮物
- 1はんぺんは5mm角に切る。
- 2にんじん、インゲンは、粗いみじん切りにする。
- 3小鍋にだし汁、2を入れてやわらかく煮こむ。
- 43に1のはんぺんを加え、軽く煮こんだら、醤油をたらして風味をつける。
野菜はアスパラや小松菜、とうもろこしなどで代用してもいいですよ。暑い時期には少し冷やして食べるのもおすすめです。
はんぺんとかぼちゃのおやき
材料（1食分）
- 1かぼちゃは皮と種を取り除き、やわらかくゆでてマッシュする。
- 21とはんぺん、片栗粉をビニール袋に入れ、全体が混ざるまでよくもむ。
- 32を一口サイズに平たく成形し、油をひいたフライパンで両面をこんがり焼く。
はんぺんの卵焼き
- 1はんぺんはザルでこしてボウルに入れる。
- 21に卵を入れて泡立て器でしっかり混ぜる。
- 32にだし汁を加えよく混ぜる。
- 4卵焼き用のフライパンを加熱し、薄く油をひいて、3を流し入れてクルクルと巻きながら焼く。
- 卵が半熟にならないようにしっかり加熱しましょう。
はんぺんピザ
材料（1食分）
- 1トマトは湯むきして種を取り除き、みじん切りにする。
- 2とうもろこしは粒に分けておく。
- 3はんぺんは厚みが半分になるように切る。
- 43に1、2、チーズをのせる。
- 5温めたフライパンに、4を入れ、チーズが溶けるようにフタをして焼く。
大人が食べるときには、トマトソースの代わりに照り焼きソースやメープルシロップをかけても◎。アレンジを楽しんでくださいね。
はんぺんの離乳食は冷凍保存できる？
はんぺんは消費期限が短めなので、すぐに食べないときや残ってしまったときは、冷凍保存するのがおすすめです。
はんぺんを赤ちゃんが食べやすい大きさにカットし、冷凍用保存パックに入れて冷凍庫に入れます。使用するときは、電子レンジで解凍するか、凍った状態のまま調理しましょう。
冷凍したはんぺんは、1～2週間を目安に使い切るようにしてください。
はんぺんは取り分け離乳食にもおすすめ
離乳食用のはんぺんメニューは、調味料を少しプラスするだけで大人もおいしく食べられます。今回のレシピを参考に、ぜひ作ってみてくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません（ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう）。
