この記事では、離乳食での鶏肉の調理時のポイントとおすすめレシピを紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
鶏肉の調理時のポイントは?
鶏肉は加熱すると固くなりやすいため、スープやあんかけなど飲み込みやすいものに混ぜたり、片栗粉などでとろみをつけてあげたりすると食べやすくなりますよ。
鶏もも肉・むね肉を調理するときは、皮や脂身は取り除き、中までしっかりと火を通してください。食べやすい大きさにカットしたり、食べにくい場合はすりつぶしたり、細かくほぐしたりして食べさせてあげましょう。
以下から、鶏肉を使った離乳食完了期のレシピを【主食】【主菜・副菜】にわけて紹介します。献立の参考にしてくださいね。
主食:
鶏肉を使った離乳食完了期レシピ
ごぼうとささみのまぜご飯
- 1ごぼうの土を洗い流し、ピーラーで皮をむき、水にさらしてアク抜きをする。
- 21をやわらかくゆでて、すりおろす。
- 3にんじんの皮をむき、粗みじん切りにする。
- 4鶏ささみは、粗みじん切りにする。
- 5小鍋にだし汁を入れて沸騰させ、2、3、4を入れて煮る。
- 65にごはんを入れて軽く煮込み、最後に醤油を垂らす。
2色そぼろ丼
- 1フライパンに油をひき、溶いた卵を流し入れ、菜箸でくるくると混ぜながら炒り卵を作る。
- 2別のフライパンに油をひき、鶏ひき肉を炒め、醤油を加える。
- 3軟飯を器に盛り、1、2を上にのせる。
かぼちゃと鶏のクリームパスタ
- 1かぼちゃは、種と皮を除いて7mm角に、鶏肉は薄切りにする。
- 2玉ねぎはみじん切りに、トマトは湯むきし、種を除き小さく切る。
- 3ゆでる前のスパゲティを2cmほどに折って、やわらかめにゆでる。
- 4フライパンにバターを溶かし、1と2の玉ねぎを炒め、火を止めホワイトソースを加える。
- 54に野菜スープ、2のトマト、3を加えさっと煮こむ。
- ホワイトソースは手作りまたはベビーフードのみOKです。市販の缶詰など味付きのものは使わないようにしましょう。
キャベツたっぷりお好み焼き
材料(1食分)
- 1キャベツは芯を取り除き、粗めのみじん切りにする。
- 2玉ねぎとにんじんの皮をむき、みじん切りにする。
- 31と2、鶏ひき肉を耐熱皿に入れ、ラップをかけ、電子レンジで約30秒加熱する。
- 4ボウルに小麦粉、水を入れ、ダマが残らないようによく混ぜる。
- 54のボウルに3を加えてよく混ぜ、フライパンで両面に焼き色がつくまで焼き、上にかつお節をふりかける。
仕上げにソースをかければ、大人も同じメニューが楽しめますよ。
主菜・副菜:
鶏肉を使った離乳食完了期レシピ
ひじき入りハンバーグ
材料(2食分)
- 1乾燥ひじきを水に戻して、みじん切りにする。
- 2玉ねぎをみじん切りにする。
- 3とうもろこしはゆでて粒に分けておく。
- 4ボウルに1、2、3とすべての材料を入れ、肉に粘り気が出るまで手でこねる。
- 54を適当な大きさに成形する。
- 6フライパンに薄く油をひき、5を入れてフタをして、中火で約1分半ずつ両面を焼く。
なすのグラタン
- 1なすの皮をむき、粗くみじん切りにしたら、水にさらしてアク抜きをする。
- 2玉ねぎ、ほうれん草は、やわらかくゆでて粗くみじん切りにする。
- 3鶏ひき肉は、ラップをかけて電子レンジで20秒ほど火が通るまで加熱する。
- 4耐熱容器に、1、2、3を入れ、ホワイトソース、チーズをかけ、オーブントースターで3分程度焼く。
- 1ホワイトソースは手作りまたはベビーフードのみOKです。市販の缶詰など味付きのものは使わないようにしましょう。
アボカドのカラフルサラダ
材料(1食分)
- 1トマトは湯むきして種を取り除き、粗めのみじん切りにする。
- 2鶏ささみはゆでで細かくほぐしておく。
- 3アボカドは皮と種を取り、粗めのみじん切りにする。
- 41、2、3を混ぜ合わせる。
かぶと肉だんごのスープ
- 1かぶとにんじんの皮をむき、5mm角に切る。
- 2ボウルに鶏ひき肉と片栗粉を入れ、手でこねて混ぜ合わせ、ひと口大に成形する。
- 3鍋にだし汁、1を入れてやわらかく煮こむ。
- 43に2の肉だんごを入れ、火が通るまで煮こみ、醤油を垂らす。
大人が食べるときは春雨や野菜を加えてボリュームアップさせても。
鶏そぼろとかぼちゃの煮物
- 1かぼちゃは皮と種とわたを取り除き、5mm角にカットする。
- 2玉ねぎはみじん切りにする。
- 3枝豆は薄皮を取ってみじん切りにする。
- 4鍋にだし汁、1、2、3を入れ、やわらかくなるまで煮る。
- 54に鶏ひき肉を入れ、火が通るまでさらに煮る。
- 65に醤油を加える。
メニューに合わせて鶏肉を使い分けよう
鶏むね肉や鶏ささみはあっさりした味なので、赤ちゃんが臭みを気にせずに食べられます。料理の味つけにもなじみやすく、いろいろな離乳食に使えるのがうれしいですね。
また、鶏もも肉は脂肪が多いですが、コクがあってうま味を楽しめます。メニューに合わせて鶏肉を使い分け、赤ちゃんにも味の変化を味あわせてあげてくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。