産後、義母が手伝いにくる…ストレスを溜めない付き合い方のコツは?

赤ちゃんが生まれると、家族みんなが幸せな気持ちになりますよね。特に、孫ができたおじいちゃんやおばあちゃんの喜びはひとしお。「赤ちゃんに会いたい」「産後のサポートをしたい」という思いから、出産後に義母が来る頻度が増えた…という家庭も多いのではないでしょうか。

今回は、産後の義母との関係について、ストレスやトラブルの原因と解消法、上手に距離感を保つためのコツをご紹介します。

産後は義母との関係が変わるの?

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妊娠前は、義母とはそれほど付き合いがなかったけれど、妊娠や出産をしてから連絡を取ったり直接会ったりする機会が増えたという人は多いのではないでしょうか。

義母にとって孫が生まれるというのは、一大イベント。同じ経験をした先輩として、出産や育児についていろいろとアドバイスしたくなるものです。

ママは、お産や子育てのことを義母に相談できることで心強いと感じることもあれば、負担に感じることも。

各家庭によって義母との関係は様々ですが、赤ちゃんが生まれることをきっかけに、付き合い方が変わるというのはよくあることです。

産後、義母は手伝いにくるものなの?

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産後1ヶ月ほどは、赤ちゃんのお世話や家事は家族にまかせて、ママはなるべく休養するようにいわれています。医学的にも、妊娠や分娩によって変化したママの体が妊娠前の状態に回復するまでには6~8週間かかるといわれ、この期間は「産褥期」と呼ばれます(※1)。

昔の日本では、女性は結婚すると男性側の家族と同居するのが一般的だったため、産褥期の間の家事や赤ちゃんのお世話は、義母が行うことが多かったようです。

その名残もあってか、現在でも赤ちゃんのお世話や家事を手伝いたいという義母も。また、かわいい孫に会いたいという気持ちで手伝いを買って出る義母もいます。

ただ、実際のところは、里帰り出産をしたり、実母に手伝いに来てもらったりして、義母には頼らない人のほうが多いようです。

また、実母にも義母にも頼らず、夫婦二人で協力して育児や家事を行う家庭も増えています。

産後、義母に感じるストレスとは?

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義母は実母ではないので、お互いの性格や生活習慣への理解が薄くなりやすいです。産後、義母との関係が密になることで思わぬトラブルが起きて、ストレスに感じてしまうことも。

ここでは、義母との間でよく起きるトラブルやママが感じやすいストレスをご紹介します。

育児方法や考え方が異なる

昔の育児法や価値観を押し付けるなど、育児に対する考え方や方法の違いからトラブルが起こることがあるようです。

手が回らないところを見られたくない

出産後は、慣れない赤ちゃんのお世話で片付けや掃除がままならないという家庭は多いです。義母が来るとなると部屋をきれいにしておきたい、と思うものの、手が回らなくてストレスに感じてしまうことも。

家の細かいところまでチェックされたり、あれこれ干渉されたりして、気が滅入ってしまうというママもいます。

何気ない一言に傷つく

出産後はホルモンバランスの影響で、ママの気持ちは不安定な状態です。普段義母の何気ない一言で傷ついてしまうことがあるようです。

言いたいことを言えない

言いたいことやお願いしたいことがあっても遠慮して言えず、ストレスが溜まってしまうことがあります。

リラックスできない

出産後は体を十分に休める時間をとれないまま育児が始まるので、赤ちゃんが寝ているときくらいは休みたいもの。

しかし、義母の前だと気をつかってしまって、リラックスできないというストレスを抱える人も多いようです。

生活習慣が気になる

食生活や活動時間、テレビの視聴時間や歩く音など、義母の生活習慣が気になって、ストレスを抱えてしまう場合があります。

産後、義母とうまく付き合うコツは?

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育児の主導権は、ママやパパにあります。最近の育児情報やママとパパの家庭での考えを義母に伝えて、理解してもらうことが大切です。

なかなか言いづらいですが、義母にして欲しいこと・して欲しくないことを都度はっきりと伝えられるといいですね。

ただし、一部のママからは説明しても理解してもらえなかった、という悲しい声も。そのような場合は、パートナーに間に入ってもらい、会う頻度を減らすなど適度な距離感を保ちましょう。

産後のママの体には大きな負担が残った状態です。ホルモンの関係でどうしても精神面も不安定になりやすいので、義母に会うのが負担に感じる場合は、無理せずママの体調を優先してくださいね。

産後は距離感を大切にしよう

産後、急に義母と関わる機会が増えると、不満を感じることが出てくるかもしれません。

義母との適切な距離感は各家庭によって異なります。お互い負担にならない範囲で、上手に付き合っていけるといいですね。

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