男の子の赤ちゃんのママが最初にぶつかる壁は、男の子ならではのお世話をどうしていいかわからないことかもしれません。初めての男の子の排泄のお世話に、どう接したらいいのか戸惑うママも多いはず。そこで今回は、新生児の男の子のおむつ替えの方法や、おちんちんやおしりの洗い方をご紹介します。
新生児の男の子と女の子の違いは
男の子と女の子の間に体格や好みなどの性差がはっきりと出てくるのは2~3歳ごろからです。まだねんねしかできない新生児では、「性器以外に、男女の差なんてないのでは?」と思うかもしれません。
しかし抱っこしてみるとその差は歴然。どちらも新生児らしい柔らかい体つきですが、男の子の方が女の子より骨格がしっかりしていてガッチリした印象。女の子の赤ちゃんは骨格が華奢でふんわりした印象です。
ママのお腹の中にいるときから性ホルモンの影響を受けているため、男女で骨格や脂肪の量に差があるのです。
新生児の男の子のおむつ替えの方法は?
新生児で一番わかりやすい男女の差は、やはりおちんちんが付いているかいないかでしょう。
ママにとって、自分とは違う性の赤ちゃんの排泄のお世話は、不安や疑問を感じるもの。ここでは男の子のおむつ替えの方法を、順を追ってご説明します。
1. 全体を軽く拭く
おむつが当たっている場所を、おしりふきで全体的にサッと拭きます。うんちの場合は、最初は大まかにうんちを取り、2枚目のおしりふきで細かく拭くといいでしょう。
2. おちんちんをしっかりと拭く
おちんちんは複雑な形をしていてしわが多いので、汚れがなかなか取れにくいもの。しわの間や陰嚢の裏など、見えない部分もしっかりと拭きましょう。
3. 脚の付け根も忘れずに拭く
ゆるいうんちをした後は、太ももと股の間の脚の付け根の部分にも汚れが溜まることがあります。おしりやおちんちんばかりに目が行って、忘れがちな部分なので注意して拭きましょう。
4. しっかり乾燥させる
男の子でも女の子でも共通のポイントですが、特に肌が弱い赤ちゃんは、拭いた後にしっかり乾かすことが大切です。
肌を傷つけないために水分たっぷりのおしりふきで拭いたおしりは、そのままおむつを付けると蒸れてしまって、おむつかぶれの原因になってしまいます。軽くあおいで乾燥させてから、おむつを付けましょう。
新生児の男の子のおしり・おちんちんの洗い方は?
お風呂で男の子のおしりやおちんちんを洗うときは、よく泡立てた石鹸を手につけて優しく洗うのが鉄則です。おちんちんの裏側や陰嚢のしわ、おしりの穴まで優しく洗いましょう。
石鹸が肌に残るとトラブルの原因となるので、洗い終わったらお湯でしっかり流します。裏側やシワの部分、脚の付け根などに汚れや石鹸が残らないよう、念入りに流しましょう。
お湯は熱すぎないように、だいたい39~41度になるように調節してください。大人にとっては多少ぬるいくらいでも問題ありません。
新生児から男の子ならではの育児を楽しんで
ママにとって男の子の子育ては、生まれたばかりのときからわからないことだらけかもしれません。新生児の頃のお世話だけでなく、今後も、幼児期、学童期と男の子ならではのやんちゃさに「理解できない!」ということも出てくるでしょう。
それでも、ママにとって男の子は小さな恋人のような可愛い存在でもあるもの。異性ならではの違いを楽しんでみてくださいね。
※1 日本小児外科学会「包茎」