新生児・赤ちゃんの沐浴はいつまで?やり方や温度、時間は?

記事監修 看護師・助産師 岡 美雪
看護師・助産師を免許を取得後、未熟児病棟、脳神経外科病棟、産科病棟で医療業務に従事。その後、医療現場での経験を活かして、青年海外協力隊の看護職としてアフリカに2年間駐在し、現地の医療技術向上に貢献。日... 続きを読む

産後退院すると、ママとパパだけで赤ちゃんのお世話をするようになりますよね。新生児期の赤ちゃん育児の中で不安なことの一つに沐浴があります。お湯の中に落としてしまいそうで怖かったり、ふにゃふにゃした身体を支えるのが大変だったり、慣れるまで不安でドキドキしますよね。今回は、そんな沐浴の上手なやり方や具体的な手順、いつまで沐浴すべきかなどについてまとめました。

新生児・赤ちゃんの沐浴とは?ベビーバスを使うの?

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沐浴とは、生まれたばかりの新生児期の赤ちゃんをベビーバスに入れて、お湯をかけて体をきれいにすることをいいます。赤ちゃんが大人と一緒のお風呂に入ることを入浴といい、それとは区別しています。

沐浴をする目的は、赤ちゃんの皮膚を清潔に保ち、湿疹などの皮膚トラブルを防ぐことです。赤ちゃんも、おっぱいやうんちで汚れたり、汗をかいて蒸れたりします。湿疹やあせもを防ぎ、赤ちゃんの肌を清潔に保つためにも、1日1回は沐浴させてあげましょう。特に汗をかきやすい夏場は、1日に数回沐浴してもかまいません。立った姿勢の方が入れやすいので、ダイニングテーブルの上やキッチンシンクの中にベビーバスを置いて沐浴するのもおすすめです。

新生児・赤ちゃんの沐浴はいつまで?

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まだ抵抗力が弱く、細菌に感染しやすいなどの理由から、生後1ヶ月くらいの新生児と呼ばれる頃までは沐浴を行いましょう。1ヶ月検診で医師の許可が下りたら、大人と一緒の入浴が可能です。生後1ヶ月たった後に、一度赤ちゃんと一緒に入浴し、嫌がるかどうか試してみましょう。嫌がらなければそのまま入浴に切り替えても問題ありません。

新生児・赤ちゃんの沐浴のやり方!温度は何度?

ここでは、赤ちゃんの沐浴の手順をご紹介します。産院で習ったという人も一度おさらいしてみてくださいね。

1.赤ちゃんの着替え・タオルを準備する

沐浴 着替え

着替えの衣類はボタンや紐を外し、まとめて袖を通しておくと、一度で着せられるので後で楽ですよ。おむつも衣類の上に重ねて用意しましょう。その上にバスタオルを広げて置いておきます。

2.ベビーバス、石鹸や沐浴剤、ガーゼを準備する

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お湯の温度は、38度前後が適温です。是非温度計を使ってしっかり確認してくださいね。温度計で測った後、念のため肘をお湯につけて再度チェックしましょう。沐浴剤を使う場合は、事前にお湯に加えておきましょう。石鹸を使う場合は、石鹸や上がり湯用のお湯を、手桶や洗面器に入れて別に用意しておきましょう。ガーゼも必要であれば準備しておきます。

沐浴剤は、石鹸を使わなくても赤ちゃんの体をきれいにすることができます。赤ちゃんの肌の状態やママの使いやすい方を選んでくださいね。

3.赤ちゃんを足からお湯に入れる

沐浴 足

赤ちゃんがびっくりしないように足からゆっくりとお湯に入れます。赤ちゃんの体は利き手で洗うので、右利きの場合は左手で頭を支えましょう。沐浴布や大きめのガーゼを赤ちゃんのお腹にかけてあげると赤ちゃんが安心します。ガーゼは必ずかけないといけないものではありません。ガーゼをかけなくても嫌がらないようであれば、必要ないでしょう。

4.体を洗う

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顔、頭、腕、お腹、背中、お股、足の順に、指の腹や手のひらを使って優しく洗っていきます。お腹は「の」の字を書くように洗いましょう。顔も優しく洗ってあげてくださいね。

頭を洗った後は湯冷めしないように、髪の毛の水分を軽く絞ったガーゼで拭いてあげましょう。首のシワの間、脇の下、お股は、特に汚れが溜まりやすいので丁寧に洗ってあげましょう。「気持ちいいね」「背中もきれいにしようね」など、声をかけて安心させてあげることも大切です。

赤ちゃんを落としてしまいそうで恐ければ、引っ掛けて使うネットや頭部分にクッションの付いたベビーバスを利用してもいいですね。

5.上がり湯をかける

沐浴 お湯

石鹸を使用した場合は、ベビーバスの湯でざっと石鹸を落としたら、赤ちゃんの体をお湯から上げ、別に用意しておいた上がり湯をかけます。可能であればシャワーなどの流水を使うとよりしっかり石鹸を落とせますよ。沐浴に慣れて手早く洗えるようになったら、身体を支えながらお湯の中で少し自由にさせてあげてもいいですね。

ベビーバスに浸かっている時間は全部で5~10分程度です。

6.タオルでしっかり拭く

沐浴 耳

お湯から上げたら、バスタオルの上に赤ちゃんを寝かせ、軽く押さえるように拭き、おへそ、鼻、耳は綿棒で優しくお手入れしてあげましょう。最後は、体が冷えないうちに保湿クリームでたっぷり保湿してあげてくださいね。

助産師さんの沐浴動画を参考に

助産師さんによる沐浴動画もあるので、ぜひ参考にしてみてください。動画のやり方は基本的な沐浴の方法ですが、絶対にこうしなければいけないというものではありません。最近では、産院で新しい手順を指導される場合もあるので、新しい方法も取り入れながらベストな方法を見つけてくださいね。

新生児・赤ちゃんを沐浴するときの注意点とは?時間帯に注意!

沐浴 注意点

まだふにゃふにゃで頼りない新生児の沐浴は、とっても神経を使うものですよね。新生児は、首も座っておらず、体も臓器の機能も未発達なので、何をするにも注意が必要です。ここでは、沐浴時に気をつけたいことをまとめました。以下の点に気をつけながら沐浴を行ってくださいね。

・沐浴は赤ちゃんも体力を使うので、長くとも10分以内で終わるようにする
・生活リズムをつけるため、できる限り毎日同じ時間帯に行う
・できれば夏場は涼しく、冬は温かい時間帯に行う
・授乳・ミルクの直後は吐いてしまうこともあるので、食後1時間以上は時間を空ける
・冬場に寒い部屋で行うと赤ちゃんが冷えてしまうので、室温を25度以上に暖めてから行う
・赤ちゃんが眠いときはぐずりやすいので、夜遅い時間は避ける

夫婦で協力しながら、赤ちゃんの沐浴を楽しもう!

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慣れないうちは、お湯に入れた途端、赤ちゃんに泣かれるだけでパニックになってしまうかもしれません。最初のうちは、一番汚れやすいおしり以外は、沐浴の方法を省略してしまっても大丈夫です。少しずつ慣れていきましょう。

退院直後でママの体調が戻りきらないうちは、パパに入れてもらいましょう。パパと赤ちゃんの絆を作ることもできますよ。沐浴の期間は約1~2ヶ月と短いもの。家族で貴重な時間を存分に楽しんでくださいね。

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