赤ちゃんの1歳の誕生日が近づいてくると、どうやってお祝いしようかと考えるママも多いのではないのでしょうか。1歳の誕生日は大切な節目なので、盛大にお祝いしたいですよね。いつもと違った離乳食メニューを作ってあげると、赤ちゃんも喜んでくれるはずですよ。今回は、1歳の誕生日におすすめの離乳食レシピをご紹介します。
1歳の誕生日!初誕生とは?

生後はじめて迎える誕生日を「初誕生」といい、1歳のお祝いをします。
昔は数え年で年齢を数えていましたが、初誕生だけは満年齢でお祝いしていました。1歳まで元気に育ったことに感謝して、親戚を招いて盛大に祝ったといわれています(※1)。
この習慣がもととなり、現在でも、1歳の誕生日は特別なものとしてお祝いをします。
お祝いの方法は地域によって様々で、一升餅を赤ちゃんに背負わせたり、選び取りで子供の将来を占ったりすることもあります。最近は、ごく内輪でお祝いする家庭が増えているようです。
1歳の誕生日を迎える頃の離乳食は?

1歳の誕生日には、いつもの離乳食にちょっと手を加えて、特別なメニューでお祝いをしてあげたいですよね。それでは、1歳を迎える頃の赤ちゃんはどんなものを食べられるのでしょうか。
食材に関しては、アレルギーさえなければ、ほぼどんなものでも食べられるようになっています。味を薄めにして、歯ぐきでかめる固さや大きさを意識したメニューを作りましょう。生ものや脂っこいものは避けてくださいね。
この時期になると1日3回食が定着してくるため、ほとんどの栄養を食事からとります。普段は栄養バランスを考えて離乳食を作りますが、誕生日のお祝いの席では、赤ちゃんが好きなものや彩りを優先にしてもいいですね。
1歳の誕生日におすすめの離乳食レシピ!
ここでは、1歳の誕生日におすすめの離乳食メニューとレシピをご紹介します。いくつかを組み合わせたり、赤ちゃんの好きな食材をプラスしてアレンジをしたりして、誕生日の献立を考えてみてくださいね。
食パンケーキ
誕生日に欠かせないバースデーケーキ。市販の生クリームたっぷりのケーキは赤ちゃんには甘すぎるので、食パンやプレーンヨーグルトを使った手作りケーキがおすすめです。卵の入っていない食パンを使えば、卵アレルギーの赤ちゃんも食べられますよ。
材料(1食分)
・ プレーンヨーグルト 60g
・ 食パン(8枚切り) 2枚
・ いちご 1個
・ キウイ 20g
作り方
1. ヨーグルトをザルにあけ、1時間以上水切りする
2. 食パンを大きめのコップなどで、1枚ずつ丸の形にくり抜く
3. 2の生地を2枚重ねにし、1のヨーグルトをデコレーションする
4. キウイは、種と芯を取り除き、みじん切りにする
5. いちごは、薄くスライスする
6. 3のケーキ土台に4、5を乗せ、デコレーションする
チーズインハンバーグ
子供が大好きなハンバーグ。1歳になったら、お兄ちゃんやお姉ちゃんが食べているようなメニューも食べさせてあげましょう。鶏ひき肉を使っているので、さっぱりしていて、チーズのコクがアクセントになりますよ。
材料(2食分)
・ 玉ねぎ 10g
・ プロセスチーズ 10g
・ 鶏ひき肉 50g
・ 溶き卵 大さじ1
・ パン粉 大さじ1
作り方
1. 玉ねぎは皮をむいてみじん切りにし、ラップをかけて電子レンジで30秒加熱する
2. チーズは粗めのみじん切りにする
3. ボウルに1、鶏ひき肉、溶き卵、パン粉を入れて、手で揉むようにしてよく混ぜ合わせる
4. 3の生地を丸めて広げ、中央に2のチーズを入れて包み、形を整える
5. フライパンに薄く油をひき、4を焼く
のりと鮭のおやき
ご飯メニューも、おやきにするとパーティーらしくなりますね。家にある材料ですぐに作ることができ、赤ちゃんが手づかみで食べられるのも嬉しいポイント。具材を変えて、何種類か作ってみるのもおすすめです。
材料(1食分)
・ のり 1/8枚
・ 鮭 15g
・ 軟飯 65g
・ すりごま(白) 小さじ1
・ 片栗粉 小さじ2
作り方
1. のりは細かくちぎっておく
2. 鮭は茹でて、骨と皮を取り除いてほぐす
3. 1、2、軟飯、すりごま、片栗粉をボウルに入れ混ぜ合わせる
4. フライパンに薄く油をひき、3をスプーンで落としながら両面を焼く
とうもろこしと小松菜の和風サラダ
献立にサラダを加えると、栄養バランスも彩りも良くなりますね。鰹節を使うことで、塩分をおさえながらもしっかりとした味付けになりますよ。
材料(1食分)
・ とうもろこし 30g
・ 小松菜 20g
・ 醤油 2滴
・ 鰹節 少量
作り方
1. とうもろこし、小松菜は柔らかく茹で、粗いみじん切りにする
2. 1に醤油、鰹節を加えよく混ぜ合わせる
マッシュポテトケーキ

こちらは、ケーキはケーキでも、野菜たっぷりのマッシュポテトケーキ。まだ甘いものはあまり与えたくないというママにおすすめです。真ん中にロウソクを1本立てると、バースデーケーキらしく華やかに仕上がりますよ。
材料(1食分)
・ 食パン(8枚切り) 3枚
・ じゃがいも 1個
・ 豆乳 適量
・ ブロッコリー(茹でて小さくカットしたもの) 8個
・ ミニトマト 3個(うち2個は小さくカットする)
・ 卵ボーロ 適量
作り方
1. 食パンを大きめのコップなどで、1枚ずつ丸の形にくり抜く
2. じゃがいもをマッシュして、牛乳や豆乳でのばし、ごく少量の塩を加える
3. 1のパンを3段に重ね、2を塗る
4. 上や周りに、ブロッコリーやトマト、卵アレルギーがなければタマゴボーロを飾る
1歳の誕生日の離乳食を作るときのポイントは?盛り付けは?

お祝いの離乳食を作るためには事前の段取りが大切です。下記のポイントを参考に、準備を進めてくださいね。
早めに準備をする
1歳を迎えたとはいえ、誕生日当日は、いつもと同じように、おむつ替えや着替え、授乳などでママは朝から大忙し。離乳食をゆっくり作っている時間はありません。
手の込んだ誕生日メニューを作るなら、早めに準備をしておきましょう。冷凍ができる料理は、数日前に作っておき、当日は解凍するだけにすると、ずいぶんと楽になりますよ。
ホームパーティーをする場合は、部屋の飾り付けやテーブルコーディネートの準備も早めにしておくといいですね。
盛り付けを工夫する
いつもなら、お皿に盛るだけの離乳食も、1歳の誕生日では盛り付けを工夫してみましょう。ハンバーグにケチャップで顔を描いてみたり、茹でた野菜を星型にくり抜いてみたりと、ちょっとしたアイディアでパーティープレートを作ると、赤ちゃんも喜んで食べてくれますよ。
1歳を過ぎると、ますますたくさん食べるようになるので、誕生日をきっかけに新しい食器を用意するのもいいですね。
誕生日当日のスケジュールを立てておく
1歳の誕生日は、お出かけをしたり、プレゼントを渡したり、いろいろなかたちで祝福してあげたいですよね。お祝いの離乳食を作るのも大切なイベントですが、作ることや食べさせることばかりに熱中してしまうと、あっという間に誕生日当日が過ぎてします。
どのようにお祝いをするか事前にパパと相談して、当日の予定を決めておきましょう。そのなかで、離乳食を作ったり食べさせたりする時間を確保しておけば、家族で充実した誕生日を過ごすことができるはずですよ。
1歳の誕生日は特別な離乳食でお祝いを

1歳の誕生日を迎える頃には食べられるものが増えているので、離乳食レシピを考えるだけでわくわくしますよね。部屋を風船やガーランドで飾り付けすれば、さらに気分も盛り上がりますよ。
記念すべき1歳の誕生日なので、ついつい、あれもこれもやらなくてはと思ってしまうかもしれませんが、初誕生だからといって頑張りすぎる必要はありません。赤ちゃんがここまで元気に成長したことをお祝いして、家族でくつろぎながら、楽しく思い出に残る時間を過ごせるといいですね。