クロミッドの排卵日はいつ?服用して何日後?タイミングを取るには?

不妊治療を行う中で、排卵誘発剤の「クロミッド」を使用する場面が度々あります。特にタイミング法での妊娠率を上げたいときには、クロミッドを服用した後の排卵日を正確に捉えることが重要です。そこで今回は、クロミッドの排卵日について、服用して何日後に起こるのか、排卵タイミングをつかむ方法をまとめました。

そもそもクロミッドとは?

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そもそもクロミッドとは、女性の排卵を促す排卵誘発剤の一つで、錠剤の飲み薬になっています。基本的に排卵障害などで排卵が起きない女性や、排卵は起こっているもののタイミング法の成功率をもっと上げたいときなどに利用されます。こうした排卵誘発剤を使った治療法を排卵誘発法と呼びます。

クロミッドを使用した排卵誘発法は、不妊治療の中でも費用などの負担が小さいため、不妊の原因がはっきりわかっていない初期段階では、取り組む価値の高い方法です。

クロミッドの排卵日はいつ?服用後から何日後?

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クロミッドは生理3~5日目から1日1~3錠を5日間服用し、服用終了後約7~10日後に排卵が起こるのが一般的です。ただし、クロミッドを服用していても排卵タイミングには個人差があるため、月1回の排卵タイミングをしっかり予測するためには、ほかの方法も含めて排卵日を判断したいところです。

クロミッド服用後の排卵タイミングをつかむ方法は?

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精子の寿命は約2〜3日あるのに対し、卵子の寿命が約24時間、さらに受精可能な時間は6〜8時間といわれています。そのため、排卵日をしっかり予測し、排卵日の数日前から性交を行うことが妊娠率を高めるために重要です。

排卵検査薬

排卵前には黄体化ホルモン(LH)が大量に放出されます。このLHの量を感知する排卵検査薬を使用することで、排卵日を把握することができます。不妊治療を行う夫婦にとっては心強い味方ですね。

超音波卵胞計測

排卵日を予測するために、卵子を包む卵胞の大きさを直接チェックする方法もあります。「超音波卵胞計測」という方法で、膣に器具を入れて超音波で卵胞の大きさを測ります。排卵直前の卵胞は約18〜22mmといわれており、卵胞のサイズを見れば精度高く排卵日を予測することができます。

基礎体温

排卵日を知るには、基礎体温が目安になります。基礎体温のグラフをつけていると、低温期の中でも一度ガクッと体温が下がるタイミングがあり、その時点から数日の間に排卵が起きるとされています。

ただし、不妊治療を行っている女性の中には、基礎体温が安定していない方も多いので、あくまで参考に考えましょう。

排卵痛

一般的に、排卵時に痛みを感じることがあり、これを排卵痛と呼びます。この排卵痛のタイミングが排卵日とするなら、妊娠する確率が高いといえなくはありません。

ただし、排卵してしばらく経ってから痛みに気づくこともあるので、あまり感覚に頼りすぎないようにしてください。

クロミッドの服用後の排卵日が早まる・遅れることもある?

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クロミッド服用終了後、7~10日で排卵が起きるといいましたが、この期間に収まらない場合もあります。

クロミッド服用して7日が経過する前に排卵が起きてしまう場合は、クロミッドが効きすぎた可能性が考えられます。

また、クロミッドを服用して10日を過ぎても排卵が起きない場合もあります。これはクロミッドの服用量が少なかった、あるいは何周期も服用しているうちに体に耐性ができてしまったために、クロミッドが効かなかったことが理由として考えられます。

体質による個人差も大きいので、こういった反応の現れ方も含めて医師としっかり相談して服用量を調整するなどして、治療を進めていくことが大切です。

クロミッドを使用するときの注意点は?

記号 図 グラフ

クロミッドは不妊治療の多くの場面で使用されますが、事前に副作用など注意すべき点を知っておきましょう。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

極めて稀ですが、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)といって、排卵誘発剤によって大量に排卵してしまい、卵巣が腫れて下腹部痛を感じることがあります。この症状が現れた場合には、クロミッドの使用を中止し、自然と治まるのを待つことになります。

多胎妊娠

クロミッドを使用して排卵される卵子の数は1〜3個ほどです。2個以上排卵されることもあるため、通常よりも双子・三つ子が生まれやすいといわれています。実際のデータでも、平成21年度の全体出生数のうち双子の割合が約2%であるのに対し、クロミッドを服用した場合、多胎妊娠する確率は約5%前後になるとされています(※1)。

体調不良

クロミッドの服用によってホルモンバランスが変わるため、症状は重くないものの、いくつかの体調不良が見られることがあります。眠気や発疹、吐き気、頭痛、腹痛、情緒不安定によるイライラなどです。もし症状が激しいときには、担当の産婦人科医に相談しましょう。

クロミッド服用後の排卵日予測は医師と協力しましょう

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クロミッドを使った排卵誘発法は体への負担が少なく取り組みやすいのですが、妊娠確率を上げるためには排卵日の予測が非常に大切になります。排卵日を正確に知るためにも、日頃から基礎体温をつける、排卵検査薬を使用するなど、状況を医師に伝えながら治療に取り組みましょう。

不妊治療は一人で抱え込まず、医師やパートナーと協力しながら、前向きな気持ちで進められるといいですね。

※1参考文献: メルクマニュアル オンライン版「排卵の問題」参考文献: 富士製薬工業株式会社「クロミッド®錠50mg」

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