【スープの離乳食】取り分け離乳食にもおすすめの完了期のレシピ4選!

この記事では、離乳食完了期にスープを作るときの主な食材や調理時に気をつけることをはじめ、おすすめのレシピを紹介します。

3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。

離乳食完了期にスープを作るときの主な食材は?

野菜 スープ

離乳食完了期のスープは、だし汁・野菜スープ・豆乳(無調整)・粉ミルク・牛乳・コンソメをベースに、味噌や醤油などの調味料も少量使うことができます。

コンソメは、大人用は塩分や添加物が含まれているため、市販されている赤ちゃん用、ベビーフード、手作りのものを使うようにしてください。味噌や醤油も使えますが、できるだけ薄味を心がけましょう。

また、具材は離乳食完了期に食べられるものを使ってください。初めて食べる食材は必ず加熱して一品から試し、食べ慣れてきたらスープにも取り入れてみましょう。

アレルギーに注意!

コンソメの原材料に含まれる「鶏肉」、味噌・醤油の原材料である「大豆」、醤油の原材料である「小麦」は、アレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料等28品目」のひとつです。また、味噌の原材料になることがある「米」は小児期の5大アレルゲンの一つといわれています(※1)。

初めて食べさせるときは、アレルギー症状が出た場合や心配ごとに備えて、かかりつけの医療機関を受診できる曜日の午前中を選びましょう。

1日1口からはじめて、様子を見ながら量を増やすようにしてください。

スープで作る「取り分け離乳食」のポイント

離乳食 料理

離乳食完了期になると、より大人と同じような食事に近づきます。そこでおすすめなのが、取り分け離乳食。スープは取り分けしやすいので特におすすめですよ。ポイントは以下の通りです。

  • 具の大きさは赤ちゃんに合わせる
  • 具はやわらかく煮る
  • 赤ちゃんが食べられる食材を使う
  • 赤ちゃん用を取り分けたあとで大人用の調味料を足す

赤ちゃん用と分けずにまとめて調理できるので、調理や片付けの時間をグッと短縮できますよ。

離乳食完了期におすすめのスープレシピ

豚汁

豚汁

材料(1食分)

豚赤身肉(うす切り・もも)
10g
大根
10g
しいたけ
5g
にんじん
5g
100ml
味噌
少量
片栗粉
適量
  1. 1豚肉は脂身を取り除き、幅1cmの細切りにする。
  2. 2大根、しいたけ、にんじんは粗みじん切りにする。
  3. 3鍋に1、2、だし汁を入れ、野菜がやわらかくなるまで煮る。
  4. 43に味噌を溶き、水溶き片栗粉でとろみがつくまで煮る。

アスパラとさつまいものポタージュ

アスパラとさつまいものポタージュ

材料(1食分)

アスパラガス
15g
さつまいも
30g
ツナ水煮缶(ノンオイル)
5g
★牛乳
30ml
  1. 1アスパラガスはピーラーで皮をむき、ゆでて粗いみじん切りにする。
  2. 2さつまいもは皮をむき、ゆでてマッシュする。
  3. 3ツナは水気を切って、ほぐしておく。
  4. 4小鍋に、1、2、3と牛乳を入れ、軽く煮こむ。

そうめん入りみそ汁

そうめん入りみそ汁

材料(1食分)

玉ねぎ
10g
にんじん
10g
★そうめん
10g
50ml
味噌
2g
  1. 1玉ねぎとにんじんはやわらかくゆでてみじん切りにする。
  2. 2そうめんは乾燥した状態で細かく折り、やわらかくゆで、流水でよく洗い塩抜きをする。
  3. 3小鍋に1、2、だし汁を加えひと煮立ちさせる。
  4. 4火を止めてから味噌を溶かし入れる。

レンコンと小松菜のスープ

レンコンと小松菜のスープ

材料(1食分)

にんじん
10g
小松菜
10g
100ml
少々
  1. 1にんじんと小松菜をみじん切りにする。
  2. 2小鍋にだし汁、1を入れてやわらかく煮たらレンコンペーストと塩を加えひと煮立ちさせる。

スープの離乳食の冷凍方法は?

冷凍庫

野菜や肉を入れたスープは、傷みやすかったり味がおちたりするため冷凍保存に向きません。野菜スープやだし汁のみを冷凍保存して、調理するときに野菜や肉を加えるようにしましょう。

スープを冷凍保存するときは、家庭で使っている製氷器を使用してもいいですが、離乳食に使いやすい容量で保存できる製氷器がおすすめです。

凍ったら製氷器から取り出して、冷凍用保存パックにブロックの状態で保存しておきましょう。

スープでおいしい離乳食を!

離乳食完了期になると好き嫌いが出てくることもありますが、スープに苦手な食材を混ぜると食べてくれることも。今回のレシピに食材を加えてみるのもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。

※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。

※参考文献を表示する

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