妊娠が判明すると、まず気になるのは出産予定日ではないでしょうか。妊活をしている人は「◯月頃にに生まれるといいな」「いま妊娠したらいつ頃が予定日だろう?」と思うこともあるかもしれません。
そこで今回は、出産予定日の計算方法や出産を希望する月から逆算して妊娠を試みる方法をご紹介します。
出産予定日ってどうやって決まるの?
世界保健機関(WHO)によると、出産予定日までの日数は、最終月経開始日(満0日)から数えて280日(40週)とされています(※1)。
実際には、胎児の発育が始まるのは排卵後に受精してからなので、月経が不順だったり排卵日がずれたりすると出産予定日までの日数は変わります。
詳細な出産予定日は、産婦人科で医師が最終月経開始日を確認したうえで、赤ちゃんの成長をみながら計算します。そのため妊婦健診のたびに出産予定日の日付が多少前後することもありますが、妊娠11週頃までにはほぼ確定します(※1)。
出産予定日までの日数・数え方の基準(※1)
● 正常妊娠持続日数は280日
● 妊娠1ヶ月間は28日
● 1週は7日で数える
【妊娠初期/妊娠1~4ヶ月】
妊娠1ヶ月 満0~3週
妊娠2ヶ月 4~7週
妊娠3ヶ月 8~11週
妊娠4ヶ月 12~15週
【妊娠中期/妊娠5~7ヶ月】
妊娠5ヶ月 16~19週
妊娠6ヶ月 20~23週
妊娠7ヶ月 24~27週
【妊娠後期/妊娠8~10ヶ月】
妊娠8ヶ月 28~31週
妊娠9ヶ月 32~35週
妊娠10ヶ月 36~39週
出産予定日を簡単に計算することもできる?
一般的に出産予定日を計算する際には、以下のような方法で出産予定月と出産予定日を導きます。
出産予定日を計算する方法(※2)
1. 最終月経の開始月から3ヶ月戻る=出産予定月
2. 最終月経の開始日に7日足す=出産予定日
例えば、最終月経が1月1日の場合、1月から3ヶ月戻ると10月、1日に7日を足すと8日なので、出産予定日は10月8日となります。
出産予定日はツールで計算しよう!
こちらの出産予定日の計算ツールでは、最終月経日を入力するだけで出産予定日を計算することができます。
出産予定日計算ツール
出産予定日を計算しよう
前回の月経開始日を入力して下さい
ただしあくまでも目安なので、正確な出産予定日を知るためには、かかりつけの産婦人科の医師に確認してくださいね。
希望する出産予定月から逆算して妊娠する方法は?
保育園の入園時期や上の子との年の差などを考えて、いつ頃に産みたいかを逆算して妊活のスケジュールを考える人もいるかもしれません。今回ご紹介した計算の方法を活用すれば、希望する出産予定月から逆算して妊娠を試みることもできます。
その場合は出産したい月から3ヶ月進めて、その月の排卵日に合わせて性行為をしましょう。
ただし排卵日はコントロールできないため、日にちまで希望することは難しいです。また、いざ妊娠して順調に経過しても予定日より早く・遅く生まれて、希望する月の生まれではなくなる可能性も大いにあります。
妊娠しやすい日を計算する方法は、関連記事を参考にしてくださいね。
出産予定日は十月十日で計算できないの?
妊娠期間を表す言葉として「十月十日」が広く知られていますが、出産予定日の計算では、「十月十日」をそのまま足しても目安にはなりません。
10ヶ月と10日は、ひと月を30日と考えても310日になってしまい、280日とは1ヶ月も差が出ることになります。
「十月十日」には諸説ありますが、「数え」で考える説が有力といわれています。数えでは0を使わず起点を「1」とするので、数えの10ヶ月と10日は「9ヶ月と10日」になります。
「妊娠した」と伝えると、その時点から10ヶ月を足して「じゃあ予定日は◯月だね」と、誤解されることも多いので、気をつけるようにしましょう。
出産予定日はあくまでも目安として準備をしよう
出産予定日は、産婦人科の医師が出してくれる日程がほぼ正確であるものの、あくまでもおおよその目安です。事前に計算する場合は、上で紹介した出産予定日計算ツールや、妊娠の経過を知らせてくれるアプリなどを活用してみるのもいいでしょう。
出産予定日よりも赤ちゃんが早く生まれてくることもあれば、遅く生まれてくることもあります。予定日を目安としたうえで、赤ちゃんを迎える準備を進めていけるといいですね。