赤ちゃんとのバスで押さえておきたい5つのポイント。抱っこ紐で乗るの?

赤ちゃんとの外出に慣れてくると、公共交通機関を使って移動することも考え始めますよね。なかでもバスは、目的地のすぐ近くまで行くことができるので便利です。今回は、いつから赤ちゃん連れでバスに乗れるのか、バスで移動するときのポイントや注意点などをご紹介します。

赤ちゃんがバスに乗れるのはいつから?

路線バス 車内 日本

生後間もない赤ちゃんは外出することができませんが、1ヶ月健診で問題がなければ少しずつお出かけができるようになります。まずは家の近くを5〜10分ほど散歩することから始めて、少しずつ距離と時間を延ばしていきましょう。

赤ちゃんがバスに乗れる時期に明確な決まりはありません。外出に慣れてきて、体調に問題がなければ、生後1~2ヶ月頃からバスに乗ることもできます。

ただし、まだ体力がない時期なので長時間の乗車は避けてくださいね。最初のうちは、ママが乗り慣れた路線や、自宅から近い場所に行くバスだと安心ですよ。

赤ちゃん連れでバスに乗るときのポイントは?

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赤ちゃんと一緒にバスに乗るときは、下記のポイントに気をつけながら、事前にしっかり準備をして乗るようにしましょう。

抱っこ紐 or ベビーカー

電車と比べてバスは車内が狭いので、ベビーカーで乗車すると邪魔になってしまうことがあります。特にママひとりのときは、ベビーカーでの乗り降りは大変なので、できるだけ抱っこ紐で乗車することをおすすめします。

抱っこ紐だと、赤ちゃんがぐずったときも、すぐに立ったり移動したりしてあやすことができますよ。

目的地でたくさん移動する、荷物が多いといった理由でベビーカーを使うときは、安全面やマナーに配慮して乗るようにしましょう。

時間に余裕を持つ

道が渋滞してバスに遅れが発生することもあるので、余裕をもって出かけることが大切です。赤ちゃんが泣き出したり、おむつ替えが必要になったりして途中下車することもありますよね。

目的地までの移動時間を調べたら、その1.5~2倍の時間がかかると想定して出発時間を決めましょう。時間に余裕があれば、急なトラブルにも焦らず対応できますよ。

路線を確認しておく

乗る予定のバスが、どのルートを通って目的地まで行くのか、事前に確認しておきましょう。だいたいの距離感やルートがわかっていると、乗車中に赤ちゃんがぐずったり泣いたりしたときも、途中下車するべきかどうか判断がつきやすく、落ち着いて対処できます。

混雑する時間帯を避ける

バスが混み合う通勤ラッシュの時間帯を避けて乗るようにしましょう。混雑時に乗車すると、赤ちゃんが押しつぶされそうになったり、人の多さにびっくりして泣いたりする可能性があります。

空いているときであれば、席に座ることができるので安心です。また、感染症が流行っているときも、できるだけ空いたバスに乗りたいですね。

赤ちゃんの生活リズムを優先する

自家用車での移動と違い、バスでは乗車中に授乳やおむつ替えをすることができません。家を出る直前に授乳やおむつ替えを済ませておきましょう。

眠くなる時間帯を選んでバスに乗れば、乗車中に寝てくれることも。普段の赤ちゃんの生活リズムを考えながら、バスに乗る時間帯を決めましょう。

赤ちゃんと一緒にバスに乗るときの注意点は?

バス ベビーカー ママ 赤ちゃん

バスは走行中に揺れたり、急に止まったりすることがあります。赤ちゃんを連れて乗車するときは、安全面に細心の注意を払うようにしましょう。

下記に、赤ちゃんを抱っこしているとき、ベビーカーに乗せているとき、それぞれの注意点をまとめました。

抱っこしているとき

赤ちゃんを抱っこしてバスに乗るときは、抱っこ紐を使うようにしましょう。抱っこ紐があれば、手があくので乗り降りもスムーズです。

できるだけ席に座りたいところですが、どうしても立たなくてはいけないときは、抱っこしている赤ちゃんが周りの人にぶつからないように気をつけましょう。

また、赤ちゃんを抱っこしているとバランスを崩しやすいので、乗車したらすぐに手すりやつり革につかまり、転ばないように注意してくださいね。

ベビーカーに乗せているとき

ベビーカーでバスに乗るときも、必ず抱っこ紐を持参するようにしましょう。ベビーカーをたたんだときや、車内でぐずったときに便利です。

バスの運行会社にもよりますが、最近は赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま乗車できるバスが増えています。東京都の都営バスでは、下記の場合を除いて赤ちゃんをベビーカーに乗せたままバスに乗車することができます(※1)。

● 車内が混雑しているとき
● すでに赤ちゃんを乗せたベビーカーが2台乗車しているとき
● 車いすを利用した乗客がいるとき
● 通路をふさぐような大きなベビーカーを利用しているとき

乗車したら指定座席の横にベビーカーを止めて、車輪にストッパーをかけ、ベビーカー用の補助ベルトで固定します。ベルトは補助的なものなので、乗車している間はママがベビーカーをしっかりと支えて、目を離さないようにしましょう。

赤ちゃんがバスに乗るときの料金は?

子供 バス 日本

基本的には、1歳未満の乳児がバスに乗るときは料金はかかりません。ママと赤ちゃん2人で乗るときは、大人運賃だけを払います。

バスの料金は地域や運営会社によっても異なりますが、ここでは東京都の都営バスを例に、大人、子供、幼児、乳児のバス料金をご紹介します(※2)。

区分 年齢 運賃
乳児 1歳未満 無料
幼児 1~5歳
(就学前の6歳含む)
無料 ※
こども 6~11歳
(12歳の小学生含む)
小児運賃
おとな 12歳以上
(中学生以上)
大人運賃

※大人や小児に同伴する場合、2人まで無料。3人目から、または幼児のみで乗車する場合は小児運賃が必要。

赤ちゃんとのバス移動を楽しもう

バス停 日本

赤ちゃんを連れてバスに乗るときは緊張しますが、しっかりと準備をして、何度か回数を重ねていけば、快適にお出かけができますよ。赤ちゃんがぐずったり泣いたりしたときに途中下車することも想定して、時間に余裕を持って出かけましょう。

赤ちゃんは成長するにつれて、バスの窓から眺める景色や道を走っている乗り物に興味を示すようになります。赤ちゃんと一緒にバスで移動する時間を楽しみながら、お出かけができるといいですね。

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