赤ちゃんの電車はいつから?泣いたときはどうする?ベビーカーはたたむ?

赤ちゃんが生まれる前は身近な交通機関だった電車。でも、赤ちゃんを連れて乗るとなると、「途中でぐずってしまったら…」「電車が混んでいたら…」と不安になりますよね。今回は、赤ちゃんを連れて電車に乗れるのはいつからか、電車で移動するときのコツや注意点をご紹介します。

赤ちゃんが電車に乗れるのはいつから?

赤ちゃん 子供 電車 日本人

生まれたばかりの赤ちゃんは体の機能が未熟で病気にかかりやすいことから、生後1ヶ月までは外出させないほうがいいといわれています。1ヶ月健診で問題がなければ、近所の散歩から始めてみましょう。

赤ちゃんがいつから電車に乗れるかといった決まりはありませんが、早くても、外出に慣れてきた生後2ヶ月頃からがいいでしょう。ただし、まだ赤ちゃんに体力がなく、ママも子連れでのお出かけに慣れていないので、長時間の乗車は避けてください。特に首がすわっていない時期に無理は禁物です。

途中で何かあったときにすぐ降りられるように、次の駅までの所要時間が短い路線を選び、トータルで10~15分程度の乗車から始めてみましょう。

赤ちゃんと電車で移動するときのコツは?

電車 赤ちゃん 日本人

赤ちゃんを連れて電車に乗るのは、赤ちゃんだけでなく産後の体力が回復していないママにとっても負担が大きいもの。事前に次のようなことを意識しておきましょう。

● 乗り換え回数は極力少なくする
● 空いている時間帯を選ぶ
● ベビーカーを利用する際は、ホームのエレベーターの位置を確認しておく
● 電車に乗る前に授乳とおむつ替えをしておく
● 利用する駅のトイレにおむつ替えシートがあるか確認しておく
● ベビーカーで移動する場合でも、抱っこ紐を持参する
● 赤ちゃんが好きなおもちゃを持参する
● 手荷物はコンパクトにまとめる

最近は、多くの駅にエレベーターが設置されていて、ベビーカーでも電車に乗りやすくなりました。しかし、車内で赤ちゃんがぐずったり、急に電車が混んできたりすることもあるため、必ず抱っこ紐を用意しておきましょう。コンパクトに持ち運びしやすいスリングもおすすめです。

赤ちゃんと電車で移動中の注意点やマナーは?

電車 車内

いざ、赤ちゃんと電車に乗車したら、下記の注意点やマナーを守るようにしましょう。

泣いたときは落ち着いて対応する

電車内で赤ちゃんが泣きだすと、焦ってしまいますよね。まずは落ち着いて、赤ちゃんの名前を呼んだり、体勢を変えたりしてみましょう。

お気に入りのおもちゃを持たせる、鏡で自分の顔を見せる、手遊びをするなども効果的です。どうしても泣き止まない場合は、抱っこであやしてあげましょう。

また、電車の温度や湿度、慣れていないことが原因で赤ちゃんが泣くこともあります。一旦下車して、おむつを替えたり、気分を変えたりして、赤ちゃんが落ち着くまで寄り添ってあげるのも一つの方法です。

混み具合によってベビーカーをたたむ

国土交通省が定めた「ベビーカーマーク」がある電車なら、ベビーカーを折りたたまずに乗車することができます(※1)。普段、あまり気にしていないかもしれませんが、ほとんどの電車にはベビーカーマークがついています。

ただし、車内が混んできたらベビーカーをたたむのがマナーです。そのときにも、抱っこ紐があれば両手があいてベビーカーをたたみやすいので便利ですよ。

また、電車に乗るときは、たたみやすいセカンドベビーカーでお出かけしてもいいですね。

赤ちゃんが電車に乗るときの料金は?

改札 日本 駅 電車

基本的には、1歳未満の子供(乳児)と、1歳~小学校入学前の子供(幼児)は、電車料金は無料で乗車券も不要です。6歳以上かつ小学生になると「こども」の乗車券が必要で、料金が発生します。

JR東日本を例に、乳幼児から大人までの電車料金をまとめました(※2)。

区分 年齢 乗車券 運賃・料金
乳児 1歳未満 不要 無料
幼児 1歳~6歳未満 不要 無料
こども 6歳(小学生以上)~12歳未満 必要 子供運賃
おとな 12歳以上(中学生以上) 必要 大人運賃

また、「おとな」または「こども」1人に同伴する「幼児」の人数が2人を超える場合は、3人目から「こども」の料金が必要です。例えば、大人1人と幼児3人なら、おとな1人+こども1人分の乗車料金が必要というわけです。

利用する鉄道会社によって料金設定が異なることもあるので、心配なときは事前に確認しておきましょう。

赤ちゃんと一緒に電車でのお出かけを楽しもう

赤ちゃん 電車 日本人

初めて赤ちゃんと電車に乗るときは、ママやパパ、赤ちゃんも緊張するもの。でも、回数を重ねると慣れてきて、赤ちゃんも景色やすれ違う電車を見て喜ぶようになりますよ。

電車は様々な人が利用するので、混雑時にはベビーカーをたたむ、赤ちゃんが泣き止まないときは下車するなど、周りの人への配慮を忘れないようにしましょう。

電車に乗ってお出かけをして、赤ちゃんに様々な場所の風景を見せてあげられるといいですね。

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