妊娠をすると、親や職場などに報告をしますが、友達への報告の時期や方法に悩むこともあるのではないでしょうか。女性同士だからこそ、言いやすい場合と、なかなか言い出しにくい場合がありますよね。嬉しい気持ちが高まり早く妊娠報告をしたくなることもありますが、相手の立場や状況を考えることが大切です。今回は、友達への妊娠報告について、タイミングや報告の仕方、気をつけることをご紹介します。
妊娠報告を友達にするタイミングはいつがいいの?
友達に妊娠報告をするタイミングは、一般的に、安定期に入った妊娠5ヶ月頃が目安です。ただし、安定期より前に報告してはいけないというわけではないので、友達との関係性によって報告のタイミングを考えるようにしましょう。
妊娠初期は、まだ流産の確率が高く不安定な状態のため、あまり早い段階で報告すると、もし何かあったときにそのことも伝えなくてはいけなくなります。友達はもちろんのこと、妊婦さん本人が一番つらい思いをすることもあります。
反対に、あまり遅い時期に報告すると、友達なんだからもっと早く知らせてほしかった、と思う人もいるかもしれません。
相手との普段の付き合い方にあわせて、できるだけベストなタイミングで報告するようにしましょう。
妊娠報告を友達にするときの内容は?
友達に妊娠報告をするときの内容についても、頻繁に会っているかどうか、子供がいるかどうか、といったように相手の状況やお互いの関係性によって変わってきます。
親しい友達への妊娠報告の内容
以前から、子供を望んでいることを話していた友達や、どんなことでも話せる仲の友達には、安定期前でもタイミングをみて伝えてもいいでしょう。ただし、妊娠検査薬で陽性が出た時点ではなく、医師から妊娠が認められてからがいいですね。
妊娠報告をするときは、妊娠したこと、出産予定日、現在の体調などを事実のまま伝えましょう。
親しい友達だと、定期的に会っていたり、一緒に遠出する計画を立てていたりすることもありますよね。妊娠初期は、そういった約束をキャンセルしなくてはいけないこともあるので、体調やつわりのことも詳しく伝えておいたほうが相手にも迷惑がかかりませんよ。
子供がいる友達への内容
子育て中の友人には、妊娠中のことについて相談ができる、という理由で早く報告したくなるかもしれません。しかし、妊娠・出産の経験があるからといって全てを把握しているわけではありません。
妊娠には個人差があり、出産経験があっても答えられないことや答えたくないこともあります。普段から頻繁に会っている親しい友達でない限り、子供がいるという理由だけで早い時期に報告するのはやめましょう。
報告するときは、まずは妊娠したことを伝え、相手の反応をみて妊娠や子育てのことを相談ができそうであれば、わからないことや不安なことを聞いてみるのもいいですね。
妊活中の友達への内容
妊活をしている友達には、基本的に安定期に入ってから報告をするのがいいでしょう。
あまり早く報告しすぎるのはよくないですが、必要以上に気をつかって報告を先延ばしにし、周りの友達は知っていたという状況にならないように気をつけてください。
報告するときは、ある程度言葉を選ぶことも必要ですが、あくまでも事実として伝えるようにしましょう。どんなに親しくても、楽観視した発言には気を付てくださいね。
会社で親しい同期への妊娠報告の内容
職場に妊娠報告をする場合、上司には早めに伝えることが大切ですが、親しい同期や同僚には、上司への報告後、タイミングをみて伝えるようにしましょう。
業務上は直接関わることのない同期には、ランチタイムや休憩時間に口頭で伝えてもいいですね。普段一緒に仕事をしている同僚には、できれば同じタイミングで一斉に伝えるようにしましょう。
くれぐれも、上司より先に同期や同僚に伝えないように気をつけてください。
妊娠報告を友達にするときはLINEやメールでもいいの?
親しい友達には、報告できる時期が来たら直接会ったときに口頭で伝えると丁寧です。親しいからこそ、礼儀を大切にした報告がいいでしょう。
状況によっては、会って報告するよりも、LINE(ライン)やメール、電話の方がお互いにとって都合がいいケースもあります。特に、ふだんから頻繁にLINEやメールをしている相手には、報告できるタイミングでメッセージを送るのがいいでしょう。
また、つわりの症状が重かったり、体調が不安定だったりして、なかなか友達と会えないときは、LINEやメールで報告するのがいいでしょう。
遠方にいる親しい友達であれば、手紙やはがきを送るのもいいですね。
妊娠報告を友達にするときの注意点は?
友達への妊娠報告で気をつけることは、嬉しい気持ちを全面に出しすぎないことです。妊娠が判明すると、「妊娠ハイ」「マタニティハイ」と呼ばれる状態になり、気持ちが高ぶってしまうことがあります。
相手の気持ちを配慮せずに報告してしまうことのないように気をつけましょう。以下に、友達への妊娠報告で注意したいことを紹介するので、参考にしてみてくださいね。
相手の立場・状況を考える
妊娠報告ひとつでも、相手が不快に感じたり傷ついたりしてしまうケースは珍しくありません。前述のように、妊活中の友達には特に慎重に報告をするようにしましょう。また、過去に流産の経験をしている友達もいるかもしれないので、あくまでも妊娠したということをシンプルに伝えましょう。
あまり考えすぎて親しい友達なのに妊娠報告を先延ばしにするのはよくないですが、相手の立場や状況をよく考えて、言葉や表現を選ぶようにしたいですね。
また、妊娠報告をメールでするときは、家族や本当に親しい友達以外には、エコー写真を添付するのは控えましょう。
SNSで大袈裟な妊娠報告をしない
SNSで妊娠の喜びを投稿をするのはあまり好ましくありません。親しい友達には、一人一人に直接知らせるようにしましょう。
SNSは不特定多数の人が見ることができるので、全く知らない人に自分の妊娠を知らせてしまうこともあります。投稿する場合は、サラッと事実を報告する程度に留める方がいいでしょう。
仲が良いグループの友人には同時に知らせる
何人かのグループで仲が良い場合、一部の人は妊娠のことを知っていて、他の人は知らない、という状況にならないように気をつけましょう。せっかく仲が良いと思っていたのに、本人ではない誰かから聞いたり、噂で知ったりするのは複雑な気持ちになるものです。
事情があってグループの一人にだけ先に伝えるときは、他の人たちに伝えるタイミングまで秘密にしておいてもらうなど、配慮するようにしましょう。
妊娠報告を友達にするときは自分本位にならないことが大切
妊娠報告は、女性同士だからこそとてもデリケートなものです。相手のことを考えた振る舞いや言動が、これからの友達関係に大きく影響します。
LINEやSNSであっという間に情報が広まってしまう時代なので、身近な人ほど丁寧に報告することが大切ですよ。
タイミングも急ぎ過ぎず、妊娠の経過や体調をみながら報告する時期を決めるようにしましょう。どのタイミングで報告するか迷った時は、パートナーや両親・義両親に相談して、冷静な意見を聞いてみるのもいいかもしれませんね。