コンビニやカフェなどでも扱われることが増え、知名度が上がってきているルイボスティー。実は、不妊改善効果が期待されているのをご存じでしょうか?今回はルイボスティーの効能やおすすめの飲み方など、妊活中に知っておきたいことについて、口コミとあわせてご紹介します。
ルイボスティーはどんな飲み物?
ルイボスティーは、南アフリカの一部地域にのみ自生している「ルイボス」というマメ科の植物の葉を乾燥させたお茶です。
ノンカフェインで胃腸への刺激が弱く、子どもやお年寄りだけでなく妊娠中・授乳中の女性も安心して飲むことができることから近年注目を集めるようになってきました。
また、歯に着色してしまうことも多い「タンニン」の量が少ないことから、美容に敏感な女性や、紅茶の苦み・渋みが苦手な人にも人気があります。
ルイボスティーの効能・効果は?妊活中の女性に人気なの?
実際に妊活中・不妊治療中にルイボスティーを飲んでいた「こそだてハック」の読者の皆さんは、どのような効果を実感したのでしょうか?ここでは、アンケートで寄せられたいくつかの声をご紹介します。
冷えが改善される
「こそだてハック」の読者アンケートで、最も多く寄せられた声は「ルイボスティーを飲み始めて冷えが改善された」というもの。
ルイボスティーは鉄の吸収を妨げるタンニンが少なく、逆に鉄分の吸収を助けてくれるミネラルが豊富なので、貧血が気になる人におすすめです。
また、女性の冷えと貧血は関係があるともいわれているので、普段から冷え症の自覚がある人は、ルイボスティーで温活に取り組んでみてはいかがでしょうか?
なかなか妊娠できなかったとき、インターネットで『妊活に良い』と知り、飲み始めました。コーヒーをやめてルイボスティーを飲み始めたところ、冷えが改善されたように思います。
20代女性
夫婦で毎回の食事に飲むようにしてました。麦茶だと身体が冷えていましたが、ルイボスティーだと冷えを感じにくかった気がします。
30代女性
不安やイライラが和らぐ
ルイボスティーには、神経を落ち着かせる効能がある「カルシウム」、「マグネシウム」などのミネラルがバランス良く含まれています。妊活中や不妊治療中は、「早く子供を授かりたい」と気が焦ってしまったり、不安になったりすることもあるかもしれません。
そんなときは、食後や寝る前にルイボスティーを淹れてホッと一息つく時間を作ってみるのもおすすめですよ。
妊娠してからもルイボスティーを飲み続けたことで、「リラックスしてマタニティライフを送れた」という先輩ママもいるようです。
妊娠を意識してから、多嚢胞性卵巣症候群であることがわかり、少し気持ちが下向きだったときにルイボスティーを知りました。気休めではありましたが、飲んでみたら気持ちが落ち着いてきました。
20代女性
ホットのルイボスティーを寝る前に飲むと、リラックスでき、つわりの辛さを忘れて眠れました。妊活中だけでなく、妊娠してからもオススメです。
30代女性
肌の状態が安定する
ルイボスティーに含まれる酵素には、細胞の老化を促す「活性酸素」を抑える抗酸化作用があるといわれています。活性酸素は、シミ・しわ・そばかすといった肌の老化にも関係しているため、ルイボスティーを飲むことで美肌効果も期待できますよ。
また、念願叶って子供が授かったあと、妊娠初期の肌荒れに悩まされる人が多いもの。妊活中・不妊治療中からルイボスティーを飲むことを習慣づけておくと、豊富なミネラルと酵素の働きによって肌を調子良く保てるかもしれませんね。
「妊娠してつわりがひどい時も、ホットのルイボスティーを飲んだり、暑い時期は常温にして毎日麦茶の代わりとして飲んでいました。そのおかげか、ホルモンバランスの崩れから来る肌荒れはほぼなく妊娠初期を過ごせました。
30代女性
そのほかの効果
ルイボスティーを飲んでいた女性が実感したそのほかの効果は、次のとおりです。感じ方には個人差がありますが、妊活中・不妊治療中の人は参考にしてくださいね。
● 貧血が軽くなった
● PMS・生理痛が軽くなった
● 生理周期が整った
● お通じが良くなった
● むくみが軽くなった
● 痩せやすくなった
● よく眠れるようになった
ルイボスティーは不妊に効果があるの?
近年、不妊症の改善が期待できるとして、妊娠を希望する女性の間で注目されているルイボスティー。人気の理由は大きく分けて2つあります。
卵子・精子の老化を抑える
体の様々な臓器だけでなく、卵子・精子の老化も早めてしまうのが、「活性酸素」です。卵子や精子が老化すると質が下がり、妊娠率も下がってしまいます。活性酸素は、喫煙や飲酒、睡眠不足やストレスなどによって生み出され、加齢による卵子・精子の老化は防げません(※1)。
先ほども触れたとおり、ルイボスティーに含まれる酵素は、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持つため、卵子・精子が老化するスピードを少し遅らせ、妊娠しやすい体づくりに一役買ってくれるかもしれません。
女性ホルモンの作用がある
2006年に発表された静岡大学の研究報告によると、ルイボスに含まれる「アスパラシン」などの成分は、女性ホルモンの一つである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と同じ作用が見られるとしています(※2)。
エストロゲンは、女性らしい丸みを帯びた体を作ったり、コラーゲンの合成を促して肌の健康を維持したりと、女性の美にとって欠かせないホルモンです。それだけでなく、受精卵の着床を助けるために子宮内膜を厚くする働きもあるので、妊活中の人にとっても見逃せませんね。
国立健康・栄養研究所によると、「妊娠中・授乳中の安全性に関してはデータが見当たらない」とあり(※3)、不妊改善についても直接的な効果があるとは言い切れませんが、「ルイボスティーを飲み始めて妊娠できた」と感じている先輩ママたちもいます。
口コミ
「普段の水分摂取をすべてルイボスティーと麦茶をブレンドしたものにしました。細かい効能をハッキリと実感することはありませんでしたが、1年後に子供を授かることができました!」(30代女性)「ルイボスティーはノンカフェインで、抗酸化作用があると知って、2人目の妊活中に飲み始めました。実際に効果があったかはわかりませんが、無事に2人目を妊娠・出産しました。体に良さそうなので、産後も飲み続けています」(40代女性)
「妊娠を意識した頃から飲み始めたら、すぐに授かりました。不妊で悩んでいた友人に勧めたところ、彼女もすぐに授かりました」(30代女性)
「1人目を出産し4年経ち、なかなか妊娠しないのでルイボスティーを飲み始めました。飲むようになってしばらくすると、妊娠しました」(30代女性)
妊活中におすすめのルイボスティーの飲み方は?
最後に、妊活中の女性におすすめのルイボスティーの飲み方をご紹介します。1日に飲むルイボスティーの最適な量は500ml程度とされているので、毎日の生活にほどよく取り入れられるといいですね。
ゆっくり成分を抽出してから飲む
一般的に紅茶や緑茶は、煮出しすぎたり、茶葉を中に入れたままティーポットを置きっぱなしにしたりすると、苦くて飲みづらくなってしまいます。しかし、ルイボスティーはそうなる心配があまりないのがうれしいポイント。
ミネラルや抗酸化作用のある成分をたっぷり抽出するため、ティーバッグのまま10分以上煮出しすのがおすすめ。ティーバッグから出てくる成分を逃すことがないよう、冷やして飲む場合もティーバッグは入れたままにしておくと良いですよ。
ミルクやはちみつを加えてみる
ルイボスティーには少し独特の風味があり、苦手だと感じる人もいるかもしれません。その場合はストレートで飲むのではなく、オレンジやレモン・ゆずなどの柑橘系の果汁を入れたり、ミルクを入れてみると、味の印象がガラッと変わって飲みやすくなりますよ。
ルイボスティーを飲んで、楽しく妊活を
女性として美しくありたい人にとっても、妊娠しやすい体づくりをめざしている人にとっても、うれしい効能・効果が期待でき、ノンカフェインのルイボスティー。仕事の合間やお家でのリラックスタイムなどに、コーヒーや緑茶の代わりに飲んでみてはいかがでしょうか?
ルイボスティーの風味が苦手な人もいるかもしれませんが、メーカーや商品によって味に差があるので、いくつか飲み比べてお気に入りのものを見つけるのも楽しいですよ。夫婦でゆっくりルイボスティーを淹れながら、コミュニケーションを取る時間を作るのも素敵ですね。
ルイボスティーのほかにも、妊活中・不妊治療中の人におすすめのハーブティーがいくつかあります。関連記事も合わせて参考にしてくださいね。
*アンケート概要
実施期間:2017年2月15日~20日
調査対象:妊活中・不妊治療中にルイボスティーを飲んだ「こそだてハック」読者
有効回答数:30
収集方法:Webアンケート