幼稚園の選び方はどうする?選ぶときの7つのポイントとは?

子どもが3歳を迎える年度になると、幼稚園について考え始めるママ・パパも多いのではないでしょうか。でも、いざ幼稚園を選ぼうとしても、何をポイントに選んだらいいのか、そもそも三年保育と二年保育のどちらがいいのか、迷ったり疑問を感じたりすることもありますよね。

そこで今回は、幼稚園の選び方や、選ぶうえで大切なポイントをご紹介します。

そもそも幼稚園とは?

幼稚園

幼稚園は、「義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長する」ことを目的とし、学校教育法に定められた「学校」です(※1,2)。

ただし、義務教育機関ではなく、3歳~小学校入学前までの幼児に入園資格があります。

幼稚園の教育内容は、「幼稚園教育要領」に定められていて、免許を取得した教師が教育を行います。

幼稚園には、私立、公立、国立がありますが、全国約9,100校のうち2/3が私立幼稚園です(※3)。

幼稚園選びの前に考えておきたいことは?

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幼稚園の選び方を考える前に、次のようなことを検討しておきましょう。

三年保育か二年保育か決める

三年保育では年少で入園するので、早くから社会生活を学ぶことができます。ママやパパが子どもの頃は二年保育を選ぶ家庭も多かったですが、昨今は三年保育が主流になってきています。

二年保育にも、ママ・パパが1年長く子どもと一緒に過ごせる、幼稚園に通わせる費用が1年分少なくすむといったメリットがあります。

幼児期は、生まれた月によって成長の差が大きいので、子どもが早生まれという理由で二年保育を選ぶ家庭も。生まれた月に関係なく、まだ集団生活に入るのは早いと判断したら、二年保育にするのもひとつの選択ですよ。

園によっては、三年保育もしくは二年保育しか行っていないところもあるので、早めに確認しておきましょう。

どんな子どもに育ってほしいか考える

これまでの子育てで大切にしてきたことや、これからどんな子どもに育ってほしいのか、よく話し合って整理しておきましょう。

「元気にのびのび育ってほしい」「集中して物事に取り組める子に育ってほしい」というように、家庭の方針がはっきりしていると、幼稚園の教育方針と合っているかどうかを判断しやすくなりますよ。

子どもの特性を見極めておく

子どもがどんなことに興味があるのか、何が好きで何が嫌いなのかを見極めておくことも大切です。

幼稚園によっては、英語、音楽、お絵描き、体操といった園独自のプログラムを設けているところもあるので、子どもの興味と合っているか検討してくださいね。

幼稚園の選び方!7つのポイントとは?

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幼稚園は毎日通う場所なので、家族のライフスタイルと合っている園を選ぶようにしましょう。下記のようなことをしっかりチェックしておくといいですよ。

1. ライフスタイルと合っているか

幼稚園は毎日通う場所なので、家族のライフスタイルと合っている園を選ぶようにしましょう。下記のようなポイントをチェックしてください。

● お弁当か給食か
● バス通園か徒歩通園か
● 預かり保育の有無
● 行事の数

子どもだけでなく、ママやパパの日頃の過ごし方をイメージして選ぶことも大切です。

2. かかる費用はいくらか

幼稚園にかかる費用は、私立か公立かによって、また地域によっても異なります。

入園料の相場は5~10万円で、月謝は私立の場合3万円~、公立の場合1万円~が一般的なようです。その他にも、バス代や給食費、施設利用料、制服やかばん代といった費用がかかることもあります。

入園説明会や園のホームページで、入園料・月謝はいくらなのか、他にどんな費用がかかるのかを把握して、家計の状況に合った幼稚園を選ぶようにしましょう。

兄弟姉妹が同時に在園する場合は、月謝が割引になることもあるので、あわせてチェックしておきたいですね。

3. 園長先生の人柄や教育方針はどうか

園長先生の人柄や教育方針によって、園全体の雰囲気が決まることもあります。説明会で園長先生が園の特色や教育方針を説明することが多いので、子どもとの相性がよさそうか、家庭の教育方針と合っているかどうかを見極めましょう。

わからないことは質問して確認すると、より園への理解が深まります。丁寧に対応してくれるかどうかも園を知る機会になりますよ。

4. 先生の雰囲気はどうか

先生たちの雰囲気も重要なポイントなので、見学会や説明会でよく見ておくようにしましょう。先生の考え方や行動は子どもに影響を与えます。先生の子どもに対する接し方や言葉遣いも注意しておきたいポイントですね。

5. 保護者の雰囲気はどうか

幼稚園に通い始めると園児の保護者との付き合いが増えるので、できるだけ価値観の合う保護者がいる幼稚園を選ぶことも大切です。

通園の時間帯に幼稚園の近くを通ると、在園児の保護者の様子を見ることができ、園の雰囲気を知ることができますよ。

6. 幼稚園の規模はどの程度か

全園児の人数や1クラスあたりの人数など、園の規模を確認しておきましょう。小さい規模の園は先生がじっくりと子どもを見てくれる、大きい規模の園は子どもたちが大人数でコミュニケーションをとれるといったように、それぞれにメリットがあります。

子どもの性格にあった規模の幼稚園を選べるといいですね。

7. 施設の状況はどうか

安心して子どもを預けられるように、建物の耐震性に問題はないか、園の周辺に危険はないか、遊具は安全性が高いかどうか、しっかりと確認しておきましょう。

掃除が隅々まで行きとどいているかを確認することで、その園の清潔度合いもわかります。特にトイレの清潔さはチェックしておきたいですね。

幼稚園の選び方は子どもの性格も考慮しよう

3歳から6歳の3年間で、子どもは大きく成長します。幼児期の大切な時間を過ごす幼稚園は、子どもの性格や家庭の教育方針に合ったところを選びたいですよね。

希望する幼稚園が決まったら、願書提出、入園のための面接、その後の手続きといったプロセスが待っています。スケジュールをよく確認し、しっかりと準備をしていきましょう。

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