プレ幼稚園・プレ保育とは?いつから?服装や持ち物は?

子供が2~3歳になると、幼稚園の入園を考えるママやパパが多いのではないでしょうか?最近では、幼稚園に入園する1年前から始まる「プレ幼稚園」というものが存在し、幼稚園入園前にまずはそこから通わせるという人が多くなってきているようです。プレ幼稚園とはどんなことをするのでしょうか?今回は、プレ幼稚園について、いつから通うものなのか、服装や上履きなどの持ちもの、注意点などについてご紹介します。

プレ幼稚園・プレ保育とは?いつから?どんなことをするの?

幼稚園 保育園 教室 子供
プレ幼稚園とは、幼稚園入園前の体験期間のことをいい、「プレ保育」「未就園児クラス」とも呼ばれています。幼稚園には2年保育と3年保育があり、それぞれ本入園となる年齢の1年前からプレ幼稚園が始まります。ただし、幼稚園によっては実施していない園もあります。

プレ幼稚園への応募受付は年末年始あたりから始まることが多いです。子供を預けたいと考えている場合には、余裕を持ってその半年前あたりから情報収集を始めましょう。

プレ幼稚園も幼稚園と同様に4月に入園の季節を迎えますが、追加入園ができる園もあります。期中に入りたい場合は確認してみましょう。

以下にプレ幼稚園の概要を紹介するので、参考にしてくださいね。

プレ幼稚園・プレ保育の開始時期

● 2年保育の場合、4歳になる年の4月から
● 3年保育の場合、3歳になる年の4月から

プレ幼稚園・プレ保育の目的

● 子供に入園前から園の生活を体験させる
● 子供を幼稚園の雰囲気や環境に慣れさせる
● 子育て支援の一環として場所を提供する

プレ幼稚園・プレ保育の内容

実際に普段の園生活に組み込まれているリトミックやダンス、リズム体操、英会話や季節の行事などを体験します。時間や取り組み内容は地域や園によって様々で、親子で参加することもあれば、子供だけで同年代の子たちと過ごすこともあります。

プレ幼稚園・プレ保育の日数や時間

週に1~2日で、時間は半日~1日、もしくは数時間と、園によって様々です。

プレ幼稚園・プレ保育に通わせるメリット

● 事前に園生活を体験できるので入園後の生活を想像しやすい
● 家庭ではできないことを早めに体験できる
● 入園前に子供やママに友達ができる
● 集団生活により子供の協調性が早めに生まれる
● プレ幼稚園に入ることで入園が優先されることがある

プレ幼稚園・プレ保育の費用は?

出産 お金 手続き

プレ幼稚園・プレ保育の費用は園の方針や私立・公立によって異なり、金額には大きな差があります。地域の自治体によっては補助金がもらえたり、兄弟が先に入っている場合は、兄弟減額をしてもらえる園もあったりするので、事前に確認しましょう。

プレ幼稚園・プレ保育には、大きく分けて「入園・入室料」「保育料(月謝)」「実費」が必要になります。以下に、各項目の相場や別途必要なものを紹介するので、参考にしてください。

入園・入室料

1~3万円

無料の園もあれば、5万円程必要な園もあります。教材費や清掃費などが含まれているケースもあります。

保育料(月謝)

無料~2万円

週に1~2回がほとんどですが、週5回通う園では2万円近く必要な場合もあります。

実費

昼食費 500~2,000円
バス代など交通費 2,000~,5000円
保険料 2,000円前後

その他、園によって別途必要なもの

制服・スモック・鞄・靴・名札・水着代など

プレ幼稚園・プレ保育の服装は?上履きは必要?

幼稚園 登園 上履 靴 制服

プレ幼稚園・プレ保育の服装や上履きなどの持ちものも、実施する園によって異なります。制服がある幼稚園の場合は、プレ幼稚園のころから必要な場合もあり、鞄や帽子など制服に含まれるものはすべて購入しなくてはいけないケースも。

また、制服がない幼稚園では私服にスモックでOKな場合もありますが、制服同様にスモックは別途購入しなくてはならないこともあります。

服装に指定がない場合は、動きやすく汚れてもよい服装がいいでしょう。フード付きのパーカーやボタン付きの服は、窒息や誤飲など事故につながる恐れがあるので避けたほうが良いですね。バッグは両手が塞がらないリュックなどを選ぶのがおすすめですよ。

上履きも園によって異なり、必要な場合は購入します。上履きの指定がない園ではスリッパでも可としていますが、2歳児の動きでは脱げやすく、怪我の原因にもなるので、結局上履きを購入してしまうケースが多いようです。

園の方針で、フロアでは裸足で過ごさせるところと、絨毯を敷いていて上履きを使用しないところもあります。入園が決まった時点で早めに必要なものを確認して、買い忘れがないようにしましょう。

プレ幼稚園・プレ保育の注意点は?

プレ幼稚園に子供を通わせることで、その後の幼稚園への入園が優先されることが多いですが、人気の幼稚園や激戦区の場合は全員を受け入れることはできません。その場合、抽選や先着順となることも珍しくないので、住んでいるエリアの幼稚園事情をよく情報収集しておきましょう。

申し込んでも必ず入れるとは限らないことだけは念頭に置いて、数園検討しておいた方が安心かもしれませんね。その他にも、以下のような注意点があります。

プレ幼稚園・プレ保育中心の生活になる

親子で参加する場合は、幼稚園にいる時間がたとえ半日だとしても、残りの時間で家事などをすると、あっという間に1日が過ぎてしまいます。

プレ幼稚園のスケジュール中心の生活になることを、あらかじめ考慮しておくことが大切です。

他の子供の成長が気になるようになる

同年代の多くの子供と接することになるので、ママがどうしても他の子と我が子の成長を比べて気にしてしまうことも。急に今までの様子と違う対応をすると子供も困惑してしまうので、焦る気持ちがあっても冷静に捉えましょう。

子供の成長には個人差があるものなので、人と比べる必要はありませんよ。

プレ幼稚園・プレ保育は早めに情報収集を

迷路 迷い 疑問 混乱

プレ幼稚園の入園を考えているのであれば、早めに情報収集をして様々な選択肢を作ることが大切です。園の方針や環境がそれぞれ異なるので、実際に入園したときの生活リズムや、送り迎えが可能なエリアであるのかも確認しましょう。

また最近は、プレ幼稚園の人気が高くなり、体験とはいえ入れないことも珍しくありません。そうなった場合、プレ幼稚園で行っていることと同様の習いごとを探す人もいます。

早めに立地や環境、倍率を知ることで、別の幼稚園を本入園の候補にしたり、プレ幼稚園以外の方向性を考えたり、子供や親にとっても良い選択肢を増やすことができますよ。

こそだてハックに「いいね!」して情報を受け取ろう