入園準備グッズとして、幼稚園・保育園から、通園バッグ・手提げ袋を用意するよう言われたママ・パパは多いのではないでしょうか。市販のバッグも素敵ですが、手作りして世界に一つだけのバッグを子どもにプレゼントできるとうれしいですよね。
通園バッグには【裏地なし】【裏地あり】の2通りの作り方がありますが、今回は【裏地あり】で【切り替えしのあるデザイン】の通園バッグの作り方を紹介します。
通園バッグの作り方!必要な材料は?
裏地つきの通園バッグを作るときには、表生地・裏生地の2枚の布が必要です。
今回は、表生地の底部分に別の布をつけます。布を切り替えることでメリハリのあるデザインに仕上がり、底部分を補強する利点もありますよ。
裏地なしのバッグを作りたい場合は、下記のページを参考にしてください。
●布(表生地)64cm×46cm 1枚
●布(裏生地)64cm×46cm 1枚
●布(底生地)22cm×46cm 1枚
●テープ(持ち手用)35cm(幅2~2.5cm程度) 2本
●接着芯(普通地用)5cm×46cm 2枚
●ミシン ●ミシン糸・ミシン針
●マチ針 ●定規 ●裁ちばさみ
●糸切りばさみ ●チャコペン
●アイロン・アイロン台 ●厚紙方眼紙
通園バッグのサイズ
通園バッグのサイズは、縦30cm×横40cm程度が一般的。
幼稚園・保育園・小学校からサイズを指定されている場合は、そのサイズにアレンジしてくださいね。
今回紹介する通園バッグのサイズは、絵本やお道具箱がすっぽりと入る大きさです。
通園バッグの作り方
通園バッグは、以下1〜4の工程で作ることができます。
1. 表生地に芯を貼りつける
表生地の裏面両端にアイロンで接着芯を貼りつける
このひと手間でバッグの口にハリが出てきれいになり、もちがよくなります。省いてもOK
2. 底生地をつける
(※布の切り替えしが不要な場合は、「3.持ち手を作る」の工程に進んでください。)底生地の上端と下端からぬいしろを1cm裏側に折ってアイロンをかける
表生地と底生地を底の部分で二枚重ねにし、半分に折ってからマチ針でとめる
表生地・底生地それぞれを半分に折って、爪で強めに跡をつけると中心線が出て合わせやすくなります
底生地の一辺を表側から縫い、もう一辺をマチ針で留める
もう一辺を縫う
3. 持ち手をつける
表生地の中央から6cmのところに、持ち手テープをマチ針で留め、口から5mmのところを縫う
4. 袋を作る
内側が表になるように、表生地の上に裏生地を重ねて、マチ針で固定する。このとき、持ち手が中に入るようにしておく(両口)
袋口となる部分をミシンで縫う(両口)
2で縫った両口の縫い目を中心に、表生地側と裏生地側に割って、マチ針でとめる
黄色い星印の部分(両端)のぬいしろをアイロンで割る
片方のわき(点線部分)を一直線に縫う
もう一方のわきは、裏生地部分に返し口を残して縫う
今回は底から5cmのところに10cmの返し口を作りました
返し口から生地をひっくり返す
表地の角をきれいに出しておき、裏生地の返し口を、端から2~3mmのところで縫う
裏生地を表生地より2、3mm内側に入れ込み、マチ針で留め、アイロンをかける。袋口をぐるっと一周縫う
これは表から裏生地が見えず、仕上がりが美しく見える手法で「裏に控える」といいます
通園バッグの作り方の注意点・コツは?
裏地つきの通園バッグは、最後に返し口から生地をひっくり返して完成させるので、縫い目が目立ちにくいのが特徴です。
ミシンで縫っているときに、縫い目が曲がってしまったりズレてしまったりしても、できあがりにはほとんど影響しないので、失敗を恐れずに進めましょう。
通園バッグの手作りにおすすめの生地は?
裏地つきのレッスンバッグを作るときは、厚みがほどよく、丈夫なキャンバス生地、オックス生地、デニム生地、帆布生地などや厚手のものがおすすめです。
裏地には、薄手で柔らかいブロードやスケア生地を選ぶとよいですよ。
また、表に出したい生地が薄手の場合は裏地を厚手にすると強度が増すので、表生地・裏生地のバランスをうまく取って作りましょう。
オックス生地やブロード生地は、色や柄のバリエーションが豊富なため、たくさんの種類からお気に入りの布を探してみてくださいね。
手作り通園バッグにおすすめのショップは?
● 生地のマルイシ | ● デコレクションズ |
上記のショップでは、入園・入学にぴったりな生地をたくさん扱っています。生地が選びやすいように説明があり、初心者でも見やすいつくりが特徴です。入園グッズ作りの参考になりますよ。
手作りの通園バッグを持って保育園や幼稚園に行こう
裏地つきの通園バッグを作るのは、難しいように見えるかもしれませんが、2枚の布を合わせて縫うだけと、意外とシンプルな行程で作ることができます。裏地にも色や柄がついていると、中の色や柄がチラリと見えるので、おしゃれで完成度が高く見えますよ。
色や柄の組み合わせを工夫して、子どもが愛着を持って大切に使ってくれるような通園バッグが作れるといいですね。
以下では、コップ袋の作り方をご紹介しています。生地を揃えて作るのもおすすめですよ。
製作協力:Tierney Kazumi
ティアニー 香寿美
文化服装学院卒業。
LUMA Decoupage Studio代表。2児の母。
現在はお友達のバッグブランドでサンプルを作ったり、百貨店に並ぶお受験バッグや小物を作ったりしています。作れそうなものなら、布に限らずアクセやDIYもやっています。
※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。