「ママ友トラブルって、本当にあるの?」先輩ママの体験談から対処法を学ぼう

子供が生まれ、それがきっかけでできる「ママ友」。普通の友達とは少し違う関係性に戸惑うママもいるのではないでしょうか。子供が関わっているからこそ、ママ友同士のトラブルが起きることもありますよね。今回は、よくあるママ友トラブルや、トラブルを避けるために心がけたいことなどをご説明します。保育園や幼稚園などの集団生活に入る前に、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ママ友トラブルって?よく起きるの?

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子供が生まれると、ママは我が子の成長や育児方法などが気になるもの。そこで同じ月齢・年齢で子育てをしているママと会うと、悩みや喜びを同時期に共有することができるので、親しくなりやすいのではないでしょうか。

産院で、地域の母親学級で、保育園や幼稚園でと、ママ友との出会いのきっかけは様々。子供がいなかった頃は出会わなかったような人とも仲良くなれる、素敵な機会ともいえます。

しかし、ママ友と交流を深めていくうちに相性が合わなくなったり、価値観にズレが生じたりすることもあります。特に、保育園や幼稚園などの集団生活に入ると、狭いコミュニティのなかで強制的に関わらなければいけないようなことも多く、トラブルが発生しがちです。

「こそだてハック」読者アンケートによると、「ママ友について、悩みやトラブルを感じたことがある」と答えた人は、全体の約29%でした(※)。およそ10人のうち3人は、多かれ少なかれママ友のトラブルを経験しているといえますね。

ママ友トラブル体験談を教えて!対処法は?

ここでは、具体的にどんなトラブルが起こりやすいのか、先輩ママの声も交えて紹介していきます(※)。事前に知っておくことで、トラブルを予防することもできるかもしれませんよ。

苦手なママ友と付き合うのが疲れる

先輩ママの声

苦手なママがいるのですが、お互いの子供の月齢が近いため、ママ友で集まるときはどうしても顔を合わせなければならず、憂うつです。

ママ同士はそれほど気が合うわけでもないけど、子供同士が仲良しだからママ友になる…というケースが多いため、なかには苦手なタイプのママ友もいたりするもの。

具体的には、「自己中心的で遠慮がない」「自慢話ばかりする」「空気を読めない」といったママ友を苦手と感じる人が多いようです。

苦手なママ友とは、会ったら挨拶をして話題があるときは話す、といったシンプルな関係を保つのが、ストレスなく付き合うコツといえます。

いつもグループで行動するのが面倒

先輩ママの声

行動するとき常に一緒なので、窮屈。幼稚園のイベントに参加するための集合時間や、どんな格好で行くかなど、一つひとつ情報を共有しないといけないので疲れます。

仲良しのママ友ができてホッとしたのも束の間、「常に同じメンバーで行動しなければいけない雰囲気がイヤ」と感じる人も。

また、「ママ友からの誘いを断りにくい」「みんなでおしゃべりしているときに抜け出しにくい」「習い事を一緒にやろうと誘わなかったので、気を悪くさせてしまった」と答えたママもいました。

大人数で行動するのが苦手、という人もいると思うので、無理のない範囲でママ友同士の集まりなどに顔を出せるといいですね。

グループに入れない、仲間外れにされる

先輩ママの声

自分はママ友の仲良しグループに後から加わった形なので、もともとグループにいたメンバーに気を遣い、疲れました。時々、自分だけ分からない話をされることがあり、疎外感を感じました。

「大人になって仲間外れなんてあるの?」と思う人もいるかもしれませんが、程度の違いはあれど、ママ友のトラブルとして悩まされる人も少なくありません。

ほかにも、「ママ友同士でお出かけするときに、自分だけ誘われなかった」「仲のいいグループがあり、入りづらい」といった声も聞かれました。

ママ友だから、というよりも、人と人との付き合いだということを忘れずに、思いやりを持って接していきたいですね。

 子育ての考え方など価値観が合わない

先輩ママの声

家に遊びにきて、ママ友の子供がおもちゃを取って返さずにうちの子が泣いたとき、自分の子供には怒らずうちの子に別のおもちゃで遊ぶように説得したりと、教育方針があまりにも違いすぎて一緒にいると疲れる部分も出てきました。

学生の頃からの気心の知れた友達とは違い、性格や価値観、生まれ育った環境などが異なることが多いのがママ友の特徴。それによって、ストレスを感じることもあるかもしれません。

「ママ友の子供が口をつけたジュースをうちの子にも飲ませてきて、イヤだった」「突然ママ友が家に訪問してくるときがあるので面倒」など、様々な場面で価値観のすれ違いが起きるようです。

自分にとっての常識がほかのママ友に通じるとも限らない、ということは理解したうえで、ストレスにならない程度の距離感で付き合いたいですね。

愚痴や悪口を聞かされる

先輩ママの声

仲良くなったママ友が、ほかのママ友とトラブルを起こし、そのあと愚痴を聞かされるように。そんな話ばかりしたくないので、苦痛です。

ママ友と仲良くなるにつれて、「ほかのママ友やパートナーの愚痴を聞かされて困る」という場面が増えるようです。言った方はスッキリするかもしれませんが、言われた方はどう答えていいか困りますよね。

悪口などを聞かされても安易に同意せず、サラッと流すぐらいがちょうどいいかもしれません。

SNSなどの連絡が頻繁

先輩ママの声

ママ友から聞かれたので仕方なくLINEの連絡先を交換しましたが、それほど仲が良いわけでもないのに愚痴や子供のことについて何度も長文のメッセージで送られてきて、対処に困りました。

「ママ友のグループLINEがあり、気づくと何十件ものトーク履歴が入っていて、あとから読むのが大変」「勝手にうちの子供の写真をインスタグラムにアップされてイヤだった」など、最近増えているのがSNS関連のトラブルです。

SNSは、知り合ったママ友と気軽に連絡を取り合えたり、近況報告をできたりする便利なものではありますが、最低限のマナーは守ったうえで楽しく活用したいですね。

先輩ママのなかには、「SNSアカウントは本当に仲が良い人にしか教えない」「普通の友達よりも連絡の頻度を少なくしている」といった対処法をとっている人もいますよ。

ママ友に会うときの手土産などに気を使う

先輩ママの声

ママ友からお誘いを受けて家にお邪魔することがあるけれど、なるべく公園や支援センターで子供を遊ばせたい。お茶菓子などを毎回持参すると家計を圧迫するし、いずれ自分の家にも呼ばないといけないのかと思うと嫌です。

「気は使わないでね」とは言われても、やはり普通の友達とは違うので、ママ友同士の付き合いでは気を使う場面が多いもの。

「ママ友の集まりに参加するとき、手土産の予算や内容などいつも迷ってしまう」「子供服のお下がりをママ友からたくさんもらうが、会うときはわざわざそれを着ていかないといけない気がして困る」といった悩みも聞かれました。

親しいママ友が相手でも、お互いの負担にならない範囲で交流できるのが理想ですね。

宗教やサービスなどの勧誘がしつこい

先輩ママの声

ママ友から、宗教や化粧品への勧誘をされるので困っています。旦那さんが郵便局に勤めているママには、年賀状のあっせんをされることも。その時期にしか連絡してこないので、私はいいように使われているような気がします。

先輩ママからちらほら聞かれたのが、「勧誘がしつこくて断りにくい」という声。宗教のほか、選挙での特定の候補者への投票や、食品配送サービス、親子教室へのお誘いなど、様々なパターンがあるようです。

いくらママ友とはいえ、興味がないときは角が立たないようにうまく断るようにしたいですね。

子供同士のトラブルが原因で…

先輩ママの声

小学校高学年になり、子供同士のトラブルに相手の母親が出てきて、私の子供や子育ての仕方について批判されました。

ママ友は、子供を介して付き合う間柄だからこそ、子供同士のトラブルが原因でいざこざが起きることもあります。「子供同士の喧嘩にどの程度入っていいかわからない」という先輩ママもいました。

そのほか、トラブルとまではいきませんが、「我が子の成長について、どうしてもママ友の子供と比べて悩んでしまう」という人も少なくないようです。

子供同士のトラブルを普段から気にしすぎると疲れてしまいますが、万が一何かあったときは、誠意を持って対処するように心がけたいですね。

ママ友トラブルが起きても、落ち着いて

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ママ友とのトラブルは様々ですが、多くの場合は互いに深入りしすぎず、「我が子の友達のママ」と割り切った付き合いをするのがいいかもしれません。何かしらのトラブルに発展した場合は、焦りや怒りにまかせて行動を起こしたりせず、まずは落ち着いて様子を見ましょう。

「ママ友と揉めると大変だ」ということばかりがクローズアップされがちですが、ママ友は子育てをするうえで頼れる存在であることも確かです。子供のための関係づくりだと考え、冷静に適度な距離感で相手と接しましょう。ママ友と良好な関係を築き、子供が笑顔でいられる時間を守ってあげられるといいですね。

※アンケート概要
実施期間:2017年11月2日~11月12日
調査対象:ママ友の付き合いがある「こそだてハック」読者
有効回答数:224件
収集方法:Webアンケート

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