認可保育園とは?無認可保育園とはどう違う?気になることを徹底比較

保活を考えはじめたとき、保育料などから、認可保育園に入園させたいと思う家庭が多いようです。しかし、実際は待機児童問題などで無認可保育園と同時に検討することがほとんどではないでしょうか。そこで気になるのが、認可保育園と無認可保育園の違い。認可保育園を希望している家庭でも、実ははっきりとした基準を把握していないことも珍しくありません。今回は、認可保育園がどんなところなのか、無認可保育園と比較しながらご紹介します。

認可保育園とは?

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認可保育園とは、厚生労働省の児童福祉法に基づく「児童福祉施設」の保育園の最低基準を満たしている施設のことです(※1)。

認可保育園の運営基準は、園児1人に対する保育士の人数や面積などを満たしていることなどが主な条件となります。

認可保育園は、地域の自治体が運営統括しており、保育園がある市区町村に保護者が在住・在勤・在学していて、就労や疾病といった保護者の都合で「日中保育に欠ける0歳~小学校就学前の児童がいる家庭」が利用できます。

認可保育園の保育時間は原則として1日8時間ですが、延長保育や休日保育、夜間保育を行う園もあります。保育料は統一されておらず、各自治体が所得や兄弟の有無などを基準に独自のものを定めています。

認可保育園の料金はどれくらい?

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認可保育園の保育料は、保護者が在住・在勤・在学している自治体が、各家庭の所得や家庭環境に合わせて決める「応益・応能負担」となります。

保育料の金額は、父母の所得を合算した前年の所得税額・住民税額で、住宅取得などの特別控除や配当控除などの税額控除を差し引く前の所得税額で算出されます。

年度途中に収入の減額や災害があった場合は、保育料が減免になる場合があります。保育料の減免に関しては、特別な措置を行っている自治体もあります。

また、子供の年齢、子供の数によっても変わり、第2子が保育園を利用する場合は第1子の保育料の半額、第3子目以降は無料になるといった自治体もあります。

金額設定は自治体により異なるため、詳細を把握したい場合は、利用する自治体のホームページを確認する、もしくは直接問い合わせをすると良いでしょう。

認可保育園と無認可保育園の違いは?

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無認可保育園とは、国や自治体が定めている基準に満たず、認可を受けずに運営している保育園のことです。ベビーホテルや託児所、保育室と呼ばれる小規模な保育園、東京都独自の認証保育所なども含まれます(※2)。

昨今は、企業や大学等に在籍する職員や学生用に開設している保育施設もあり、これらも認可外の保育施設に含まれます。保育料は、所得や納税額に関わらず基本的に各施設で一律、保育時間は施設により様々です。

自治体によっては、これらの無認可保育園を利用する場合に、公的な補助が受けられる場合もあります。

認可保育園と無認可保育園の比較ポイント

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これまでの説明をまとめると、認可保育園と主な無認可保育園の異なるポイントは以下になります(認定こども園や東京都独自の認証保育園を除く)。

認可保育園と無認可保育園の違い

● 保育料
● 入園の条件
● 申し込み時期・窓口
● 保育時間・延長保育
● 保育内容

次からは各項目について詳しくご説明していきます(※3,4)。

認可保育園と無認可保育園の保育料の違い

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認可保育園の保育料は先にご紹介した通り、各家庭の所得や家庭環境に合わせて変わります。一方で、無認可保育園では、施設ごとに決まっている保育料を支払うことになります。

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保育料 所得税額により各家庭で異なる 各施設で一律

認可保育園と無認可保育園の入園条件の違い

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認可保育園は基本的には保護者が仕事や病気などで、日中子供を保育できないことが入園の条件になります。無認可保育園の場合は、居住地域や働いているかどうかなどの制限がない場合が多くあります。

また、認可保育園と無認可保育園での対象年齢に違いはなく、預かることができる年齢は各園の保育士の人数などによって決まっています。

認可保育園 無認可保育園
入園の条件 0歳~小学校就学前の児童がいて、保護者の都合で日中保育に欠ける家庭 在住・在勤・在学の地域にかかわらず入園可能。就労義務がないことが多い
対象年齢 0歳~小学校就学前の子供。月齢、年齢は各施設により保育士の人数などに合わせて設定

認可保育園と無認可保育園の申し込み時期・窓口の違い

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認可保育園では、年度途中の入園申し込みは随時受け付けています。ただし、4月入園に限っては、11~12月に募集をかけるため、その時期に合わせて申し込む必要があります。入園の申し込み窓口は各自治体です。

無認可保育園の募集は、園ごとに異なります。入園を申し込む際の窓口も各施設になるため、入りたい園がある場合は、随時情報取集を行いましょう。

認可保育園 無認可保育園
申し込み時期 年度途中は随時、4月入園は11~12月を目途に一斉受付 年度途中・4月入園問わず、各施設が状況に合わせて設定
申し込み窓口 各自治体 各施設に直接申し込み

認可保育園と無認可保育園の保育時間の違い

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認可保育園は1日8時間保育が基本になっており、必要に応じて延長保育が利用できます。

一方で、無認可保育園の保育時間は柔軟で、24時間営業の園もあります。延長保育の時間も、認可保育園よりも長く設定されていることが多くあります。

認可保育園 無認可保育園
保育時間 1日8時間~最大11時間(朝7時半から18時半が一般的) 施設ごとに異なり、24時間営業の施設もある
延長保育 その地方における乳幼児の保護者の労働時間その他家庭の状況等を考慮して、保育園の長がこれを定める。※遅くても20時30分までのところが多い 延長保育は長いことが多く、22時頃まで預けられる場所もある

認可保育園と無認可保育園の保育内容の違い

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認可保育園では、国が定めた「保育所保育指針」の内容を元に保育内容が決められています。無認可保育園では各自治体の「認可外保育施設に対する指導監督要綱」に沿って保育内容が作られています。

最近では、認可保育園でも無認可保育園でも、特徴的なプログラムを作る園が増えています。

認可保育園 無認可保育園
保育内容 国が定める「保育所保育指針」に沿って各施設が年齢にあった保育内容を決める 各自治体の「認可外保育施設に対する指導監督要綱」に定める基準を満たす必要がある

認可保育園と無認可保育園、それぞれの特徴を把握しておこう

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保育園選びをするときには、認可保育園と無認可保育園のそれぞれの特徴をよく把握し、夫婦や家族で話し合いながら決めましょう。

無認可保育園のことを調べた結果「自分たちには無認可保育園の方が合っているかも」と感じることもあります。

また、認可・無認可保育園に限らず見学に行くようにしましょう。インターネットで手に入る情報や紙面上だけでは見えない部分も把握しておくことが、安心できる保育園生活を送るために大切なことですよ。

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