料理に香ばしさとアクセントを与えてくれる「にんにく」。イタリアンや中華、和食など様々な料理で重宝する食材ですが、妊娠中は食べても問題ないのでしょうか?
今回は、妊娠中はにんにくを食べてもいいのか、1日にどれくらいまでなら摂取してもいいのかなどをご紹介します。
妊婦はにんにくを食べてもいいの?
にんにくに対してアレルギーや胃腸障害といった体質的な問題を持っていなければ、妊娠中に、にんにくを食べても問題ありません。
にんにくには、葉酸、アリシン、ビタミンB1といった栄養成分が含まれています(※1)。これらの栄養成分は、妊娠中の健康維持に役立つと考えられています。
たとえば、ビタミンB1は体を動かすエネルギーを作ったり、脳や神経機能を正常に保ったりするために大切な栄養素です。
またアリシンは、疲労回復、食欲増進、抗菌・殺菌作用といった効果が期待できます。
妊婦は、にんにくを1日にどれくらい食べてもいいの?
妊娠中ににんにくを1日どれくらい食べてもいいか明確な決まりはありませんが、生の場合は1日1片(2〜6g)、加熱したものなら1日2〜3片(10g程度)までに抑えておきましょう。
妊娠中ににんにくを食べ過ぎると下痢や吐き気をもよおし、最悪の場合、胎児の健康に影響を及ぼす可能性もあります(※2,3)。
少量でも十分に栄養を摂取できる食材なので、食べすぎには気をつけてくださいね。
妊娠中は適量のにんにくを食べてスタミナをつけよう
にんにくは、妊娠中のスタミナ補給にもおすすめの食材。
臭いが気になるときは、加熱したり、緑茶やほうじ茶と一緒に食べたりすると、におい対策になるので試してみてください。
ただし緑茶・ほうじ茶はカフェインを含むので、1日1〜2杯程度にしておきましょう。
摂取量に注意しながら、にんにくをはじめとした健康食材を適切に摂っていけるといいですね。