A型肝炎ワクチンの基礎知識!効果や副反応などまとめ

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県大和市の高座渋谷つばさクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギ... 監修記事一覧へ

A型肝炎ワクチンの基本情報について、以下にまとめました。気になる項目がある方は目次のリンクから見てみてくださいね。

A型肝炎ワクチン・基本情報まとめ

予防できる病気 A型肝炎
定期接種/任意接種 任意接種
接種費用 自己負担
接種時期・回数 1歳以上、計3回
副反応 接種箇所の赤み、発熱など
生/不活化ワクチン 不活化ワクチン

予防できる病気

A型肝炎ワクチンを接種することで、A型肝炎ウイルスの感染を予防することができます。

A型肝炎にかかると、発熱や、体のだるさ、黄疸(体が黄色くなる)、下痢などの症状があらわれ入院を要し、治るまでに1ヶ月以上の時間を要することが多いです(※1)。

赤ちゃんや子どもが感染した場合は症状が出なかったり軽症の場合が多いものの、家族への感染源となる恐れがあります。

A型肝炎ワクチンは3回接種することでほぼ100%の抗体を獲得することができ、その効果は少なくても数年以上続くとされています(※2)。

接種が推奨されている人

A型肝炎ワクチンは、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールには含まれていません。

ワクチンの接種が推奨されるのは、以下のような場合です(※2)。

  • 海外、特に衛生環境の良くない途上国へ渡航する場合
  • 家族にA型肝炎の感染者がいる場合
  • 免疫不全や慢性肝疾患、糖尿病など、基礎疾患があり、A型肝炎が重症化する恐れのある場合

外国に旅行に行くときなど不安な際は、事前にかかりつけの医師に相談すると良いでしょう。

定期/任意接種・費用

A型肝炎ワクチンは「任意接種」扱いとなっています。そのため、費用は原則自己負担となります。大体6,000〜8,000円程度の費用負担となる医療機関が多いです。

接種時期・回数

A型肝炎ワクチンは、合計で3回の接種が推奨されています(※1)。

接種スケジュール(全3回)

初回 1歳以上
2回目 初回から2〜4週間あけて
3回目 初回から24週間あけて

接種スケジュールは上記の通りです。

A型肝炎ワクチンは出生後から接種できますが、WHOの推奨にしたがって1歳以上での接種がすすめられています(※2)。

接種時期について、詳しくはかかりつけの医師に相談するようにしてください。

副反応・注意点

副反応

A型肝炎ワクチンの副反応としては、以下のようなものが挙げられます(※2)。

  • 接種した部位の痛み、赤み

  • 発熱

これらの症状は数日で消失します(※2)。もし接種後に気になる症状があらわれた場合、念のため接種をした医療機関に連絡して相談しましょう。

注意点

ワクチン接種の際には、以下の点に注意してください(※3)。

  • 接種日に、37.5℃以上の「明らかな発熱」などがある場合、ワクチンを接種することはできません。

  • 1回目や2回目の接種の後に発熱や接種部位の腫れが生じた場合や、過去にけいれんの既往がある人は、接種前にかかりつけ医によく相談してくださいね。

その他、わからないことがあれば、かかりつけ医に相談すると安心です。

受け忘れたときは

このワクチンは任意接種のため、1歳以上であればいつでもワクチンを接種することが可能です。

いつ接種すべきかについてはかかりつけの医師に相談してください。

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