大根には、消化を助けたり、お腹の調子を整えたりする成分が含まれているので、赤ちゃんにも食べてもらいたい食材ですね。この記事では、大根を使った離乳食完了期におすすめのレシピを紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食完了期に大根をおいしく食べる方法は?
大根は通年スーパーなどで買うことができますが、旬は冬です。冬が旬の野菜は糖度が高く(※1)、甘くておいしいので離乳食にもぴったりですよ。
大根の白い根の部分は、アクが少なく甘みがあり、加熱すると柔らかくなるため、赤ちゃんにとって食べやすい部分です。
だし汁で煮るだけでもおいしく食べられますが、離乳食完了期になると調味料を少量使って煮たり炒めたりもできるので、大根の美味しさをより味わえますよ。
葉先部分は、やわらかくなるまでゆでてみじん切りにし、少量をかゆなどに混ぜて使いましょう。
大根は、アレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料等28品目」に含まれませんが、まれにアレルギーを起こすことがあります。初めて食べる場合は少量からにしましょう。
調理時に気をつけることは?
大根の皮を厚めにむき、やわらかい部分を使いましょう。大根の下部には辛みがあるので、水分が多く甘みのある中央部分を使うのがおすすめです。
適当な大きさに切って水からゆでてください。透き通ってきたら火が通っている証拠です。
離乳食完了期は、8mm〜1cm程度の角切り、スティック、乱切り、すりおろしなど、いろいろな形に挑戦してみましょう。
余った部分は大人の料理に使ってくださいね。
大根の離乳食完了期レシピ
豚汁
- 1豚赤身肉は脂身を取り除き、幅1cmの細切りにする。
- 2大根、しいたけ、にんじんは粗みじん切りにする。
- 3鍋に1、2、だし汁を入れ、野菜がやわらかくなるまで煮る。
- 43に味噌を溶き、水溶き片栗粉でとろみがつくまで煮る。
ぶり大根
- 1ぶりはゆでて身をほぐす。
- 2大根はすりおろす。
- 3ほうれん草はやわらかくゆで、みじん切りにする。
- 4小鍋に1、2、3、だし汁を入れ、ひと煮立ちさせる。
- 54に醤油を垂らして風味をつける。
野菜スティック 味噌ヨーグルトソース
材料(1食分)
- 1ズッキーニは皮をむいて、1cm程度の厚さでスティック状に切り、水にさらしてアク抜きをする。
- 2大根、にんじんは皮をむいて、1cmの厚さでスティック状に切る。
- 31、2をシリコンスチーマーに入れ、電子レンジで2分程加熱する。
- 4ヨーグルトと味噌をよく混ぜ合わせ、ソースを作る。
- 53の野菜を4のソースに付けて食べられるよう、盛り付ける。
野菜スティックのコンソメ風味
材料(1食分)
- 1小鍋に、にんじん、大根、きゅうりを入れたら、かぶるくらいの水を入れて、やわらかくゆでる。
- 21にコンソメを加え、軽く煮こむ。
- 32の粗熱が取れたら、食べやすいように半分の細さにカットする。
- コンソメは手作りまたはベビーフードのみOKです。市販の大人用のものは使わないようにしましょう。
大根と鮭のちゃんちゃん焼き
- 1鮭は皮と骨を取り除き、1cm角程度に切っておく。
- 2大根、にんじん、キャベツ、玉ねぎ、しいたけを5~7mm角程度にカットする。
- 3とうもろこしは粒に分けておく。
- 4鍋に1と2と3を入れ、だし汁を加えて、やわらかくなるまで煮る。
- 5やわらかくなったら、味噌を加えてよく混ぜる。
- 65に水溶き片栗粉を加え、とろみがつくまで煮る。
大根で離乳食のバリエーションを広げよう!
大根はだし汁や他の食材との相性もよいので、いろいろな離乳食に取り入れやすいのが良いところです。今回紹介したレシピは、取り分けてから調味料を加えれば大人もおいしく食べられるものばかりです。家族で一緒に楽しんでくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。