混合育児やミルク育児の場合、赤ちゃんが最も口にすることが多いのが哺乳瓶。実際に使い始めるまでは消毒方法がわからなかったり、消毒しても目にみえない雑菌がきちんと取れているのか不安になったりするママやパパも多いのではないでしょうか。そこで今回は、哺乳瓶の消毒について、煮沸・薬液(ミルトン)・電子レンジを使用するときのコツや注意点をご紹介します。
哺乳瓶を消毒する理由は?
哺乳瓶を消毒するのは、哺乳瓶や乳首についたウイルスや雑菌が、赤ちゃんの口の中から進入するのを防ぐためです。
哺乳瓶は複雑な形状をしているため、洗剤を含んだスポンジで手洗いするだけでは取りきれない雑菌がたくさんいます。哺乳瓶を使った後は、毎回消毒するようにしましょう。
特に、新生児期から生後2ヶ月頃までは、しっかりと消毒をしてください。それ以降は、おもちゃをなめたり指しゃぶりを始めたりするので、必ずしも毎回消毒をしなくても問題はありません。
哺乳瓶を消毒する方法は?煮沸やミルトンの手順は?
哺乳瓶を消毒する方法はいくつかあります。昔からの方法といえば煮沸消毒ですが、手軽にできる電子レンジを使った加熱消毒や、薬液を使って消毒する方法も一般的になってきました。
以下に、哺乳瓶の消毒方法について、煮沸消毒をはじめ、電子レンジや薬液を使った消毒方法、おすすめのグッズをご紹介します。
煮沸消毒
1. 哺乳瓶を解体して、専用のスポンジに洗剤をつけて洗い、しっかりと流水ですすぐ
2. 哺乳瓶が浸る大きさの鍋などでお湯を沸かし、哺乳瓶の瓶の部分を中までお湯が入り込むように沈め、7分ほど放置する
3. 7分経ったら、キャップと乳首を入れてさらに3分煮沸する
4. 煮沸後は、清潔な布巾の上において自然乾燥させる
煮沸直後の哺乳瓶や乳首はかなり熱くなっているので、火傷しないように気をつけましょう。専用トングや清潔な菜箸を使うなど工夫するといいですね。
電子レンジを使った加熱消毒
1. 哺乳瓶を解体して、専用のスポンジに洗剤をつけて洗い、しっかりと流水ですすぐ
2. 加熱消毒のための専用容器に哺乳瓶の本体、乳首、キャップを入れて少量の水を加え、約5分間レンジにかける
手順はとても簡単ですよね。放っておくだけで蒸気が容器内を回って消毒されます。消毒後はそのまま保管ケースとして利用できるので、片付けの手間も省けますよ。
消毒後はケースがとても熱いので、少し時間が経ってから電子レンジから取り出してください。
電子レンジで加熱する時間は商品によって異なるので、説明書に従って設定しましょう。
コンビ 哺乳びん除菌ケース 除菌じょーずα
出典: www.combi.co.jp哺乳瓶3本と、分解した乳首を入れるケースが入るタイプのコンビの「除菌じょーずα」。電子レンジに入れて5分で消毒ができます。消毒した後は、保管ケースとしても利用できますよ。
- 税込価格
- 1,463円~
- 色
- バニラ/カスタード
ミルトンなど薬液を使った消毒
1. 哺乳瓶を解体して、専用のスポンジに洗剤をつけて洗い、しっかりと流水ですすぐ
2. 薬液を使う専用容器に薬(液体か錠剤)を入れ、指定された時間、哺乳瓶、乳首、キャップをつけておく
3. 時間になったら消毒液からあげて、そのまま乾燥させる
商品によって若干使い方が異なるので、説明書をよく確認しましょう。消毒液からあげた後に、すすぎが必要なものもあります。
代表的なものは、「ミルトン」の専用消毒容器と消毒薬(液体、錠剤)です。最近は天然素材のタイプや食材からできているタイプなどいろんな薬液が販売されているので、使いやすさや安全性を比較しながら選びましょう。
ミルトン チャイルドプルーフ 60錠
出典: milton.jp専用容器に水4リットルと薬剤2錠を入れるだけ。水は1日に1回交換するだけで何度でも使うことができます。哺乳瓶以外に、おもちゃやベビーマグなども消毒することができますよ。
- 税込価格
- 1,473円(60錠)
ミルトン 専用容器
出典: milton.jpフタや専用のトングがついていて、直接手を入れて哺乳瓶を掴むことがないので、薬液を清潔な状態で保つことができます。哺乳瓶だけでなく、小さなおもちゃも入るサイズが便利ですよね。
- 税込価格
- 1,500円
哺乳瓶を消毒するときの注意点やコツは?
哺乳瓶を消毒するときの注意点は、まず哺乳瓶の素材を確認すること。煮沸・電子レンジ・ミルトンなどに対応している素材かどうかを確認しましょう。
最近は、ほとんど対応しているものばかりですが、なかには煮沸時の温度に耐えられないものもあります。間違った使い方をすると哺乳瓶が割れて危険が及ぶこともあるので注意しましょう。
また、消毒の前に哺乳瓶を一度手洗いするのが前提です。哺乳瓶の底まで洗える専用の細長いスポンジや、乳首の先までしっかり洗える形状のスポンジなどを合わせて購入しておくといいですね。
乳首はゴシゴシと強くこすると劣化が早く、乳首の穴の部分から亀裂が入りやすくなるため、やわらかめのスポンジでやさしく洗うのがコツですよ。キャップも赤ちゃんが口に入れる乳首をカバーするものなので、忘れずにきれいに洗って消毒をしましょう。
哺乳瓶をしっかり消毒して赤ちゃんを守ろう
赤ちゃんは大人と違ってウイルスや雑菌への抵抗力が弱いので、使い終わった哺乳瓶はしっかり消毒して雑菌から守ってあげましょう。少し面倒に思うかもしれませんが、赤ちゃんの健康のためにも、使ったらすぐに洗う習慣をつけましょう。
夜中にミルクをあげた後に消毒が大変な場合は、哺乳瓶を複数本用意しておくのもおすすめです。使用済みのものは軽く水洗いしておき、朝になったらまとめて消毒しましょう。
哺乳瓶の消毒は毎日のことなので、できるだけ手軽な方法をみつけて続けていくようにしましょう。
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