各社からさまざまな種類が発売されている粉ミルク。現在では、各メーカーが研究を重ね、成分がより母乳に近づいていますが、はっきりとした違いがわかりづらく、何を選べばよいのか迷ってしまうママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、粉ミルクの人気商品6種類の成分、量や特徴をまとめました。赤ちゃんに合った粉ミルクを見つけてくださいね。
粉ミルクの栄養成分について

粉ミルクの栄養成分は、厚生労働省が定めた「母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準」で基準値が設定されています。そのため成分の構成比率はほとんど似通っています。
ただ、その中でも特徴が少しずつ異なるので、内容や口コミをよく確認して選びましょう。
粉ミルクを種類別に比較!成分・値段の違いは?
会社名 | 明治 | 雪印メグミルク | 雪印ビーンスターク | 和光堂 | 森永乳業 | グリコ |
商品名 | ほほえみ ※1 |
ぴゅあ ※2 |
すこやかM1 ※3 |
はいはい ※4 |
はぐくみ ※5 |
アイクレオのバランスミルク ※6 |
商品 写真 |
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容量(g) | 800 | 820 | 800 | 810 | 810 | 800 |
カロリー(kacl/100gあたり) | 506 | 514 | 514 | 518 | 512 | 523 |
三大栄養素 | ||||||
タンパク質(g) | 11.1 | 11.7 | 11.1 | 11.4 | 11.0 | 12.0 |
脂質(g) | 26.1 | 27.8 | 27.8 | 27.8 | 27.0 | 28.0 |
炭水化物(g) | 57.7 | 55.4 | 56.1 | 56.0 | 57.0 | 55.8 |
※2020年4月6日時点の情報です
※1~6:各商品の容量、成分等の出典については記事の最後に記載
成分バランスが良いのは?
三大栄養素など全体的に見ると、「雪印メグミルクのぴゅあ」と「グリコのアイクレオのバランスミルク」はバランスが良い印象です。
粉が溶けやすくて好評なのは?
表からは分からない情報ですが、ママの口コミを見ていると、溶けやすくて使い勝手が良いと好評なのは「明治のほほえみ」と「森永乳業のはぐくみ」。
下記では、さらに詳しい各商品の説明と一緒に、実際に使ったママの口コミも載せているのでぜひチェックしてみてくださいね。
すぐに溶けて飲みやすさが抜群の粉ミルク!
1. 明治ほほえみ

明治ほほえみは、アラキドン酸とDHAが母乳と同じ範囲になるように配合したのが特徴です。アラキドン酸は肉などの動物性食品に含まれる脂質で、正常な体調維持に関わる成分。DHAは魚に豊富に含まれる脂質で、デスクワークや勉強を頑張っている人にも欠かせない成分です。
アラキドン酸とDHAのバランスが良いと、身体のコンディションがよくなるという研究結果の報告も。乳児は体内でアラキドン酸を合成する能力が未発達なので、母乳や粉ミルクが重要な供給源になりますよ。フタとすりきりが一体化していることで粉が飛び散りにくいところも、ママには好評です。
すぐ溶けて赤ちゃんもごくごく飲みやすい
・フタが開けやすく、スプーンもしっかりしているので使いやすいです。
・粉が細かいので溶けやすくて助かります。
- 税込価格
- 2,460円
2. 森永乳業 森永 はぐくみ

森永はぐくみは、アラキドン酸とラクトフェリンを配合しているのが特徴です。アラキドン酸はDHAと合わせて摂ることで健康をサポートしてくれる成分。ラクトフェリンは初乳に最も多く含まれているタンパク質の一種で、身体を内側から守り、健康を維持する役割をもつ成分です。
さらに、ビフィズス菌を増やす3種類のオリゴ糖が、滞りがちな身体環境をスムーズに整えてくれますよ。はぐくみも産院で多く利用されている粉ミルクで、使い勝手の良さが好評です。
赤ちゃんの便秘対策にも
・付属のスプーンが細身ですりきりしやすい!
・便秘気味だった娘が毎日うんちが出るようになりました。
- 税込価格
- 2,218円
粉ミルクをコスパで選ぶならこれ!
3. 雪印メグミルク ぴゅあ

粉ミルク育児のママが重視している成分をバランス良くすべて配合しているのが雪印ぴゅあ。最新の母乳研究成果をもとに、「母乳に含まれる成分」を厳選して配合しています。
広告宣伝費を抑えることで、他の商品に比べて商品価格を下げている点もママに優しい配慮ですね。雪印ぴゅあのHPでは毎月先着で試供品がプレゼントされているので、まずは一度試してみたいという人にもおすすめですよ。
コストパフォーマンスに大満足
・サンプルを試したところ、子供がよく飲んでくれました。今は安心して愛用しています。
・母乳にとても近いもので、雪印さんだから安心もできるし、粉も溶けやすくて良かったです。
- 税込価格
- 1,706円
4. 和光堂レーベンスミルク はいはい

和光堂はいはいは、ビフィズス菌を助けるガラクトオリゴ糖を配合し、乳清タンパク質とカゼインを母乳と同じ比率にすることで、バランスを整えているのが特徴。鉄やカルシウム、ビタミンDなどのビタミン・ミネラルを配合しているのも魅力のひとつです。
和光堂は、1917年に国産初の育児用ミルクを発売。現在も、母乳にできるだけ近い粉ミルクを開発するため研究を重ねています。粉が溶けやすい点やリーズナブルな点など、使い勝手が良い点もママたちから人気を集める理由ですよ。
成分の良さと価格のバランスが最高!
・とにかくコストパフォーマンスに優れています!
・コスパで選びましたが、便秘や下痢になることも無くしっかり飲んでくれています。
- 税込価格
- 1,700円
粉ミルクの味や成分にこだわりたいママに
5. 雪印ビーンスターク すこやかM1

ビーンスタークは、60年にわたって母乳の調査・研究を続けています。すこやかM1は、最新の母乳研究をもとに、体を内側から守り赤ちゃんには欠かせないといわれているリボ核酸や母乳オリゴ糖などを配合していることが特徴です。
シアル酸が多く含まれているのもポイントの1つ。赤ちゃんの身体を外的環境から保護したり、乳幼児の健康を維持したりと重要な役割を果たします。産院でビーンスタークすこやかを使用している場合、赤ちゃんが問題なく飲むようであれば継続するのが良いかもしれませんね。
マイルドな味で混合育児にもおすすめ
・他社のミルクよりも甘くないから混合育児でも安心して与えられます。
・ミルク独特の臭みが少なくマイルドなにおいが良いです。
- 税込価格
- 2,309円
6. グリコ アイクレオのバランスミルク

グリコのアイクレオは、あっさりした甘い味、色や香りが母乳に近いことが特徴の粉ミルクです。含有量の多いβ-カロテンは緑黄色野菜、果実、藻類などに含まれる物質。正常な身体のコンディションを常に保ったり、くっきりした毎日を維持したりするために必要不可欠な成分です。
ビフィズス菌を増やすガラクトオリゴ糖を配合しているので、毎日のすっきりの違いが実感できるかもしれませんよ。母乳と粉ミルクを併用しているママに人気が高い粉ミルクです。
母乳に近い味で赤ちゃんが安心して飲める
・匂いもミルクっぽくないというか、キツくないので、赤ちゃんもしっかりと飲んでくれました。
・産院で使用してから、ずっと赤ちゃんの体調も良いのでそのまま使っています。
- 税込価格
- 2,999円
粉ミルクは比較して赤ちゃんのために選ぼう
粉ミルクは商品ごとに特徴が異なりますが、赤ちゃんによって合う、合わないもそれぞれです。口コミを参考にしたり、少なめの量で試してみたりしながら、赤ちゃんに合う粉ミルクを選んであげてくださいね。
下記では新生児用の紙おむつを比較しながら紹介しています。こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
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