生理痛が重いと妊娠しにくいって本当?不妊解消のための対策は?

生理痛で毎月つらい思いをしている女性も多いですが、生理痛が重いと妊娠しにくい、という噂を耳にしたこともあるかもしれません。症状が重いだけでも大変なのに、妊娠しにくいとなると困りますよね。そこで今回は生理痛が重い原因と不妊との関係性、体質を改善する方法をまとめました。

そもそも、生理が起きるのはなぜ?

疑問 クエスチョン

まず、生理のメカニズムについて簡単につかんでおきましょう。女性の体は、毎月妊娠の準備として排卵し、排卵に合わせて子宮内膜が厚くなるというサイクルを繰り返しています。このサイクルの中で、卵子と精子が出会って受精し、受精卵となって子宮内膜に根づく、つまり着床すれば妊娠となります。

しかし、受精卵が子宮内膜に着床しなかったときには子宮内膜が不要となるので、子宮の内側からはがれ落ちて血液とともに体外に出されます。この子宮内膜と血液が排出されたものが生理です。

生理痛が重い原因は?

腹痛

生理によって感じる痛みには個人差も大きく、種類も様々です。多くは腹痛に代表されますが、頭痛、腰痛、下痢、吐き気や身体のだるさなど、症状が重くなるにつれて併発するようになります。

実際に生理痛を感じるのは、初潮を迎えた女性の9割にのぼるといわれ、ほとんどすべての女性が悩む症状です。では、なぜこの生理痛が重い人とそうではない人がいるのでしょうか。

プロスタグランジンの分泌過多

生理痛が重い理由に、プロスタグランジンの分泌過多が考えられます。女性の身体は、生理の始まる少し前からプロスタグランジンを分泌し、子宮を収縮させて子宮内膜を身体の外に排出させるように働きます。

しかし、身体の冷えによって子宮の収縮がうまくいかないなど、排出がスムーズにいかないときには、このプロスタグランジンが多く分泌され、子宮の収縮が強くなって痛みを感じます。さらに、プロスタグランジンには痛みを強める作用もあるため、頭痛や吐き気などにも発展して、より生理痛が重い状態になってしまいます。

生活習慣の乱れによる身体の冷え

生理痛が重い人には生活習慣の乱れによる身体の冷えが、共通の特徴として見られることが多いようです。冷え性によって血流が悪くなり、子宮の働きにも影響が出て痛みを強く感じることがあります。

他にも、生活習慣の乱れが身体に対するストレスにつながり、ホルモンバランスが崩れて生理痛が重くなることもあります。

生理痛が重いと妊娠しにくい?不妊との関係は?

ルーペ 本

生理痛の重さと不妊に直接的な関係はなく、生理痛が重いからといって、必ず妊娠しにくいわけではありません。ただし、重い生理痛を引き起こしている原因によっては、妊娠しにくい状態や、不妊症につながる可能性があります。

婦人科系の病気

例えば子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症、骨盤内腹膜炎は重い生理痛が症状として起きます。そしてこれらの病気は、排卵や子宮内膜の成長などの妊娠するために必要なステップのどこかを妨げることが多いので、結果として不妊になりやすくなります。

子宮筋腫は無症状のことも多いのですが、立てないほどの重い生理痛が起きるなど、これまでの生理痛と違う点があれば婦人科を受診するようにしましょう。

ホルモンバランスの乱れ

生理痛が重い状態はホルモンバランスの崩れから起こる場合もあります。ホルモンバランスが乱れていると、病気の場合同様、排卵障害など妊娠できる環境が整いにくくなるため、やはり妊娠しにくくなるのです。

生理痛が重い状態を和らげて、妊娠しやすくするには?

診察

重い生理痛を改善しながら、妊娠しやすい身体をめざすこともできます。具体的には次のような対策をとっていきましょう。

まずは婦人科へ

生理痛が重い、ひどい、つらいと悩んでいる方は、一度婦人科で診察してもらいましょう。病気でなかったら一安心できますし、病気が原因だったときには治療を開始することができます。生理痛を緩和する生活習慣のアドバイスをもらえ、必要な薬を処方してもらうこともできますよ。

冷えの改善

ホルモンバランスの乱れや冷えによる血行不良が原因で生理痛が重い場合は、生活習慣を改善することで痛みをやわらげることもできます。

お腹まわりを冷やさない、冷たい飲み物を大量に摂らない、シャワーで済まさずしっかりと湯船に浸かるといった習慣を続けるだけでも、少しずつ緩和されていきますよ。

適度な運動によるストレス発散

ストレスは身体を強張らせ、重い生理痛や妊娠しにくい状態を引き起こすことがあります。適度な運動やリラックスする時間を確保できるようにして、過度なストレスを溜めないように注意しましょう。

十分な睡眠

睡眠はホルモン分泌にとても重要な役割を果たします。特に22時〜2時の間はゴールデンタイムと呼ばれ、ホルモンが最も活発に分泌される時間です。できるだけ早寝早起きを心がけ、生活リズムを整えていきましょう。

栄養バランスのとれた食事

重い生理痛対策や妊娠しやすい身体作りには、栄養バランスのとれた食事が大切です。例えば、納豆や東豆などの大豆食品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンの一つであるエストロゲンと似た働きをすると考えられており、ホルモンバランスを整える食べ物としておすすめです。

他にも過度なダイエットをやめ、1日3食、規則正しい食生活を送ることも大切です。自律神経が整い、ホルモン分泌にも良い影響が現れます。ぜひ実践してくださいね。

重い生理痛で、妊娠しにくくなる前に

女性 ストレッチ 運動

生理痛が重い場合でも、原因をきちんとつかんで適切な対処法を取り入れれば、妊娠しにくい体質から改善することも可能です。ただし、いつもの生理痛だと思って放置した結果、不妊症になってしまったということのないように、生活習慣から身体を良い状態にしておきたいですね。

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