保育園に子供を預けることができても、預けられる時間によって、出社時間や退社時間を調整する必要がありますよね。場合によっては、規定時間外の保育をお願いするケースも。そこで今回は、保育園の時間は何時から何時までなのか、規定時間外の料金や過ごし方についてご説明します。
保育園の時間は何時から何時まで?
保育園には様々なタイプがあり、その種類によって預けられる時間は異なります。
認可保育園の場合、1日の標準時間として11時間、短時間保育の場合は8時間です(※1)。決められた時間のなかで、何時に開所するかを各園で確定し、最大時間を過ぎると延長保育になります。
早いところでは朝7時から預けられますが、一般的には7時15~30分あたりから開くことが多く、帰りは17時30分、18時30分あたりまでを通常保育としています。
東京都の認証保育園の場合は、東京都独自の基準を設けていて、13時間以上の開所時間が義務づけられています(※2)。そのため、早朝保育を行ったり、延長保育を長めにしたりするなど、園ごとにその配分を決めています。
認可外保育園の場合は各園によって開所時間が異なります。認可保育園のように原則時間がなく、始まる時間も終わる時間も園によって様々です。認可外の保育園に預ける場合は、各園の時間を事前に調べておきましょう。
保育園ではどこも時間外に預けられるの?料金は?
通常保育から時間が過ぎてからの保育を「延長保育」と呼びますが、これは認可・認証・認可外問わず、必ず実施しているとは限りません。
勤務地が遠い場合などは、延長保育の有無で勤務時間もだいぶ変わってきます。入園説明会や公式ホームページなどで、延長保育の有無のほか、延長が何時まで可能なのかを確認しておくと良いですね。
ここでは、認可・認可外の保育園の延長保育について、預けられる時間や料金のおおよその目安をご紹介します。
認可保育園の延長保育の時間と料金の目安
時間
通常保育後から1~2時間(19時30分くらいまでが一般的)
料金
認可の場合、延長料金は各家庭の所得によって異なります。
注意事項・条件
・保育士の人数を確保するため、園によっては入園時に延長保育の利用について聞かれることもあります。月極めにする場合は「1ヶ月に●日以上延長保育を利用する場合に限る」という条件がある園もあるので注意しましょう。
・スポットといって、急遽1日だけ延長をお願いしたい場合は、「当日の●時までに連絡」と決められているところもあります。
・軽い夕飯として補食が出る園もあれば、しっかり夕飯が出る園もあります。必要かどうかは各家庭の希望に合わせられるところも多いので、必要ない場合は事前に先生に相談しましょう。
認可外・認証保育園の延長保育の時間と料金の目安
時間
認可外、認証保育園の延長時間は様々です。22時から22時30分まで開所しているところも多く、なかには24時までという園も。早朝に利用することを延長保育としている園もあります。
料金
・月極め:30分/1,500~2,500円、60分/3,000~4,000円
・スポット:30分/250~400円、60分/500~900円
・おやつ代:1回/100~500円
注意事項・条件
・月極めの場合は、月謝としてまとめて支払いますが、スポットの場合は降園時にその場で清算するケースと、月謝に含むケースがあります。当日支払いの場合は、お金の準備をしておきましょう。
・おやつ代(補食代)は、別途支払うケースと延長料金に含まれているケースがあります。
保育園の時間外ではどう過ごしているの?
延長保育の時間の過ごし方は園によって様々ですが、通常保育のお迎えが落ち着くと、夕食の時間になります。夕食といっても軽いおやつのような補食としているところがほとんどで、家庭での食事に大きく影響しない程度の量が出されます。
食後は自由遊びでお迎えを待つことがほとんどです。園の規模や延長保育の人数が少ないときは、年齢問わず、1つの教室に集まって縦割り保育をすることもあります。異年齢交流にもなり、貴重な時間を子供たちも楽しんで過ごすことが多いようです。
保育園の時間は各園に確認しよう
保育園に預けられる時間は、ママやパパの出勤時間や退社時間に大きく影響し、保育園選びの大きな基準のひとつにもなります。
特に、延長保育は、仕事が万が一長引いてしまったときに、とても助かるもの。家庭や仕事状況によって、預けたいと思う時間は様々ですが、ママやパパ、子供にとって、無理のない時間で預けられると良いですね。